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旧正月になってしまいました

遅ればせながらあけましておめでとうございます

今年は全国的にも暖かく雪になるところも雨に終わっているようです

皆様お身体ご自愛くださいませ

足元にひっそりとある想いに心を馳せて

今年も宜しくお願い申し上げます


良いお年をお迎えください

静かに年が暮れてゆきます

どうか新しい年が良い一年でありますように

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花のドレス

頬を撫でる空気が冷たくなり始めた頃
菊花展へのお誘いをいただいた

伝統的な厚物・管物
見事に仕立てられた千輪菊、懸崖…

その先に広いリビングルームのように
設えられた部屋が一つ

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「ウエディングドレスかしら」
小さな洋花の菊がスカートに敷き詰められた
ウエディングドレスが
花嫁を待つように広間の奥に置かれていた
手にはスプレーマムのブーケ

「これはいいね
 祥子さんに似合いそうだ」
「わたくしにはもうちょっと
 それにリアルに着たら一歩も動けなくなりそう」
「それがいいのだけど」

人目を避けるように唇が奪われてゆく

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「そのソファーでじっと祥子さんを見ていたいね
 ウイスキーでも嗜みながら」

頬を染めるわたくしの手を痛いほど握りしめた

緋色の時

昨夜は酷く責められたはずなのに
ふと目覚めた時は夜明け時だった

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「明日は一緒に曼珠沙華を見に行こう
 祥子さんによく似合うはずだから」
光沢のあるシルクの黒いシャツ姿であの男性はそう言った

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「いつも思うがこんなに緋色の縄が似合う」
両手を 胸を 腰を括り
太い梁に吊りながら
縄の余白の白い肌に指を這わせながら
そう呟いた 

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「鞭は久しぶりか
 身奥に響くだろう
 白い背中に あぁ まるで曼珠沙華のようだ」
熱い吐息を鞭跡にこぼしながら
その上にまた鋭い一振りを加える

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「ここまでしてもまだ感じているのか
 まだ指一本触れていないのに
 こんなに潤わせて」
吊るしていた縄をほどき
足元に跪かせて蜜壺を確かめられる羞恥に
また奥から蜜を溢れさせてしまうのに

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「やはり忘れるなんてできない
 会えてよかった
 明日までまだ何度でも
 登り詰めさせてやる」
身奥に白くとろける精を送り込んだ男性は
今わたくしの隣で
窓から細く差し込む日差しに
シャープな頬のラインを浮き上がらせいる

まだ目覚めないのに
彼の身体が昂っているのはどうしてだろう

起こしてしまいそうで
寝返りも打てないわたくしの胸を
彼の指が探った

蛍 火 発刊

夏の盛りを少し越えたような気候になってまいりました

先月に続きまして<蛍 火>が9月6日に発売開始いたします
(予約は9月4日からだそうです)

初夏のホテル
昼食会を兼ねたパーティーの終わりに
思わぬ男性と再会して始まる
一夜の物語です

どうぞお楽しみ下さいませ

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蛍火のように美しい緑の花火は珍しいものです
決して蛍達だけでは
このような美を奏でることはできませんが・・・