FC2ブログ

白い峰

冷え冷えとした朝

窓の外には
しっかりと雪をたたえた富士の姿が現れる

「寒いだろう そのままじゃ」

一糸纏わず起き上がった肩に厚い掌がかかる

「でも・・・」

ほんの少しでも時が経つと
霊峰のフォルムはふんわりと空に溶けてしまう
今この瞬間を見逃したくないと思う気持ちを
背中の男性に説明するのは難しかった

「あと少しだけ」

暖められているはずの室温も
今朝は冷たい
かすかに肌が粟立つのがわかった

「あふぅん・・・だめぇぇぇ」

しこり立つ乳房の鴇色の先端に
男性の熱い舌がそして唇が被せられた

「はぁぁぁ・・・・おねが・・ぃぃ・・・あぁぁぁ」

強く腕を引かれベッドにひきもどされる
凍えた分だけ男性の愛撫は身体の芯に
消えない火をつけた

「許してぇぇぇ・・・・」

唇は肌からほんのわずかも離されることなく
キスマークを残し
敏感な先端を愛撫し続ける

「あぁぁん・・・だめぇ・・・いぃのぉぉぉ」

わたくしの身体を抑え込んでいた腕が
唇の届かないミルク色の乳房を揉みしだく
しっかりとした指が
見た目を裏切る繊細さで
先ほど甘噛みされた鴇色の頂きをこねてゆく

「だめぇぇ・・・いっちゃうぅぅぅ
 いやぁぁぁ・・・・あぁぁぁ いくぅぅぅぅ・・・・・・」

男性の腕と唇の下で
白い身体が大きく跳ねた

「祥子さんのこの双つ峰は本当に敏感だね
 ああ昨夜あんなにしたのに
           また欲しくなるじゃないか」

男性の身体がまだ逝き続けたままのわたくしに
柔らかく覆いかぶさった

 201701017753.jpg
スポンサーサイト
FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
[PR]

コメント
素晴らしい余韻
濃密な一夜を過ごした後、富士に見入る祥子さんの背中は、また男を高ぶらせるのには十分な魅力。つい手を伸ばした男の愛撫を受けて、また躯を震わせれば、男としては抗しきれないでしょう。
この後、さらに乱れる予感を残して終わるところは憎いですね。

2017/01/29 15:38| URL | masterblue  [Edit]
Re: masterblue様
masterblue様のコメントをいただいて
ショートショートを読み返してみたら
男女の時間の狭間を描いたお話が
意外と多いことに気づきました

これも好みなのでしょうか(笑)

添えたお写真の爽やかさを踏まえ
今回はここまでと致しました

お許しいただけてホッと一息です
ありがとうございました

2017/01/31 20:16| URL | 加納 祥子  [Edit]
祥子さんの文章は、行間や余韻がとても生きていると思います。
私の方は、書く方の好みで、どうしてもダイレクトなハードの場面が多くなってしまうので、祥子さんの文章力が羨ましいです。
富士に見入っている背中の、背骨のへこみを、そっと指でなぞりたくなる、祥子さんの誘惑が堪らないです。男心をくすぐる秀作だと思います。

2017/01/31 21:54| URL | masterblue  [Edit]
素描としてさらりと描かれたという印象の素描。
でも、熱度とテイストは、往年の長編のころと変わりありませんね。
ほんとうは・・・またお描きになりたいのではないですか?
ふとそんなことを思わせる記事でした。

2017/02/05 22:16| URL | 柏木  [Edit]
Re: 柏木様
恐れ入ります。

そろそろ次の電子書籍の校正に入ろうかなと思っていたところです。
相変わらず公の方が忙しく思うに任せません・・・

また長編をお届けできる力が残っていることを祈るばかりです。

ありがとうございました。


2017/02/06 01:54| URL | 加納 祥子  [Edit]
こんにちは。和巳です。

祥子さんの作品を読み返しながら、
男性キャラとしては、私は望月さんが一番好きだな~と思う次第です。

「ご主人様」という言葉。
私にとって、何となく、敷居が高く、何となく居心地が悪いんですよね。
少なくとも、今の私の男レベルでは。
「いえいえ私なんてとんでもございません」という感じです(笑)

Sっ気を持っているからと言って、そう簡単にはご主人様にはなれない気がします。

望月さんは素晴らしく好紳氏ですよね。
祥子さんがご主人様に嬲られてる姿を見て、あるいは想像して、彼は嫉妬心でいっぱいでしょう。。。
その嫉妬心は私のものでもあります。

しかし、その嫉妬の心が、逆に官能感に火をつけるんですよね。。。

これからも祥子さんの淫らで美しいセックスを見たいと思ってます。

2017/02/20 10:52| URL | 和巳  [Edit]
Re: 和巳様
嫉妬心と慕う心はそれぞれに補完し合っているのだと思います。

ただし、嫉妬を煽られる相手がとても敵わないと思う人だと
その想いは一段と切ないものになるでしょうし、
そうでない場合は、男性でも女性でも
その方を磨く力になると思うのです。

嫉妬する相手こそ、自分自身を映す鏡なのかもしれませんね。


2017/02/23 17:21| URL | 加納 祥子  [Edit]
コメントフォーム
Name
Mail
URL
Subject
Comment

Pass
Secret
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)