ムーンナイト・アフェア 19

「ふふ これでしばらくは他の男に抱かれるわけにはいかないな」 
男性の声と・・・激しい鞭打ちから解放され、梁から落ちる縄にくずおれるようになりながらわたくしはようやく我に帰りました。
なんとか・・・30を数えるというノルマをこなせたようなのです。
背中と腰はまるでわたくしのものではないように、じんじんと熱をもっておりました。
わたくしが憶えていたのは18まで・・・その後は・・・両の乳房と背面からの鞭に思考を真っ白に飛ばされてしまって・・数えていたとしたら譫言のように・・喘ぎ声のように数を口にしていただけにちがいありません。
そして幾度も・・痛みとも快感ともつかぬ衝撃の中で、身体だけは一方的に達していたようなのです。
肩幅に開いた脚は、鞭の衝撃に体勢を大きく崩さないための配慮でもありましたが・・・開いた脚の間のベッドカバーの色を滴る愛液で変える・・はしたない試験紙の役目もはたしていたようでした。
「白い肌にまるで備前の火襷のように綺麗だ。この肌なら2週間はきっとこのままだろう。嬉しいか、祥子」 
鞭を振るうことも・・体力を消耗させるのでしょう。満足げな男性も息を荒げ、額に汗を浮かべていたのです。
そして・・彼の塊は、ボクサーパンツの上からもはっきりわかるほどに昂っていたのです。
 
「おねがい・・・とって・・・くださ・い・・」 
両手を縛めていた縄を解く男性に・・掠れる声で、ローターをはずしてくださるようにお願いしたのです。
鞭の痛みは・・・啜り泣くようなわたくしの喘ぎを悲鳴に変え・・わたくしの喉までもを痛めつけてハスキーに変えていたのです。
「その声もそそるな。さきほどまでの悲鳴もなかなかだったがね。ご覧、僕はずっとこんなだ」 
男性の体液で濡れ・・先端の近くが色の変わっているボクサーパンツの前をわたくしに示すのです。
「今夜はもう2度もいってるのに、これだ。祥子のせいだからな」 
くずおれたわたくしを引き起こして、ローターのスイッチをミディアムにまで戻すのです。
「あぁぁ・・おねがい・・はずして」
強い振動でなくなったからといって、楽になるわけではないのです。かえって和らげられた振動がわたくしを焦らす様に・・・苦しめるのです。
 
「祥子の中は体験済みだからな。今夜はこのままで味合わせてもらおう。3回目だ、そうは簡単にいかないぞ。わかっているだろうな」 
鞭の衝撃から醒め切らないひりつく背中を、織の荒いベッドカバーの上に押し付けて男性は上から・・また・・唇を重ねたのです。
「・・ん・っく」 
鞭で赤く腫れた背中を,荒いベッドカバーが擦る痛みに眉を寄せるわたくしの表情までも・・・味わう様に男性はゆっくりとキスを繰り返すのです。
ちゅく・・ 舌を吸い上げ唾液を交換し・・・唇を甘噛みするように・・・わたくしの上のお口を貪るのです。同時に脚を割って入り込んだ男性の膝は・・・わたくしの下のお口をくじるように・・嬲っていました。
「こんなに濡らして、はしたないな祥子。いくぞ」 
「はぁああああああぅっ・・」 
ボクサーショーツを下ろした男性は、昂り切った塊をずずっ・・っと花びらの奥に一気に押し入れたのです。
「あぁぁぁ・・・」 
焦らされ続け・・責め続けられた身体は、それだけで一気に高みに上り詰めてしまったのです。

「祥子、いったのか。中が淫乱にひくついて僕のを締め付けているぞ」
男性は・・抽送するというよりも・・・より奥まで・・ずん・ずん・・と押し込むような動きで感じやすいわたくしの胎内を嬲るのです。
しこり立った乳首からの甘い刺激を、理性でコントロールすることなどもう出来なくなっていました。
「はぁぁっ・・むん・・ゆるし・・てぇ」
一定の機械的な振動のはずなのに・・・続き過ぎる刺激を身体が受け入れられないのでしょうか。押し寄せる波のように、ふいに堪え切れないほどの強い響きを奥深くに伝えるのです。
複数の男性に嬲られた時でさえ・・・両の乳首を刺激されながら突き上げられたことなど・・ほとんどありません。
大きくて・・柔らかく・白く・敏感な両の乳房を、同時に玩具の餌食にされながら犯さされるのは、想像以上の快感を男性の塊に抉られる蜜壷に送り込んだのです。
 
「ふふ・・この前以上に締め付けてくるぞ、祥子。ローターがお気に入りか?」
そう言いながら胸元に挟まれたスイッチをまた一段・・・強くするのです。
「あっ・・はぁぁん・・ち・がぁぁうのぉぉ・・あぁぁぁ」
くちょ・・ぐちゅ・・ちゅ・・・ 花びらの狭間からは絶え間なく愛液が溢れているのです。
玩具をこんな風にテープで付けられて・・強制的に逝かされるなんて、乳首が感じるたびに・・体奥から蜜が溢れるのが・・わかるんです。
「何度いったら満足するんだ!祥子のこの淫乱な身体は、ああ!!返事をしろ!祥子」 
ぽた・・わたくしを見下ろして腰を使う男性の身体からも汗がしたたります。
「わから・なぁ・・ぁぁああ・・い・・いぃぃ・・のぉ・・」
声が切れる前に震える唇に男性がディープキスを仕掛けるのです。
それも・・・男性の塊が下のお口につき入れるのと同じところを・・舌で上のお口をなぞるのです。
くちゅ・・・ 
「ふふ、上も下も数の子天井とはな。ここに擦れると気持いいぞ、祥子」 
そう言ってわたくしの蜜壷の上側の壁を・・塊の先端でこするように出し入れし・・・舌はわたくしの上顎を舌先でなでるのです。
「・・くちゅ・・あふぁん・・あぁぁ」 
口内を舌で嬲られ、玩具で胸縄を施されたGカップの乳房の先端を責められ、男性自身でわたくしの花びらの最奥までを犯されて・・わたくしは理性をなくして・・・喘いでしまいました。
背の鞭痕を擦られる痛みさえ・・・わたくしを快感に導くためのスパイスでしかありません。
「締め付けて、たぽたぽ胸を揺らして喘ぐなんてはずかしくないのか!祥子!!」
「ゆるし・・て・・だ・・めぇぇ・・」 
正常位のままで突き上げられる度に、わたくしの柔らかい乳房は・・・たふん・・たゆん・・と男性の目の前で快感に悶えるかの様に・・揺れつづけているのです。
「いぃぃ・・のぉぉ・・・またぁ・・ぁああ」
わたくしの赤い縄痕がついた両手は、体側のベッドカバーを握りしめる様に掴み・・・浮き上がる背中と腰をベッドに留めておくための碇の様でした。
「そんなにいいか! ここか!!祥子」 
男性の塊はまた胎内で一回り太くなってゆきます。
 
「おねが・・ぁ・あっ・ぁぁい・・・もぅ・・」
ライトブルーのゴブラン織りのようなベッドカバーに広がる・・・黒のロングヘア・・・。
赤い胸縄を施された白い裸体・・・同じほどに赤い縄痕・・・Gカップのバストを横切る薄れかけた赤い鞭の痕・・・。
ピンクの卵型のツインローター・・そして幾度もの絶頂を迎え、いまはさくらんぼのように赤く充血したまま犯され続ける・・真珠と・・花びら・・。
「ベッドがお漏らしをしたみたいに濡れてるぞ!! 祥子。こんなに締め付けて! この淫乱!!」
掠れた声で淫らな喘ぎを上げ続ける・・紅い唇と・・強すぎる痛みと快楽に一筋の涙の痕を残す長いまつげと瞳。
「はぁぁぁ・・い・ぃきぃぃまぁぁ・・すぅぅ・・」 
「何度逝けば気が済むんだ!! ここか!ここがいいのか!! 祥子」 
2度の射精の後・・3度目だからでしょうか。乳首の刺激に反応して、奥と中程で別の生き物のように締め付ける柔壁が促す絶頂を・・・男性はまだコントロールしていられたのです。
子宮口を直接襲うほどの突き上げが・・・わたくしを淫らに狂わせる最奥を容赦なく責め上げるのです。
「ああぁぁぁ・・・いって・・も・・いぃぃ・・です・・かぁぁぁ」 
その瞳の焦点がほとんど合わなくなるほどに・・・淫媚な感覚の中に幾度も突き落とされつづけ・・肉欲の海にほとんど溺れそうになっていました。

ムーンナイト・アフェア 18

ぺちょ・・れろぉん・・くちゅ・・ わたくしの怯える瞳を見た途端に、堅さを増した塊にあらためて舌を這わせはじめたのです。
男性の膝に頭をのせての口戯では・・・唇に塊を含むことができません。
舌を這わせ、舌の堅さを変え、ピンポイントに・・・やわやわと・・唾液をたっぷりと載せた独特の感触で・・・男性の性感を高めてゆくしかないのです。
「ふふ 熱心に舐めているじゃないか。美味しいか?祥子」
「・・・はい。おいしい・・ですぅ・・ごしゅじん・さまぁ・・」 
唇で塊を挟み込み・・舌を幹に添って縦に動かしながら答えました。
「祥子は別れた夫にもこんな風にしてたのか? おねだりの為に、淫乱な人妻だな」
「そん・・なこと・・な・ぁい・・でぁぁぁぁぁ」 
ヴィーーン 否定の言葉は、敏感な乳首に直接貼付けられたローターの振動に・・飲み込まれてしまいました。
「あ・・ぁあぁぁぁん・・ゆるし・・てぇ・・」 
唇を男性の塊から離さない様にするのが・・精一杯でした。
舌を使う余裕すら、その一瞬わたくしは持つことができなかったのです。
 
「止めていいとは言ってないぞ、祥子!! 続けろ。その淫乱な舌でのご奉仕をな」
男性の左手が背中に流れる柔らかな黒髪に差し入れ、わたくしの顔を・・・昂り先走りさえ垂らし始めた塊に押し付けるのです。
「はぁぁ・・っつ・・くちゅぅぅ・・・んあ」 
ぺちょ・・ 舌先を動かそうと開ける唇から、はしたない喘ぎがもれてしまうのです。
赤い縄で絞り上げる様に胸縄を掛けられたGカップのバストは、普段以上に敏感に・・・刺激を快感に置き換えて伝えてまいりました。
それもクリップで挟まれ・バラ鞭で打たれ・・・先ほどまではシーツに押し付けられて何度も何度も自らの重みで擦り上げられた敏感な状態からの玩具での責めなのです。
通常のセックスでは優しい快感しか与えられない敏感な部分を、今夜はこれでもかと責めたてられていたのです。
「これはお仕置きだよ、祥子。さっきアナルで逝った時に勝手にローターを落としただろう。出していいとは一言もいってないからな」 
コントローラーを右胸の上に掛けられた縄に挟み込みながらそう言うのです。
「ちゅ・・くちゅ・あぁはぁぁん・っぅつぷぅぅ・・」 
両胸の先端を二人の男性に同時に舐められているのと同じ快感が、身体の芯を通って・・・わたくしの花びらの間に流れ込むのです。
「ん・・くぅふぁあん・・ふ・・くちゅ・・・」 
疼きを押さえようと・・太ももをきつく閉じ合わせました。
直接刺激されているわけではないのに・・・先ほど2つともに男性の塊を胎内に入れられた時の余韻がまだ生々しく残っているかの様に、乳首への刺激はわたくしの蜜壷から新たな愛液を汲み出しはじめたのです。
「ゆるし・・てぇ・・おかしく・・なっちゃ・うぅ・ん」 
男性の塊はまるで今日初めて口戯を行った時と同じほどに、堅くそそり立っておりました。
ひざまくらをして、横向きになったままで唇と舌での・・奉仕・・を行うにはどうしても乳房が自らの重みで撓み・・・その度に玩具がまた新しい刺激をわたくしに与えるのです。
そのうえ・・・しっかりとテープで止められているのです。
堅くしこり立とうとする乳首の性質が、わたくしを裏切る様に・・より強い快感へと自らの敏感な先端を伸ばすのです。
 
「あ・・ぁん・・くちゅ・・はぁぁ・・ぺちょ・・」 
一言も返事をしてくださらない男性に、わたくしはご奉仕を再開するしかありませんでした。
唇を開くたびに漏れるのは、次第に舌音よりもわたくしのはしたない喘ぎ声になっておりました。
堪えられないのは声だけではなかったのです。
太ももの狭間は、わたくしにもわかるほどに蜜を溢れさせはじめておりました。
疼きを押さえ込もうと両脚を擦り合わせ・・・このはずかしい状況を悟られまいと・・・脚を身体に引きつけるような仕草をしてしまったのです。
「ふっ こっちはどうなっているのかな、祥子」 
男性の左手がわたくしの腰の側から・・・太ももの狭間までついと差し入れられたのです。
「あっ・・だ・めぇ・」 
ぴちゅぁ・・ 抗いの声と愛液の奏でる水音が同時に響いてしまいました。
「これじゃお仕置きにならないじゃないか。ん?どうなんだ祥子!!」 
男性は右手でわたくしの髪を掴み後に引くと・・口戯のために半開きになっていた唇に、濡れた中指を押し入れるのです。
「うぅ・・ぐぅっ・・ なぁ・・ ちゅ・・ちゅぷ・・」 
舌先には、ほんの少し酸味のあるわたくしの愛液の味が広がりました。
男性の塊から溢れる体液だけではなく・・・自らが出した体液までもを舌で清めさせられる屈辱は・・もうわたくしに怒りではなく、妖しい疼きしか与えませんでした。
口唇に差し入れられる指が1本から2本になり・・・わたくしは・・男性の指の股の白くやわらかい皮膚までもを、フェラチオと同じ繊細さで自然と舌を這わしてしまったのです。
「ふふ 自分の愛液が美味しいか、祥子。こっちを見るんだ!!」 
口腔の指を引き抜くと顎を掴み顔を仰向けます。
「・・い・ゃぁぁぁ・・ゆるして・・ください・・はぁ・・ん・・ごしゅじんさまぁぁ」
男性の表情に焦点があうまで・・少し時間が必要でした。
その言葉を聞いてはじめて自分が口にしていたものを認識し・・・耳までを朱に染めたのです。

「祥子、膝立ちになるんだ」
「あぁ・・ぁぁあん・・」
男性はわたくしを引き起こすと、ベッドの中程に膝を突かせ上半身をおこしました。
たふ・ん・・と動くGカップの白い乳房の先を、新たな刺激が襲うのです。
「これじゃ 物足りないか?祥子」 
胸縄に挟み込んだツインローターのスイッチを・・・わたくしの敏感な左の乳房側だけ・・強くするのです。
「やぁぁぁ・・・だめ・ぇぇ・・」 
膝を崩しそうになるわたくしの両手を掴むと、左手にもった縄で素早くくくり・・・縄端を天井の梁にかけるのです。
「立っていろと言ったろう。暴れると痕になるぞ。おとなしくしているんだ!」 
くぅいっ・・縄が引かれ・・・わたくしは両手を合わせたまま梁に向かって上に引き上げられてしまいました。
そして、ようやく膝を付けている姿勢を強制的に取らされました。
「はぁ・・ぁぁ・・・ぁぁあ」 
腕と共に引き上げられた乳房は・・白く張りつめ・・乳首の敏感な先端は面積を増した様に・・より一層機械特有の疲れをしらない振動を受け止め・・・わたくしの喘ぎを引き出すのです。
「いい姿だな、祥子。ボールギャグでも噛ませれば一人前の奴隷の姿だ」 
室内のほのかな照明は・・二筋の赤い縄だけがはしる背中からまぁるく隆起する腰のラインをほの白く照らしておりました。
「はぁ・・うっ・・っ」 
わずかに影になったわたくしの表情を満足げに眺め、背中からの灯りを三日月のように受け止めるGカップの乳房の丸みの外側を指でなぞるのです。
触れるか触れないかの指の感触は、ローターの振動をより淫らに変えるのです。
 
「どうして口枷をしないかわかるか? 祥子」 
くちゅ・・・舌先を吸い上げるように唇を貪ると・・男性はわたくしから3歩背中側に離れたのです。
バシィ!・・「はぁぅっ・・・」 
何の予告も無く、背中に鞭が打ち下ろされたのです。
パッ・ンッ!! バシッ・!! 「ひゃぁぅ・・やぁ・・」
「その声が聞きたいからだよ 祥子」 
パシ!・・・ また一打・・・ 「ゆる・・し・・てぇ・・ひぃぃ・・」 
ピシィ!・・パシィッ!! 「はぁ・・うぅ」

「ん、ローターの振動が弱すぎるのか? 鞭の痛みを快感に溶かすんだ。わかるな、祥子」
右手に今日初めて使われたのと同じバラ鞭を手にしながら、わたくしに近づくと玩具の2つのスイッチをMAXにまで引き上げたのです。
「あぁぁ・・はぁん・・だめぇぇ」 
先ほどとは音色の違う声がわたくしの口元から漏れます。
「そうだ・・背中の痛みをその快感に溶かすんだ。ふふ、祥子の白い背中に紅い鞭痕が綺麗に咲いている」 
わたくしの耳元で・・まるで催眠術のように言葉を囁くのです。
「おね・・がぁぁひぃぃ・・やめ・て・・えぇ」 
たった一度・・・胸を打たれただけでも、その衝撃の強さはわたくしを怯えさせるに十分だったのです。
想像を超える痛みもそうですが・・その痛みさえ快楽に変えてしまう・・・わたくしのM性が開花してしまうことが恐ろしかったんです。
「祥子にはできるはずだ。痛みさえ快感に変えられる、ほら!」 
膝立ちした太ももの間に手を差し入れて、抜き出したその掌は・・わたくしの蜜でしっとりと濡れていました。
「さっきよりも濡れてるじゃないか」 
愛液で濡れた手を、腕を吊るされ引き上げられながら・・・なおたわわに揺れる白い乳房に拭う様に擦り付けるのです。
「祥子、お仕置きだといったろう。祥子の真っ白な背中と尻に鞭で紅い絵を書いてやる」 
「あうっ・・ゆるし・・てぇぇ」 
手のひらをローターの上に当てた男性は握りつぶすかの様に・・掴み切れない乳房に指を食い込ませて言うのです。
「気が済むまで打たせてもらうぞ」 
「やっ・・・それだけは・・あぁぁ・・」 
鞭の痛みにどれだけ耐えられるものか・・わたくしには想像もつきません。
「祥子が僕だけの奴隷になると言えば10回で許してやろう。どうだ?」 
冗談とも言えない口調で先ほどの言葉を繰り返すのです。
ふるふる・・とわたくしは首を横にふるしかありませんでした。
「ふっ それじゃこれを限りかもしれないからな。気が済むまで打たせてもらうよ」
気丈に・・でも、鞭への恐怖を滲ませるわたくしの表情をじっと見つめるのです。
「一つだけチャンスを上げよう。僕の鞭を数えるんだ。30まできちんと数えられたら止めてあげるよ」 
えぇっ・・・30・・も・・・そんなことできない。
「あぁ・・許して」
「そのかわり間違えたらもう一度1から数え直しだ。30きちんと数え終わったらその手を解いてやる」
怯えるわたくしの顔を引き寄せると・・またディープキスを重ねるのです。手を縛り上げ・胸縄で引き絞られたGカップの乳房の先端にツインローターをテープで止められた・・・淫らな奴隷姿のわたくしに・・・
「膝を開くんだ。もっと!」 
男性は閉じているわたくしの膝を肩幅ほどに開かせると、先ほどの位置に戻ったのです。
 
「さぁ いくぞ!」 S性の齎せる喜びに酔った声が響きます。
バシッ!・・ 「ひぃ・・とぉつぅ・・」
バシッ!・・ 「ふた・・ぁぁぁつ・・」 
一打ちごとに、まだ鞭を受けたことの無い場所を鞭の先端が舐めてゆくのです。
バシッ!・・・「みっ・・ちゅうぅぅ・・はぁぁ・・いたぃぃ」
バシッ!・・ 「よっつ・・ぅぅ・・」 
胸縄が走る細い場所は鞭を避けることができるのですが、その起伏がいくつにも分かれた先端を時間差で脇腹に当てるのです。
パァン!・・ 「ひぃぃ・・いつぅつ・ぅぅ」

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はじめて柔らかな白い尻肉へ革が食い込みました。脂の乗った場所の鞭音は違うのだと・・気づくことなど出来ませんでした。
パァン!・・ 「むっつぅぅ・・ゆるし・・てぇぇ」 
パァン!・・ 「なな・・はぁあん・・つぅぅ」 
ぎしっ・・梁に吊られている縄の音がします。
バシッ!・・ 「やっ・・つぅ ・・ゃぁぁ」 
「妖しくなってきたな祥子。ちゃんと数えろ! いつまでも打たれたいのか」
一段と力を込めた一打が振り下ろされたのです。
バシッ!・・ 「ひぃぃ・・・とぉぉ・・」

ムーンナイト・アフェア 17

わたくしの言葉を満足げな様子で聞くと、手触りの柔らかさを楽しむようにゆっくりと髪を撫でるのです。
まるで・・・愛おしいとでも言う様に。
「それにその黒々とした茂みも無くしてしまいたいものだね。真っ白な肌に赤い縄だけの姿が祥子には似合う」 
「いやぁぁ・・だめですぅ・・・」 
「わかっているよ、祥子。いまは無理強いはしない」 
そう言うとまた一口ミネラルウォーターを含み、わたくしの唇に口移しするのです。

唇を離すと改まった口調で名前を呼びました。 
「祥子・・・」 
「なんでしょうか」 
身を起こそうとする動きを制止されて、わたくしは男性を見上げた姿のままで返事をしました。
「僕のものになる気はないか」 
「えっ・・」 
その声は落ち着いた普段の長谷川様の声でした。
ただその声が意味するあまりに意外な言葉に驚いてしまったのです。
「夏に、あのジャズライブの夜に抱いてから、僕はずっと祥子がMだと思っていた」 
ミネラルウォーターを手にして冷たくなった指がわたくしの頬の上を滑ります。
「今夜逢って本当に極上のMだと確信できた。僕が望んでいる理想通りのM女なんだ」
唇の端までたどりついた指は・・・輪郭を触れるか触れないかの微妙なタッチで辿ってゆくのです。
「祥子を知ってしまっては、他の女達ではもう僕は満足できない」
驚きのあまり僅かに開いた唇の狭間に、口づけをしているかのように・・・その人差し指をゆっくり差し入れるのです。
わたくしは・・・ほとんどあたりまえのようにその指先を受け入れ、舌を指先に絡め、唇で指をしごく様にすぼめたのです。
舌と唇の感触を存分に楽しんでから、男性はゆっくりとその指を引き抜いたのです。
「祥子は何が望みだ?」 
わたくしの唾液に濡れた指をゆっくりと自らの唇に運び・・・指先についた蜂蜜を味わうかの様にねぶると・・・そう口にしました。
「祥子を手に入れるためなら他の女達は全て整理する。僕のものにならないか、祥子」
男性の真情をその手が・・・真摯な語り口が一時の思いつきではないことを・・・きちんと物語っていたのです。
でも・・・わたくしは静かに首を横にふりました。
「僕が嫌いか? それとも行為が気に入らなかったか?」 
プライドを傷つけられたのでしょうか。初めて眉を顰める様にして言い募られたのです。
微笑みを浮かべて・・・再度わたくしは首を横に振ったのです。
「いいえ、素敵でした。こんなに・・・はずかしいのですが1人の男性に何度も狂わせられたのははじめてですわ」 
そして長谷川様の手を取り、胸元に抱きしめながらお返事をしたのです。
「わたくしが探しているのはセックスのためだけのパートナーではないものですから」
そこまでお答えしてようやく彼と視線を合わせたのです。
「こんな風にお逢いしていてこんなお返事・・・なんて申し訳ないのですが、こういう行為の為のお相手だとしたら、わたくしはあなただけのものになる訳にはまいりません」 
長谷川様が息をのむ音さえ聞こえるようでした。
 
「そうか、祥子を全て受け入れる覚悟がないと僕のものにはなれない、というんだね」
わたくしはこくん・・と一つ頷きました。
「それに、あなたには奥様がいらっしゃるのでしょう」 
わたくしよりいくつか年上の魅力的な男性なのです。家庭があって当たり前です。
だからこそ・・・わたくしは深入りするわけにはいかなかったのです。
夏のあの日の偶然の出会いに決着を付けるために、今夜出向いたのですから。
「いや、独りなんだよ。離婚してね」
余裕の笑みさえ浮かべながらも、自虐の色を漂わせた声音で思いがけないことを口にします。
「祥子も同じなんだろう。支配人からそう聞いている」
わたくしの瞳を覗き込んだままで質問を繰り出します。
離婚して数年・・・フリーの仕事・独りの生活、それが今のわたくしでした。
「ええ そうですわ」 
「だから祥子がそんなことを望んでいるなんて思いもしなかった。僕はまだそんな関係を手に入れたいとは思っていないからね」
 
胸元に抱きしめていたわたくしの手を払って、男性の左手は縄で引き絞られたGカップの左の乳房を握りしめるのです。
「はぁぅっ・・・」 
男性の視線に晒され続けたことで身体の芯に溜まっていた疼きが、また・・目覚めさせられてしまいそうです。握り込まれた手のひらの中心を揺する様にして、わたくしの乳首を刺激するのです。
「祥子 だったら、こんな風に逢うのは構わないのか? 今日の様に過ごすのはいいのか」 
「いつか・・・わたくしが誰かのものになる時が来るまでなら」 
刺激に上ずりそうな声を抑えて答えました。
「それは明日来るかもしれません。それにどれだけこうして可愛がっていただいても・・・これだけの関係しか望まれないなら、わたくしがあなたのものになることはないのです。それでもよろしいのですか?」
長谷川様は少し考えていたみたいでした。左手の動きすら止まり・・・視線は宙を泳いでいたのです。
「はせがわ・・さん?」 
わたくしの声に惹かれた様に・・・不意に唇を重ねてらっしゃいました。 
「あふっ・・・んっぅ・・ふぅく・・っん・・・」 
貪るような口づけでした。
「キスだけでこんなに感じる。ふっ・・たいしたものだ、宗旨替えしても手に入れる価値はあるかもしれないな」 
糸を引くほどに交換された唾液が・・・彼の口元に光るのです。
わたくしの耳元で男性の塊が・・彼の言葉通り・・・むっくりと力を増し始めていました。
 
「休憩は終わりだ、祥子。ほらこちらを向け。僕のをそのいやらしい舌と唇で大きくしてもらおうか」 
男性に膝枕をしていたわたくしを自分の方に向けると、黒のボクサーショーツから・・半ば立ち上がった塊を引き出してみせるのです。
「・・ぁん・・くちゅ・・・」
今夜限りと納得をしてくださったのなら・・・と、わたくしは筋肉痛になる少し前のように熱をもった身体から背に掛かる髪を払い・・・舌を伸ばして新たにフェラチオをはじめたのです。
ぺちょ・・・くっ・・ちゅ・・ 男性の左手は、最初わたくしの肩を強い力で支えておりました。
「その位置からだと、裏筋の敏感なところばかり祥子に責められてしまうな。ふふ いいぞ、祥子」 
塊の先端とその向こうの傾斜にも舌を這わせようと顔を伏せる様にしたときです。男性の左手が離れました。
「・・んふっ・・ちゅ・・くっ あん」 
次に右手で乱暴に肩を後に引かれた時、わたくしの左右の乳首に・・・ふたつのプラスチックの卵が医療用のテープではりつけられていたのです。
「あっ・・だめ・・・」 
テープで外れない様に止められるなんて。
あの塊にこのまま振動されたら・・・わたくしは思わず右手で付けられたばかりのローターを外そうとしてしまいました。
「だめだ! 外すんじゃない」 
右手首は男性の左手に押さえ込まれてしまいました。
「また括られたいのか?祥子。その手首に2週間はとれない赤い痣をつけたいのか!!」 そんなことできません。 
明らかに縄痕だとわかるような痣を手首に付けたまま2週間も仕事をするなんて、そんな破廉恥なこと・・・。わたくしは腕の力を抜きました。
「そうだいいコだ。そうしていれば括ったりしないからな、ほら口がお留守になっているぞ、祥子。続けなさい」 

ムーンナイト・アフェア 16

「ふふ あの夜から、その言葉を祥子に言わせたかったよ」 
逝き果て力の抜けたわたくしの腰に指を埋める様に押さえながら、男性はなお腰の動きを止めませんでした。
「祥子は従順で極上のMだ。淫らな告白をするだけで、こんなにひくつき逝き果てるとはな。なかなかいないぞ。こんなにアナルをひくつかせ、入れている僕までいきそうにさせる女はな」 
淫らな男性の言葉さえ、快感で真っ白になったわたくしの脳裏には届かなかったのです。唯一自由を許された腕だけが、きつくベッドカバーを掴んでおりました。
 
今夜幾度目の絶頂を迎えたのかすらも・・・もうわからなくなっていました。
ただ男性から送り込まれる快感に、我を忘れて溺れることしかできません。
「はぁ・・ぁぁぁっ・・ん」 
いままでこんな風にアナルを犯され逝き果てたのは、複数の男性の方達に弄ばれた時だけでした。たった1人の男性にここまで深く、身体の奥に潜む淫らな欲望を引き出され続けたのははじめてのことだったのです。
 
「誰がいっていいと許した! 祥子!!許しも乞わずにいくとはな、この淫乱!!」
わたくしが絶頂を迎えきつく男性を締め付けても・・・彼はまだ達してはくれませんでした。
いままで以上の早さで、わたくしのつるつるとしたアナルの内壁の収縮を、熱く堅い塊で突き崩し続けておりました。
激しい動きは、身体の下敷きとなったGカップの乳房を荒い織りのベッドカバーに擦り付け・・・縛り上げ・絞り出されて敏感になったバストの性感を嬲るのです。
「あん・・っくっ・・もうしわけ・・ありま・せ・・ん」
絶頂の波がわずかに引いて微かに表れた理性は、男性の叱責の声に無意識の内に・・・すすり泣くような声で・・・従順なMとしてのお詫びの言葉を紡ぎ出したのです。
「すっかり奴隷としての言葉遣いが身についたじゃないか、祥子」
「いやぁぁぁぁ・・・」 
思わず漏らした言葉の持っていた意味を指摘し・・・わたくし自身の口からわが身を貶めてしまった事実を語っていると・・・男性の言葉は思い知らせるのです。

わたくしと交わるために、様々なことを試みられた男性はたくさんいらっしゃいました。
ただ、自らをSだと仰る方の手によってお道具までを使われ、快楽に苦痛を混ぜ込み・・・たったお一人でわたくしの羞恥を煽り何度も登り詰めさせた方ははじめてだったのです。
SMと言われる行為とその手管は、わたくしの心まで蝕みはじめておりました。
「今夜拡張したばかりのアナルで何度いったんだ? 答えてみろ!!」 
そして・・・答えられるはずもない質問を繰り返すのです。
「あっ・・んふぅ・・・わかり・・ませ・ん・・あぁぁぁ・・ぃぃぁあん」
男性の指でくじられれているときから? 玩具で嬲られているときから? 挿入のために複数の指で弄られているときから? 
「ぁぁ・わからない・んで・・ぇすぅぅぅ・はぁあん・・もう・・ゆるし・・てぇぇ」
過去に幾度かアナルも犯されながら達した経験があってさえ、数え切ることなどとうてい出来ないほど逝き・・・いままた・・・新たな頂上に押し上げられはじめていたのです。
パシィッ・・・ スパンキングの音が響きます。
「ひぃぃっ・・」 
白く張りつめたお尻に男性の茂みを感じるほどに深く押し入られたまま、右の膨らみに痺れるような痛みが走るのです。
握りしめた指はベッドカバーをくしゃくしゃにたぐり寄せ・・・わたくしの身体は思わず男性の塊をきつく締め付けてしまいました。

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「くっ・・ わからないなら『ご主人様申し訳ありません』だろう!! もう一度言うんだ祥子!」
わたくしの中で塊はひくひくと大きく脈打つようにのたうちました。
「・・はぁあん・・ごじゅじん・さぁまぁ・ぁぁ・・もうしわ・け・ぇ・・ございません・・・ぁぁぁ」
答えはじめるとすぐにアナルを突き入れる動きを再開するのです。
「だらしないな、祥子。いった回数すら覚えてられないなんて!! あとでお仕置きだな。そう言えばお仕置きも何度目になるかな。覚えているか、祥子!」 
言葉責めは・・・奴隷への主の言葉の色合いをますます強めてゆくのです。
「・・ゆるし・・て・ぇ・くださぁ・・ぁひぃぃ・おぼ・・えてぇ・ない・・ですぅぅ・・ごしゅじんさまぁぁぁ」 
今宵待ち合わせをしてから・・・2回?それとも3回? あぁ・・もうわからない。
「そうか、淫乱奴隷の祥子はお仕置きされたいのか? お仕置きで感じるいやらしい女だからな!! どうなんだ 祥子」
「ぁふぅぅ・・んぁぁ・・いぃぃ・・ちがいぃぃますぅぅ」
お仕置きをわたくしが望んでいるなんて・・そんなこと。
「しないぃ・・でぇぇ・・・おしおきぃ・・ぃい・・やぁぁぁぁ」
アナルの責めが重なるほどに、声が一音・・また一音と高くなってゆくのです。
「あぁぁ・・・ゆるしてぇぇ・・・ごしゅ・・じん・・さまぁぁぁ」 
「ふっ そんなにお仕置きが嬉しいか、祥子。くれてやる!! これで逝くんだ!!」
ヴィィィ・・ 微かなモーター音に気づく間もなく、ツインローターを二つとも・・愛液が止まらない蜜壷へ・・・男性の指が押し入れたのです。
「だぁ・・めぇっ・・はぁあああ・・いっちゃぁうぅぅぅ」
放置され疼き切った花びらの奥への刺激と、アナルを行き来する一層太さを増した男性の塊が・・・荒々しく内臓を抉る動きに・・・わたくしは一気に押し上げられてしまったのです。
「肉壁ごしの振動がたまらないな! くっ・・いくぞ祥子!!」 
男性は嘲るように一言漏らすと、わたくしの内臓に熱い精液を叩き付けたのです。幾度も・・・幾度も・・・。
「あぁぁぁ・・・・いっ・・くぅぅぅぅ・・・」 
胎内よりもリアルな射精の衝撃がわたくしの両肩を浮き上がらせ・・・蜜壷の中のローターを・・まるで卵を生む様に押し出させたのでした。


男性はゆっくりと・・・ローションと精液にまみれた塊をわたくしのアナルから抜き取りました。
そして自らベッドサイドのティッシュで拭うと・・・足元にころがったローターを拾い上げ同じ様に拭ったのです。
わたくしは上半身をベッドにもたせかけた俯せの姿のまま・・・喘いでおりました。
ベッドカバーを掴んでいた指さえも弛緩し、顔の両脇にただ投げ出されていたのです。
逝き疲れて・・・自ら身を起こし・精液にまみれているはずの狭間を拭う気力さえなくしておりました。
「祥子 大丈夫か?」 
男性の冷たい指先で腰を掬われて・・・ようやくベッドの上に仰向けに横たえられました。
脚元に回りガーターベルトの留め具を外すと、力の抜けた足先からするするとシーム入りの黒のストッキングを脱がしていったのです。そのまま腰に手を回し背にあるガーターベルトのクリップを外して・・・胸縄だけの姿にしてしまったのです。
わたくしの上半身をベッドに座った男性の膝に引き起こすと・・・ねっとりとした汗で額にはりついた黒髪をかきあげ・・・重ねた唇から冷たい水を口移しにくださいました。
「・・んくっ・・んくぅ・・」 
声を上げ続け・・芯から悦楽を引き出された身体は、まだ微熱をもったように火照っていました。少しひりつく喉に口移しのミネラルウォーターは甘露そのものだったのです。
 
「さすがに疲れただろう。ふふ あんなに強情を張るからだよ、祥子」
責めを終えた後の男性の言葉が・・・いつしか変わっていました。
確かに紳士になり・・・優しく労る口調なのです。ただ彼はもうわたくしを<祥子さん>とは呼ばなくなっていたのです。
「もっと奔放に快感を貪ればいいんだ。他の女達はもっと早くから淫らな言葉を自ら口にして快楽をねだるものだがな」 
「できません・・・そんな・こと・・」 
ふふ・・・含み笑いさえいままでとはなにか違うのです。
上から見つめる男性の優しい表情が眩しくて・・わたくしは胸を覆う手に力を込め・・・太ももを一層強く寄せ合わせたのです。
「そんなところが、一層そそるんだよ。隠語をあからさまに口にするような女達と違ってね」 
男性の視線がわたくしの身体の表面を・・・這ってゆくのです。
「アナルをあんな奥まで犯された後でさえ、そんな風に羞恥の姿を見せるところもね。手で覆うと赤い縄が一層映えるよ。また手を後に括ってやりたくなる」 
「お願いです・・手はくくらないで・・おねがい」 
手首にはうっすらと最初の責めの縄痕が残っておりました。また自由を奪われたまま・・・淫らな責めを与えられる恐怖に・・・男性を濡れた瞳で見つめ哀願の言葉を口にしてしまったのです。

ムーンナイト・アフェア 15

「ほら・・こんなにして。はしたないね、祥子は。力を抜きなさい」 
1本だった指を2本に増やし・・ローションを加えて・・・くちゃ・・ぴちゃ・・と・・・男性の指はわたくしの身体から、何度も何度でも快感を引き出すのです。
「・・ぁああぁぁん・・はぁ・・んぁ」 
快感に合わせて締め付けることも許されず、わたくしの身体は花びらの奥から愛液を溢れさせ続けました。
「アナルでもいい声で啼くようになったね、祥子。その声・・びんびんと響くよ」 
男性はうっとりとした声音で、わたくしの淫らさを言葉にします。
2本の指は、ゆっくりとした出し入れから胎内で捻るような動きに・・・そして指を中でV字に開く様に・・蠢くのです。
「はぁっ・・・いたぁ・ぁぁぃ・・」 
慣らすためではなく拡張するための動きは、これほど時間をかけられてもまだわたくしにぴりっとした痛みを与えるのです。
「力を抜きなさい。そう、もう一度だ」
「ぁっ・・ぁはぁぁ・・ぁ・・ゆるし・・て・・」 
 
男性は付け根まで入れた指を、開いた状態のままでゆっくりと引き抜きます。
指先が内臓をゆっくりと擦りあげ、同時にアナルをゆっくりと開いてゆくのです。
 
「仕方がないね祥子は、どうしてそんなに締め付けるんだ」 
男性の開いた指をすぼめてしまうほどに、わたくしのアナルはきつく反応しておりました。
「感度がいいのも困ったものだ。愛液がこんなに溢れているんだから、感じているんだろう、祥子」 
すぼまりに入れた左手の指の動きを止めることなく、男性は右手をぷっくりと膨れた真珠に這わせます。
「はぁぁん・・いいぃぃ・・」 
アナルを愛撫されることで響きつづけていた・・疼くような快感を溜め続けた真珠は、わたくしに体内を抜けるような悦びを突きつけたのです。
「こんなにして。ふふ アナルが余程気に入ったと見える。僕の前にここを与えた男達にも今みたいな淫らな声を聞かせたのかい、祥子」 
片手で花びらに溢れる蜜を真珠になでつけながら、もう一方の手はアナルをすこしづつ拡張してゆくのです。
「いやぁぁ・・・そんなこと・・言わない・・・でくだ・・・さぁぁぁい」 
他の男性との淫らな複数での行為までも・・・<彼は知っている>と言われたような気がして、わたくしは一層羞恥をかき立てられてしまいました。

「アナルばかりに気がいくから、ついきつく締めてしまうんだな。こうしていると随分素直じゃないか。それとも真珠にローターを当てたらもっと素直になるのかい、祥子」
「いやぁぁぁ・・・しないでぇぇぇ」 
絶頂を迎えても動きを衰えさせない・・・うずらの卵ほどの大きさのプラスチックの塊の振動は、わたくしの理性を怯えさせるのには十分だったのです。
丹念な男性の秘めた部分への愛撫に加えて、終わりのない無機質な快感を与えられつづけた経験は・・・これまでのわたくしにはなかったからです。
「わかったよ、祥子。そんなことはしないさ。怯えるんじゃない、また締まるじゃないか」 
表情に浮かんだ怯えに気づいたのでしょうか。
わたくしの怯えさえ快感に混ぜ込むように、右手の真珠を嬲る動きを早めてゆきます。
「ほらもう痛くないだろう、祥子。こんなに柔らかく指に吸い付くようになってきたよ」
広げた指を捻る様にして、抜き出してゆきます。
「あぁぁっ・・んんぁあ・・だめぇぇ・・・」 
真珠とアナルから送り込まれる快感に、花びらは内側を押し広げる熱い塊を欲して・・ひくひくと愛液を溢れさせるのです。
それに気づいたのでしょうか。真珠を撫でる右手の快感が、男性の親指による花びらへの浅くもどかしい愛撫に取って変わられました。
 
「どうだ、祥子」 
男性の声とともにまたローションがアナルへ滴らされ・・・男性の指が3本に増やされたのです。
「あうっ・・き・つぅぅぃ」 
引き裂かれるような痛みはもうありません。
ただ・・経験したこともないほどに大きな異物を、押し込められているような圧迫感と恐怖感だけがわたくしを襲いました。
「僕のは祥子も知っているように大きいからな。ふふ、このくらい拡張すれば入るだろう」 
男性はそれでもわたくしの身体の反応を探る様に、ゆっくりと指を進めてゆきます。
「おっき・・ぃぃぃ、はぁぁん・・だめぇぇ」 
第二関節を埋めるほどに突き入れ・・引き抜かれる動きに、わたくしのアナルはなす術もなく犯されておりました。

まさか一晩の内に全てを求められるとは思ってもいなかったのです。
綺麗に・・・清めていたのは・・身体を差し出すかもしれないという予感に、嗜みの一つとして行っただけのことでした。

男性を受け入れるため・・・これほどの拡張には、その襞を柔らかくしなやかに添わせるほかはなかったからです。
「いいぞ祥子、そうだ。ふふ こんなに感じて・・可愛いよ。親指さえ吸い込まれそうだよ」 
アナルに左手の3本の指を、花びらに左手の親指を同時に抜き差しし・・・右手は親指の動きで汲み出される愛液にぬめる真珠の上を滑ってゆくのです。
「あぁん・・だめぇぇ・・いっちゃぅぅぅ」 
たった1人の男性の指戯に、わたくしの身体は秘めた場所を嬲り尽くされ・・翻弄されてしまいました。
「いきなさい、祥子。いけ!!」 
指の動きをはやめた男性は、あっけなくわたくしを頂きに押し上げたのです。
「あぁぁぁ・・・いっ・くぅぅぅ」 
自由な両の手で枕元のシーツを握りしめ・・・わたくしは絶頂を迎えてしまったのです。
 
なのに・・・ここまで嬲られてもまだ許されはしなかったのです。
「あっうっ・・・」 
頂点で収縮しきった胎内のひくつきをその指で確かめた男性は、次に訪れる弛緩をはじめた一瞬を狙って・・・わたくしのアナルを昂り切った塊で貫いたのです。
「くぅっ・・いいぞ、祥子。この感触たまらない」 
うめく様に漏らすと、男性はまるで花びらを犯すのと変わらぬ激しさで・・アナルへの抜き差しをはじめました。
ベッドに俯せにされていたわたくしの視界の外で、男性の塊は熱く・堅く・昂っていました。そこには男性自身から溢れる潤みだけではなく、たっぷりのローションさえまぶされていたのです。
「あっ・・あ・あぁ・あん・・やさし・くぅぅ・・ぅ・・」 
長く反り返った塊は、わたくしの奥深くまで大きな動きで犯してゆくのです。 
その動きは、<試す>などというものではありませんでした。
幾度も押し入られる感覚に、収縮を繰り返す入り口と自らの意志では動かすことさえ叶わない内臓の壁が、それでもやわやわと男性の張り出したかりとごつごつと血管の浮いた幹へと添おうとするのです。
「はぁあ・・ぁん・・あっぁああ」 
いままで・・・二人の方に合計3回犯された経験さえ薄れてしまうほどに・・今宵一夜でわたくしの胎内は信じられないほど開発されていたのです。
 
「内臓まで絡み付くな、祥子は。どうだ、排泄器官でまであさましく感じるなんて。なんてはしたない女なんだ」 
「あぅっ・・・」 
パシッ・・・右の腰にスパンキングが飛ぶのです。 
白い腰の中と外からの両方の刺激に、わたくしはぴくん・・と男性の塊に貫かれ動かない腰をなおもひくつかせてしまうのです。
「祥子、どうなんだ!きちんと答えるんだ!お前はアナルで感じるあさましい女なのか?」 
ぱん・・ぱん・・ぱん・・ぱん・・リズミカルに。快感を汲み出すように。
わたくしを責める男性の腰の動きはますます早くなってゆくのです。
「はぁぁ・・ん・・いえ・ませぇ・・ぁん・・あぁぁん」 
白い肌に赤い胸縄を掛けられ・犯されていることだけでも、シーツを掴み耐えていなくてはならないほどなのです。
なのに・・・なお・・わたくしに、自らの口から羞恥の言葉を吐けと男性は命ずるのです。
「いつまでもアナルを抉られていたいのか、祥子。そんなに気に入ったのか!ここが」 
より深く・・奥まで・・・男性の赤い手形がつく白い腰に男性の茂みが擦れるほど深く・・・止まるところのない内臓を男性の塊は犯し抜いてゆくのです。
「い・・やぁぁ・・はぁん・・ちがい・ま・すぅぅ」 
こんな・・激しい行為を長く続けられてしまうなんて・・・あぁ・・耐えられない。

「言え!!祥子 言うんだ わたしはアナルで感じる浅ましい女ですと言え!」 
パシッィィ・・パシッ・・ 最奥まで突き入れた塊をこねる様にして周囲の壁を先端で味わいながら、スパンキングを繰り返すのです。
「ゆるしてぇぇ・・・あぁぁ・い・いまぁ・すぅ・・」 
スパンキングの一打ちごとにわたくしのアナルは収縮をつづけ・昂り内臓の中でひくつく塊の輪郭さえわかるほどに蠢いてしまいます。
「・・はぁ・・わたくしはぁ・・あん・・アナルで・・感じる・・あさましぃ・・ぁあ・・おんな・で・すぅ・・・」 
淫らな言葉を口にさせられて、わたくしははじめてアナルだけを犯されて・・・達してしまったのです。

ムーンナイト・アフェア 14

わたくしの口元に、男性は無言のままで精液にまみれた塊を差し出しました。
唇をそっと開けて、差し出した舌先で先端に滴りそうになっている液体を舐めとり・・・そのまま塊を口に含み舌を万遍なく這わせ・・・塊の奥に残っているであろう精液までを吸い上げて・・清めたのです。
 
「そのまま待つんだ」 
正座をし、男性を見上げるように顔を仰向けた姿でわたくしは待ちました。
ボクサーショーツを引き上げると、男性は最初の部屋に戻ったのです。
そして・・・
「・・・いやっ・・」 
間もなく戻って来た男性の手には、二つの卵状のプラスチックがついたローターと医療用のテープが握られていました。
男性はわたくしの全てを犯すと・・・言っていました。
ベッドにわたくしが吊られた時のままに置かれていたのは、2本の赤い縄とローションのボトルだけでした。
「・・・やめて・・もう括らないで」 
縛められ・動きを押さえ込まれて苦痛を快楽に変えられるあの記憶が・・・わたくしに蘇ります。
「せっかく従順になったとおもったのに、もう逆らうのかい。祥子は」 
そう言いながら、怯えるわたくしの表情を見つめる男性の顔には満足の笑みが浮かんでおりました。
その手は一本の縄を捌きはじめたのです。
「・・・ゆるし・て・・おねがい。もう・・逆らわない・・だからくくらないで」
「大丈夫だよ、祥子。もう吊ったりはしないよ」 
片頬を上げたまま男性が縄を二つ折りにします。
「これは君が強情を言って僕に切らせたからブラの替わりだ」
「そんな・・・替わりのランジェリーはあるって・・・」
「祥子なにか誤解してないか?これはお仕置きなんだよ」 
しゅるっ・・・白い乳房の上に赤い縄を二重に巻き付けます。
二つの膨らみの間で一つ結ぶと、次は自らの重みで撓む白い乳房の下に・・・そして縄尻で最初の結び目にきつく下の縄を引き上げる様に止め付けるのです。
 
「あうっ・・んふ・・」 
縄に挟み付けられ・はり出したGカップの膨らみは、ランジェリーのサイズ以上の存在感を主張していました。
「祥子には縄が良く似合う。責めがこれからなら股縄もかけたいくらいだよ。邪魔だからいまはしないがな」 
白い肌に黒のロングヘアと黒レースのガーターベルトとバックシームのストッキング・・・そして赤い胸縄。
隠すことも許されない太ももの間の漆黒の茂みさえ、どれほど淫らに男性の視線を誘惑していたことでしょう。

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「・・・みないで・・」 
わたくしは自由なままの両手で、とっさに乳房と茂みを隠そうとしてしまいました。
「だめだ!祥子。両手は身体の両脇に垂らしておくんだ!!そう、そのまま」 
なんのために・・・どうして・・・ 
それ以上に男性の視線に籠る力が、わたくしを一層辱めます。
「どうして両手を自由にしておいたかわかるかい、祥子」 
そんなこと・・想像もつきません。
「これから君に与える快感を堪えるのに、シーツぐらいは掴ませてあげたいと思ってね。後ろ手に縛り上げる方が好みなんだが、それだともっと手首の痕を酷くしそうだからね」
男性はわたくしをどのように嬲るというのでしょうか。
後ろ手に縛り上げた手首に縄が食い込むような・・・責め。
「だからわかっているね、祥子。手で抵抗しようなんてするんじゃない。おとなしくしているならこれ以上縛りたくはないんだ。人目につく部分に痕が残るのは君も困るだろう。いいね」
怯えながらも・・・わたくしは素直に頷いたのです。
 
「ベッドから下りてそこに膝をつきなさい。上半身はベッドに倒すようにして、そうだ祥子、腰をあげるんだ。もっと!!」
言われるがままに上体を伏せてベッドのへりに腰が来る・・はしたない姿になりました。 
「苦しいだろう。枕をつかいなさい」 
男性はわたくしの顔を左に向けると、頭の下に手にした柔らかい枕をあてがってくれました。
「そうだ、いいこだ祥子。腰も少し上げてごらん」
わたくしは膝を伸ばし腰を少し上げました。
すっ・・腰の下に差し入れられたのは、先ほどよりも少し堅い枕です。
「いい眺めだよ、祥子。祥子の淫らな部分が丸見えだよ」 
枕で少し高くなった腰は真後ろから見る男性に・・・全てを晒していたのです。
「いやぁぁ・・・みない・・で・・」 
逆らうな。そう命じられたわたくしに出来たのは、男性の視線を逸らす為に腰をもじつかせることだけでした。
「ふふ そんなに腰を振っておねだりかい、祥子」 
「やぁぁぁ・・・」 
「祥子、こっちをご覧」 
男性がわたくしの左側に片脚をかけています。
首だけを巡らせて声のする方に振り向きました。
「さっき祥子の口でしたばかりなのにもうこんなになっている。祥子のせいだよ」
男性の黒のボクサーパンツの前は、ひくひくと震える塊のシルエットを露にしていたのです。
「さすがの僕でもこんなに早く回復したのは久しぶりだよ、祥子。僕を昂らせる女なんて久しぶりだ。うれしいよ」 
わたくしの仕草はどのようなものも、男性の劣情を煽るだけのようでした。

「・・やめ・・て・・みないで・・ぇぇ」 
抗う気力は・・・もうありませんでした。
ただ羞恥が、わたくしの口からすすり泣くような言葉を絞りだしたのです。
「その声すら僕を昂らせるんだよ、祥子。ビデオや写真は撮れなくても、せめてMDで祥子のその淫媚な声だけでも録音しておきたいものだ」 
そんなこと・・・
「しない・・で・・おねがい」
「喘ぎ声でなくても、いまのその声で十分僕は勃起させられてしまうだろうさ。安心しなさい、祥子。僕は君が僕のものになるまでそんなことはしない。もちろん祥子に内緒で盗み撮りするような卑劣なこともしないよ」
「あぁぁ・・・ゆるして」 
この声すらもだなんて・・・・ 
男性の言葉がわたくしの全てが、セクシュアルに牡の本能を煽り立てる淫らな存在だと・・・断定されてしまったのです。わたくしがはしたない女だと。
 
「もう花びらに蜜が溜まっているよ、祥子。ふふもう滴っている」 
くちゅ・・男性の指がわたくしの愛液をすくい取る様に、真珠から花びらに向けて人差し指を撫で上げます。
「あぁぁん・・」 
フェラチオの間放置されていたとはいえ・・・あの激しい責めの余韻はわたくしの身体に甘い火照りとして残っておりました。
男性の指はその疼きを一瞬にして快感に変えてしまったのです。
「動くんじゃない」 
ぱしっ・・・白く張りつめた腰に男性のスパンキングが浴びせられます。
「あぅっ・・・」 
次の瞬間冷たい粘液がわたくしのアナルに垂らされ・・・指が蕾を揉みほぐしはじめました。
「祥子のアナルは従順だね。まだこんなに柔らかいよ」
すぅっと・・・男性の中指を飲み込んでしまうのです。
「いやぁぁ・・・」
「力を入れるんじゃない!祥子」 
中に入れた指をまぁるく回す様に動かすのです。
「はぁぁああん・・や・・ぁ」 
内臓の奥深くまでを玩具と指で嬲られた密やかな蕾は、わたくしの意志を無視して男性の指が再び与える快感を求めて蠢いてしまうのです。
きっとアナルだけではなかったにちがいありません。
ベッドに押し付けられた縛められた白い乳房の先端のさえ、わたくしに肉欲に悶えてみせろと淫らな快感を突きつけて要求するのです。

ムーンナイト・アフェア 13

吊られた脚を下ろされた時、わたくしの膝下は痺れてほとんど感覚をなくしていました。
緩む縄が食い込んだ肌から離れる瞬間には、吊り上げられた時と同じだけのひりつく痛みを感じました。
わたくしが達した後、男性は禍々しい塊の姿をした玩具のスイッチを止めて引き抜き、アナルに埋めたパールのスイッチを止めてから、ゆっくりと抜いてくれたのです。
 

ざぁっ・・・ 浴槽に勢い良くお湯が流れる音がします。 
本来でしたら女性であるわたくしがしなくてはならないのに・・・などということを、快感が引き切らず火照りを残した身体でぼぉっと思い返しておりました。
両脚と両手を縛めていた縄は全て解かれ、痕を付けない様にと巻かれていたタオルも外されていました。
ですが、自由になった身体で動き回る体力と気力は、いまのわたくしには残っていませんでした。
ただ痺れた両脚を引き寄せ、露に晒されていた秘部を隠し、手首に赤い縄痕の残る両手で白い乳房を覆って横たわるしかできなかったのです。
 
いまは、男性はわたくしの側にはおりません。
きっと最初の部屋で縄を捌き、タオルをまとめているのでしょう。
わたしはしばしの微睡みに自らを委ねました。
 
「祥子起きなさい。そこに四つん這いになるんだ」 
男性の命ずる声が聞こえます。
わたくしはようやく・・・身を引き起こしました。
どれだけ時間が経っていたのでしょうか。
脚の痺れは引き、いつもの感覚が戻っていました。
膝の裏と手首には、まだ少し熱を持った痕が残ったままでした。

「聞こえなかったのか、祥子。四つん這いだ」 
黒のボクサーショーツだけの姿になった男性が、ベッドサイドに立っていました。
わたくしは男性の方に頭を向けるようにして・・・獣のポーズをとりました。
「ふふふ 祥子はいいコだ。僕の望みがちゃんとわかってるな」 
ベッドぎりぎりに近づくとボクサーショーツを下ろして、半ば昂っている塊をわたくしの唇に押し付けるのです。
ぺろっ・・・ぺちゅ・・ わたくしは舌を突き出すようにして、男性の先端を舐め上げました。
どれだけ我慢をしていたのでしょう。その先端は熱く・・・淫らにぬめる液体でコーティングされていました。
「ぁふ・・ん・・」 
ぺちょ・・・くちゅ・・・ 幾度かの舌の往復で、大きく張り出したかりの根元から先端に向けて舌を走らせます。 
巻き舌のようにさせながら、男性の裏側の合わせ目を・・・。
よりぬめぬめとした舌の裏側をつかって淫猥なスロープを描く先端の上側を・・・。
左右は首を傾げながら舌先をひねるようにして・・・一旦はかりの裏へ舌先を這わせそれから先端までを舐め上げるのです。
「はぁう・・・んくっ・・・」 
幾度もの容赦のない絶頂は、わたくしの貞淑ささえも幾重にも剥ぎ取ってゆきました。
男性の先端の香りを全て舐め尽くすと、わたくしは唇を花びらのように窄めてゆっくりと塊を沈めていったのです。
一度も男性から要求されてもいなかったのに。
 
「キスでさえああだったからな、祥子のフェラはさぞかしいいだろうと想像していたが。うっ・・ 誰に教わった?」 
わたくしは男性を口腔に収め、唾液を溜めたままで首を横に振りました。
「そうだ、ゆっくりと喉奥まで飲み込め。ふふ そんなに舌を絡めて美味しいか?」 
いまは完全に大きく・堅くなった塊がわたくしの喉奥までを犯すのです。
「あぁ・・・いいぞ。若いやつならこれだけでいってしまうだろうな」
ちゅ・う・っく・・ 唾液を満たした口唇をすぼめたままで、男性の裏筋の上を舌を左右に振る様にしながらゆっくりと頭を引いてゆきます。
ちゅ・ぽっ・・ 飲み込むときは、上あごにそって舌をゆっくり左右に捻る様に動かしながら・・・途中で喉に入りやすい様にくるりと舌の位置を返すのです。
  
「今夜は祥子だけを責めて、そのまま帰そうと最初は思っていたんだ。僕は服を一度も脱がずにね。ふっ だが責めていて気が変わった。あの夜出来なかったことを全て試したくなった。縛るだけじゃなくてね」 
男性の手がわたくしの柔らかな黒髪を両手で掴み、激しく塊を突き上げはじめました。
「僕のこいつがそれじゃ納まりがつかなくなった。祥子を欲しがってる。あの夜は時間がなかったが、今夜は別だ」 
いつ爆発してもおかしくないほどの昂りを、わたくしの喉奥に突き入れるのです。
舌には先端から溢れた先走りが流れ出し、男性自身の動きで塗りこめられるのです。
「祥子の口。祥子のアナル。そしてもう一度祥子の一番奥まで犯してやる」 
男性の手に力が籠ります。わたくしの頭を抑え込むようにして、唇から塊を抜き出しました。
「祥子、僕を見るんだ。そう・・それでもう一度舐めてごらん。眼をそらさずに」
男性の手がわたくしの髪を後に引きます。男性を見上げるために、わたくしは揃えた脚の上に僅かに腰を落としました。
「くぅふっ・・ぁふん・・」 
ぺちゅ・・・ 喉奥まで突き上げた男性のイラマチオで、わたくしの瞳にはうっすらと涙さえ滲んでいたのでしょう。
「そうだ、祥子。その眼だ。こんな風に犯されているのに、なお男をそそるその表情。何度も何度でも僕のものにしたくなる」 
わたくしをここまで自由にしてまだ・・・足りないというの・・・ 
欲情の滲む言葉でわたくしを嬲る男性と視線を合わせることができなくなって、思わず瞳を伏せてしまいました。
 
「だめだ。僕を見ていろと言ったろう祥子」 
指に絡めた髪を掴む手を、一段と強く引くのです。
「あっ・・んん・・・ごめ・んなさ・・い」 
ふたたび男性を見上げました。
唇を塊に引きつけ舌先を出して首をかしげ・・・れろれろと塊の側面に舌を這わせます。
「そうだ。キスで僕の舌に絡めた様にそう、そうだ。ふふ いいぞ。祥子の男をそそる表情と性器のような口唇。鞭を浴びた様に赤い痕の残る白い背中と黒のガーターベルト。その先の真っ白な尻まで、いい眺めだ」 
わたくしは気づきませんでした。男性の眼にわたくしの姿がそんな風に映っていたなんて。
「もう我慢できないか、祥子。そんなに腰を振って」
「いやぁ・・・」 
ストッキングのかかとの上に落とした腰を羞恥に満ちた言葉に嬲られて・・・無意識の内にもぞもぞと動かしていたのです。
 
「僕も若くはないからな3度は無理だ。だから祥子に選ばせてやる。どこに出してほしい?」 
仁王立ちになった男性はわたくしを見下ろして言うのです。
「祥子のこの口か?」 
  ふる・ふる・・首を横に振ります。 
「それともこの間と同じ締まりのいい祥子の蜜壷か?」
  ふる・・ふる・・そんなこと選べません。
「拡張したばかりのアナルがいいか?」
  やぁ・・・だめ
「どこも嫌なのか、祥子。せっかく選ばせてやろうと言っているのに、ん?」 
これ以上犯されるなんて・・・わたくしは首を横に振り続けました。
「それとも祥子の3つの穴に全部欲しいのか。やっぱり欲張りで淫乱だな、祥子は」
  そんな・・・違いますぅ
 
「祥子 口をあけろ!!」 
質問の間ひくつき、先端に汁を滲ませた塊をわたくしの口に押し込みました。
「うぐっ・・っく・・・」 
わたくしの髪ごと頭を両手で掴み、男性の思うがままに激しく前後に動かすのです。 
「そうだ。まったく祥子の口は性器だな、絡み付いて。うっ・・・いいぞ」 
わたくしの舌はもう男性の裏筋を支え・・そのまま這わせてゆくだけの余裕しかありませんでした。
代わりにわたくしの上あごの・・・ざらつきが、引く男性の敏感な先端を胎内の数の子天井と同じように刺激しつづけるのです。
「ふ・・ぁっあぅん・・」 
奥に突きいるごとに男性の太ささえ増してゆくようです。
上顎を滑り喉を塞ぐほどに深く、言葉通りわたくしの口唇を犯し続けるのです。
「祥子、美味しいか?」 
男性の声は快感に僅かに上ずっていました。
「ん・・・んぁうっく・・・」 
返事をしたくとも、犯されつづけているわたくしは声を満足に発することすらできなかったのです。
「そうか、もっと味わわせてやる。ほら!!」 
答えようと動かした舌のぬめりが、男性を一層昂らせたようでした。
「くぅ・・ん・・っくふ・・」 
口腔は唾液と男性の先走りとでぬとぬとと濡れ・・・はげしい塊の動きはわたくしの唇の端から淫らな香りのその液体を滴らせさえしたのです。
「いくぞ 祥子! 飲ませてやる!!」 
ずくっ・・ずん・・
「いくっ!!!」 
ずっん・・ 喉奥を突き破るほど強く3度突き入れると、塊は熱い精液を噴出させたのです。
 
「ふっ・・・んくっ・んく・あ・・はぁ」 
最初の脈動を口内へ、そのあとの噴出はわたくしの顔を襲いました。
鼻筋に頬に・・・男性の熱い・・・白い精液がふりかかります。
そうされながらわたくしは、口腔に放たれた精液を一生懸命飲み込んでいたのです。
「こんなになっても祥子は綺麗だ」 
三度男性は髪を後に引き、わたくしの顔を仰向けさせます。
「精液を浴びてもまるで汚れをしらない聖女のような表情で男をそそる。身体はこんなに淫らに反応しているのにな」
「あうっ・・・」 
男性の左手がふいにわたくしの乳首を捻ったのです。
「フェラチオをさせられただけでこんなになるなんて。なんて淫乱なんだ、祥子は」 
わたくしの唇に吐出しても、男性はまだわたくしへの責めを止めようとはしないのです。
「こちらを向け、祥子」 
顔を伏せようとするわたくしをもう一度仰向けさせると・・・優しくティッシュで頬の鼻筋の・・・精液を拭うのです。
その指先の優しさはこれからの責めにおののいていたわたくしを、ほんの少しだけ・・・ほっとさせたのです。

閑話休題(インターミッション) 2

ムーンナイト・アフェアの作中なのですが、失礼いたします。
本日「唐紅 14」にイラストを1点追加しております。
これはわたくしのプロフィールを描いてくださっている、
HAIREI様の作品に一部グラフィック処理をさせていただいたものです。
これから、旧作・新作を含めいくつかの作品に
このようなイメージイラストを加えさせていただく予定です。
ファンタジックな大人の絵本になれば・・・と思っております。
既にお読みになられた方も、ぜひ一度ご覧になってみてくださいませ。

ご紹介が遅れましたが、HAIREI様はブログをお持ちです。
こちらからどうぞ♪

追伸/次の作にもイラストをアップさせていただきました。
   「ムーンナイト・アフェア 2
   「ムーンナイト・アフェア 4
     (よりイメージに近いものを新たにアップしました)
   「ムーンナイト・アフェア 14
      (以前4にアップしていたものを移しました)
   「唐紅 18
   「ムーンナイト・アフェア 16
   「ムーンナイト・アフェア 18
   「ムーンナイト・アフェア 20
   「オペラピンクのランジェリー 4
     (ディテールを変更いたしました)
   「オペラピンクのランジェリー 2
   「唐紅 15
   「第九 合唱付き 3
   「第九 合唱付き 4
   「初雪 3
   「蝉時雨の庭 1
   「蝉時雨の庭 2
   「蝉時雨の庭 3
   「オペラピンクのランジェリー 3
   「10000アクセス記念イラスト by HAIREI様
   「初雪 11
   「21:00 5
   「21:00 7
   「初雪 13
   「初雪 17
   「唐紅 4
   「初雪 22
   「初雪 23

ムーンナイト・アフェア 12

あまりに大きな玩具の機械的な振動は、わたくしが極めたことによる収縮で動きを止めておりました。
ただ・・・わたくしの吊られた姿勢と玩具自身の重さと大きさが、本来であれば押し出して抜けてしまうであろうものを・・・より深く奥まで咥える結果を招いていたのです。
「ゆるし・・て・・・」 
立て続けに襲う快感の波に、はしたないほどの声を上げてしまいました。
男性はスイッチボックスを操作して、パワーを今度は2/3ほどに抑えたのです。
「祥子、これならいいだろう。力を抜きなさい、バイブのモーターが焼き切れてしまいそうだ。僕の指もね、アナルで食いちぎるつもりかい」
「ぁっ・・はぁ・・ぁぁぁん」 
少しだけ穏やかになった真珠への刺激に、わたくしはゆっくりと上り詰めた身体を弛緩させてゆきます。
うぃん・・・うぃん・・・ あの胎内をかき回すモーター音がまた響きました。
「祥子はいくと奥が飲み込む様に内側に締まるんだよ。その証拠にこんなに深く、太いバイブをくわえて離さないじゃないか」 
蜜壷と同時に緩められたアナルもようやく指を動かせるほどになったのでしょう。 
熱く火照った狭間に冷たい感触がしたたり落ちてきました。男性がまたローションを垂らしたのです。
ゆっくりと指とアナルの間にローションを馴染ませてから、男性は一旦第二関節まで入れていた指を抜きました。
「ほうっ・・・祥子はアナルまで綺麗なのか。どんな美人でもアナルの中には汚いものが詰まっているものなんだがな。普通は僕が浣腸をしなくちゃこうはいかない。ふふ かすかな汚れすらない綺麗なアナルだ」 
ローションのぬめりだけをまとわりつかせた指をライトに晒すのです。
「い・・やぁぁ」 
排泄器官と排泄物のことをあからさまに口にされているのです。
それに・・・男性の手によってお浣腸をされてしまうなんて・・・わたくしには耐えられません。
 
「どれ・・・」 
ローションを手に取ると男性は自分の指に・・・中指だけではなく人差し指にまで塗り込めたのです。
「あふっ・・・やぁぁぁ」 
一本だけの指で嬲られていたアナルに、男性は2本の指をねじ込みはじめたのです。
「力を抜け、祥子。息を吐くんだ!そうだ」 
「あ はぁぁあ・・ん」 
男性の指は第一関節を抜け第二関節へ、快感とともに慣らされ順に柔らかくなめされていたアナルは従順に男性の指を飲み込んでゆくのです。
「きつ・・い・・ぁああ・・」 
わたくしの身体は花びらもアナルもいままでにないほどに、同時に大きく開かれてゆきました。
花びらは直径5センチを越える男性の塊の姿をした玩具で、アナルは男性自身の2本の指で・・・
「ほら、これで全部おさまった。このままでも凄い締め付けだ。アナルまで淫乱だな、祥子は」 
指の付け根までをわたくしのアナルに埋めた男性は、直腸の中で淫らに指を踊らせるのです。
 
「はぁあぅっ・・・きつい・・ですぅぅ」 
赤い縄に吊られた黒のシームストッキングの両脚を動かしても、胎内を薄い肉壁ごしに嬲られる快感を柔らげてはくれませんでした。
かえって胎内の狭い通り道をゆがめ・・・玩具と指を思わぬ部分でしめつけてしまうだけなのです。
「祥子の淫乱な蜜壷の壁ごしにバイブがうねっているのがわかるよ。あぁ・・・こんなにしごかれて、たまらないね。どうなんだ祥子」 
拡張のわずかにひりつくような痛みが収まると同時に、ノーマルなセックスではありえない刺激がわたくしを襲うのです。
「あぁああ・・やめ・・て・・・あぁ」 
男性はアナルの中の指を・・・蜜壷側の柔肉を指先でこすりあげるようにゆっくりと動かすのです。
「アナルがひくひくと指をよろこんでくわえてるぞ、祥子」 
アナルの・・・締め付けのきつい入り口の・・・敏感な内側を擦られる快感だけでなく、まさに内臓をかき回される倒錯的な悦びがわたくしに蘇ってきたのです。
 
「祥子はここにいままで何本の男をくわえたことがあるんだい?」 
ゆっくりとでも手の動きを止めることなくわたくしに質問をします。
「・・・あぁん・・・ふたり・・ですぅぅ・・あはぁぁ」 
わたくしはもう羞恥ゆえに、抗うゆとりすら無くしておりました。
「いいコだ、祥子。ごほうびだよ」 
男性が少しだけ、わたくしの真珠を刺激する玩具のスイッチのパワーを上げます。
「ぁぁあああ・・・ゆるし・・てぇ」 
声がまた一段と高くなってしまいます。
「ほんとうに二人だけなのかい? 祥子のアナルは、ほらこんなにも僕の指を淫らに包み込んで」 
またローションが加えられます。くちゅぅ・・・くちゃ・・ 
「たった二人しか飲み込んでいないわりには慣れているね。よほど念入りにねっとり楽しんだんだね、祥子。そうなんだろう」 
男性の指の出し入れが僅かにはやまります。
「・・・ゃあぁ・・あん・・んん」 
わたくしが首を振ると引き上げられた白い乳房までが扇情的に揺れるのです。
「否定してもダメだよ、こんなになって。ふふ あぁもういきそうだね」 
ついっ・・と男性の指が引き抜かれました。 
 
わたくしの蜜壷の壁が・・花びらが・・・わたくしの絶頂が近いことを男性に告げたのでしょう。
「あまり時間を掛けられないからね。約束通りアナルパールでお仕置きをするよ」 
いままでと全く感触のちがう・・・冷たくすべすべとしたものが・・・アナルに押し当てられたのです。
「力を抜くんだ。祥子、わかっているね」 
四度ローションを垂らして男性は囁きます。
「はぁぁぁぁ・・・ぁん」 
・・・ちゅるん・・ちゅるん・・・ 
2センチほどのパールが連なっていた玩具なのでしょう。
1つの珠をごとにアナルに衝撃を加えながら胎内に侵入してくるのです。
「・・あっ・・ぁあぁ・・ぁぁん」
・・・ちゅるん・ちゅる・・ちゅるん あぁ・・また
「あと5つだよ」
「・・・はぁ・・ぁぁあああ」 
・・・ちゅる・・ちゅるん・・ちゅるん 
「あぁ中で・・だめ・・・擦れるぅ」
「力を抜くんだ!祥子」
「・・んぁあ・・はぁぁん」 
・・・ちゅるん・・ちゅるん
 
「あぁぁあああああ・・・」 
全てのパールが収まるなり男性はスイッチを入れたのです。
ただのパールの連なりだと思っていた玩具は・・・蜜壷の中の玩具と呼応してわたくしを嬲る・・・淫らな機構をも備えていたのです。
声のトーンが2段ほど高まったのを確認した男性は、花びらに押し込んでいた玩具のパワーをまたマックスまで引き上げたのです。
「だめ・・・あぁぁん・・ゆるし・てぇええぇぇ」 
機械的に止まることなく規則的に送り込まれる快感に、わたくしは翻弄されておりました。
胎内を締め付けることではもう抑えられない高ぶりが・・・わたくしを犯し・辱めてゆくのです。
「ふふ さすがにきついみたいだね。バイブが浮き上がってきたよ、祥子は締まりが良すぎるぞ」 
そう言って、ぐいと花びらの狭間の玩具を押し込むのです。
「はぁぁ・・ん・・たすけ・・て・・ああぁぁ」 
わたくしの腰を・・愛液がつたってゆきます。
「おねがい・・です・ぅ・・ごしゅじんさまぁ・・いかせて・・ください・・ぃぃ」 
機械的な振動に嬲られつづけ大きくなった真珠は、甘い微熱すら蓄えてわたくしの身体を責め立てるのです。

ぎし・・ぎしっ・・・ 梁から吊られた2本の縄が、わたくしの身悶えに合わせてきしみます。
既に感覚の遠のいた膝下のことも、わたくしの意志に反して揺れ続ける白いGカップの乳房に注がれる男性の視線も・・・意識からはるかに遠のいておりました。
「おねが・・いぃぃ・・ですぅぅぅ・・・ごしゅじん・さまぁぁ」 
膝を閉じようとすれば、それだけ内部をきつく疲れをしらない玩具が抉るのです。
刺激から逃れようとすれば、はしたなく濡れ光る花びらを・屈辱的にアナルを開くパールの玩具を男性の視線に晒すかの様に膝を開くしかないのです。
「だめだ祥子。まだいくんじゃない」 
男性はほんの少しだけ、濡れそぼる敏感なわたくしの真珠に加えられていた振動を緩めました。
「祥子、これからアナルパールを1つづつ抜いてゆくからな。ちゃんと声を出して数を数えるんだ。全部きちんと数えられたら逝かせてやる」 
あぁぁ・・そんな酷い。
 
ちゅぽっ・・・ 「ひぃ・・とつぅ・・ぅんん」
ちゅぽっ・・・ 「ふたぁ・・ぁぁあ・ぁつ あぁぁ・・・おねがい・・スイッチを切って」
ちゅぽっ・・・ 「みっ・・つぅぅ・・あぁぁん そのままなんて・・・だめぇ・・ぇぇ」
ちゅぽっ・・・ 「ぁぁん・・よっつぅぅぅ きつぅぅっぃぃ」
ちゅぽっ・・・ 「い・・いぃぃぃ・・つ・つ・ゆるし・・て・・ぇぇぇ」
ちゅぽっ・・・ 「むっ・・つぅぅ・・はぁぁん・・いくぅぅ」 「だめだ!!」
ちゅぽっ・・・ 「はぁぁぁ・・ななぁぁつぅぅ・・だ・めぇぇ」
ちゅぽっ・・・ 「ああぁぁぁ・・・」 「いくつだ?祥子」 「やぁぁ・・っつぅぅぅ」
ちゅぽっ・・・ 「ここのぉぉ・・っぁあつ・・おねが・・い・・いかせてぇぇ」
ちゅぽっ・・・ 「とぉぉぉ・・ぁぁぁああああ」
 
「息を吐け! 祥子」 
「はぁぁぁ・・・・」
熱くなったアナルにまたローションが垂らされ、そして・・・一度抜いたパールをずうぅんとまた埋め込まんでゆくのです。
「あぁぁ・・・・ぅ・・んぁぁぁ」 
柔らかくなったとはいえ10個のパールで一気にアナルを犯される衝撃は、想像を超えておりました。
「いけっ!! 祥子」  
とうとう許しのことばが男性の口から聞こえました。
アナルパールを根元まで埋めると、花びらに埋められた玩具のスイッチもマックスにして ・・・男性自身で犯すかのように蜜壷に抜き差しをくりかえすのです。
蜜壷の壁ごしにパールの凹凸を、張り出した玩具のかりがしごき上げます。
「ああぁぁ・・いいのぉぉぉ・・・いきますぅぅぅ」 
玩具による両穴責めは、わたくしの理性を飛ばし意識を真っ白に染めて・・・快楽に貶めてゆきました。

ムーンナイト・アフェア 11

「さぁ、お仕置きの時間だよ。祥子」 
男性は、わたくしの頭の横に並べた玩具を持ってまいりました。
「祥子は10回以上淫らな声を上げたね。だからこの一番大きなバイブとアナルパールを一緒に入れるんだ」 
直径が5センチほどの太く・長い根元が二股に分かれている玩具と、直径が2センチほどのいくつかの真珠をつらねたものをわたくしに見せつけるのです。
「・・やぁぁぁぁ・・・ゆるし・て・ぇ」 
初めて直に眼にする玩具は禍々しく、実際以上に大きく見えるのです。
それに・・・アナルにまでそんなものを・・・
「何を言っているんだ、祥子。僕のものもそうだが、これくらいの大きさのものなどいくらでも経験があるだろうに。アナルだって経験済みだろう」 
嘲るように男性が言い放ちます。
「・・いやぁ・・だめ・・で・すぅ」 
男性の肉体ではない・・異物で・・嬲られるなんて。
それもあんなに大きなもの・・・壊れてしまう。
 
「いいね、その怯えの表情。祥子はほんとうになんて表情をするんだ。眉を顰めた顔に精液を振りかけたくなる、そんな顔をする」 
手にしていた玩具をベッドに置き、また指をわたくしの柔らかな狭間に這わせるのです。
「ここは正直だよ、こんなに溢れさせている。ローションもいらないくらいにびちょびちょだよ、祥子。これだけ濡れていたらこれでも大丈夫だろう」 
男性の視線の真下に、上向きに晒された花びらを指で大きくくつろげます。
「はぁうっ・・・ぁあああああ・・」 
男性はあの太い塊の姿をした玩具の先端をあてがい、玩具自身の重さで沈み込ませるようにゆっくりと差し込んでゆくのです。
「あうっ・・・ん・んぁぁ・・・」 
一段と大きく張り出しているかりの部分が、わたくしの花びらを強引に押し広げ入り込んでゆきます。 
・・・くちゃ・・・ 
吊られ・言葉責めされて溢れさせてしまった愛液は、ごつごつした血管の浮き上がりさえも模した玩具にまとい付きすべらかさを増す役目を果たしてしまうのです。
「ふふ 祥子の花びらがこんなに大きくひらいて、ゆっくり飲み込んでゆくよ。ひくひくと・・はじめてのバイブはさぞや美味しいんだろうね。また涎のように蜜を溢れさせる。祥子の身体は本当に淫乱だね」 
言葉責めを繰り返しながら、少しずつ玩具に添えた手に力を加えてゆくのです。
「だんだん抵抗が大きくなるな、祥子。そんなに締めたらだめだろう。奥までほしくないのかい? さぁ あと一息だ。この大きさでも祥子の熟れた身体なら全部飲み込めるはずだ、ほら」 
くいっ・・・僅かに捻る様に押し込んでゆくのです。
「あぁぁぁ・・・ん・・・お・っきぃぃ・・」 
ずぅん・・・と一番奥に先端がぶつかりました。
「ずっぽり埋まったな。思った通りだ、どれ」
「あん・・・だ・め・・あぁぁん・・」 
くちゃ・・くちゅ・・・男性が玩具を出し入れするのです。
引き出すときは張り出したかりがわたくしの胎内をすべて掻き出し、押し入る時には襞奥の快楽のポイントまで広げ・・・容赦なく嬲ってゆくのです。
「ああ・・・はぁうぅ・・んんぁぁ」 
真下に自重も加えて送り込まれる玩具は、わたくしがもっとも弱い奥の壁を何度も何度も・・強く責めるのです。 
「祥子、そんなに締めたら動かせないじゃないか。ふふ、あの時もこんな風に花びらをまといつかせて僕のものを締め付けたんだね」 
「いやぁぁ・・・みないで・ぇぇ・・」 
胎内の圧倒的な存在感がわたしの思考を蕩けさせ、玩具が出し入れされている秘部を男性に見られていることすら失念していました。
吊られた両脚はすでに痺れ微かな痛みをもたらしてはいましたが、わたくしは手首に纏い付く赤い縄に縋るようにして・・・玩具に犯される初めての感覚に耐えていました。
 
「これだけでそんなに感じていたら、この後身が持たないよ、祥子。相変わらず敏感だね」 
そして、ずい・・と改めて奥まで玩具を差し入れたのです。
花びらの奥深くだけでなく、玩具は濡れて大きくふくらんだ真珠の上にまで覆いかぶさっておりました。
「あうっ・・・はぁぁん・・・」 
ひと際高い喘ぎ声を上げてしまいました。
男性がスイッチを入れたのです。唐突に玩具が胎内と真珠の上で全く違う動きをはじめました。
「ぁあぁぁん・・・ぃゃあ・・」 
うぃん・・うぃん・・・ただでさえ大きな玩具は、うねるようにして花びらの奥をその太さ以上に押し広げてゆきます。 
「んぁああ・・・」 
びぃぃぃん・・・真珠の上の柔らかな感触はさきほどのプラスチックの小さな卵と同じ動きで、でも舌のようなぬめっとした感覚のまま休むことなくもっとも敏感な淫楽の芽を責め立ててくるのです。
「・・はぁぁん・・やぁぁ・・・」 
うぃっ・・・
「そんなに締め付けたらだめじゃないか、祥子。困ったやつだ、力を緩めなさい。玩具が壊れるだろう」 
男性の声に・・・わたくしは無意識に収縮させていた蜜壷の力を解きました。
「・・あぁはぁぁん・・ゆるして・・」 
うぃん・・・うぃん・・・ 何度も繰り返し呼び覚まされる快感は、わたくしの胎内を男性に犯されているときと同じに蠢かせ、ともすると玩具を押し出しそうになるのです。
ところが吊られた姿勢がそれを許してはくれません。
僅かに浮き上がった玩具は、その重みでまたわたくしの奥まで・・・より深く潜り込んでしまうのです。
「ふふ まだ半分くらいのパワーでしかないんだがな。いいぞ何度いっても、きちんと僕に許しを乞うてからならな」 
男性は手の中にあったコントロールボックスを、ガーターベルトのウエストに挟み込みました。
吊られる痛みは真珠を直接責め立てられる快感に溶け込まさせられ・・・身悶えするたびに腕は引かれ・・縄はさらに白い手首の肌に食い込むのです。
 
「あっ・・・」 
冷たいローションの感触がわたくしのアナルに触れたのです。
「や・・めて・・・もう・・許して」 
男性が言葉通り・・・わたくしの身体を両方、玩具で犯すつもりだとわかったからです。
「わかっているよ、祥子。経験はあるんだろうが・・・いつもじゃないね、この収縮は。だからちゃんとほぐしてあげるよ」 
言葉通り男性の指が、ローションのぬめりをかき回す様にゆっくりとわたくしのアナルを愛撫しはじめました。
「この前はここまで可愛がってあげられなかったからね。きっと祥子のことだ、こちらもすばらしいんだろう。アナルに玩具を入れるのははじめてかい?」 
わたくしの顔を覗き込む様に・・・改めて質問するのです。
「・・あん・・・はじめて・・です・ぅ・・」 
掠れる声でわたくしは答えました。そう言えば少しでも優しく・・・手加減していただけると思ったからです。
「アナルの経験はあるんだろう」 
男性の瞳が好奇心に光ります。
わたくしは・・あまりのはしたない質問に・・・・答えることができませんでした。 
「祥子 答えなさい」 
男性の指がすっとすぼまりに押し入れられます。 
「あうっ・・・はい、ござい・・ま・す」 
急な侵入にきゅっと力を入れ、男性の指を締め付けてしまいました。
「だろうな、祥子の熟れた身体を前にして味わいたくないなんていう男がいたら逢ってみたいものだ」 
男性は締め付けを楽しむ様に指をそのままの状態で動かしました。
 
「祥子力を抜きなさい。バイブを壊す気か?」 
男性の指とともに締め付けた、玩具の機械音が止まっていたことにも気づいておりませんでした。
「あふぅぅ・・ん・・ぁぁ」 
締め付けを緩めるために吐いた息さえ、喘ぎの色を帯びてしまいます。男性の指はアナルの中でゆっくりとまぁるく動いてゆきます。
「このバイブを壊したら、お仕置きとして大根ほどに太いディルドウを飲み込ませるよ 祥子。君のこの締まりのいい花びらが裂けてしまうかもしれない。わかったね、祥子」 
大根・・・そんな太いもの・・・入らない・・・
「やぁぁぁ・・・ゆるしてください」 
この方が口にするのです。想像も付きませんが、きっとそんな途方もないものすら・・存在するのです。
「祥子、アナルをほぐすのに力を入れたら君が痛みを覚えるだけだ。僕は祥子を傷つけたくない。いいね、感じてもいい。そうだ力を抜くんだ、いくときはちゃんと言いなさい。わかったね」 
こんなにはしたない姿のままで玩具による快楽責めを続けながら、男性はわたくしに言い含める様にやさしい声をかけるのです。
「あん・・・は・い・・・はぁぁぁ」 
アナルの指がゆっくりと出し入れされます。
引き抜かれ押し込まれる時には少しだけ深く、時にローションを足されながら・・・幾度も・・・根気よく繰り返すのです。
 
「少しずつだ、こうして柔らかくなってゆく。いいだろう、祥子」 
第二関節まで沈めた指を、そのままゆっくりと回してゆくのです。
「あぁぁぁ・・・いって・しまい・・ますぅぅ」 
濡れそぼった真珠も、押し広げられた花びらの奥も・・・疲れをしらない機械の愛撫に忍耐の限界を迎えていました。
合わせて妖しいアナルを広げられる感触が、わたくしを追い込んだのです。
「よし このままいけ!祥子」 
アナルの指を出し入れしながら、ガーターベルトのスイッチボックスをマックスにしたのです。
「あああああぁ・・・いくぅぅぅ」 
男性の塊の姿の玩具に犯されて・・・わたくしはとうとう達してしまったのです。

ムーンナイト・アフェア 10

「いたいんです・・・おねがい、下ろして」 
吊られてまだ1分と経ってはいないでしょう。
タオルを重ねているとはいえ、全ての体重を掛けられた1本の縄の締め付けは予想を越えるものでした。
「僕は苦痛系ではないはずなんだがね。祥子の痛みに歪む顔と震える声、そそるね。鞭を持って来てもっと哀願の声を出させたくなる」 
第二釦まで黒のシャツの胸元を開けただけで、男性はまだブラックジーンズを身に付けたままでした。
わたくしに君臨するかのようにベッドサイドに立ちはだかります。
「おねがいです・・あぁぁぁ・いたい・・」 
縄で引き延ばされ、下半身を吊り上げられたガーターストッキングだけの姿がどれほど淫らなものなのか、想像することさえできません。
ただ、意志の力で脚を引き上げ閉じておかなければ露になってしまう愛液にまみれた花びらを、どうあっても晒したくない・・・その思いだけで必死に右脚を引き寄せておりました。
「祥子ごらん、僕がこんなにさせられてるんだ」 
ブラックジーンズのファスナーを、はちきらせてしまいそうに盛り上げる塊を誇示するように手を添えるのです。
「もう10人以上のMを所有したことのある僕が・・だよ。全く極上のMだな、祥子は。吊っただけでまだ何もしていないのに、表情と声だけで・・・こんなにもそそる。もうすこし経験がなければ、この場でその姿の君に奉仕をさせて精液を飲ませているところだよ」 
顔のすぐ側に膝を突き、右手で苦痛に歪むわたくしの頬をなでるのです。
「ぁぁ・・あぁぁ・・・ゆるし・・て」 
近づいた男性に、早くこの責めから解放していただきたくて、ただ・ただ・・許しを乞う言葉を連ねることしかできませんでした。
「そんな性急なことはもったいなくてできないがな。この昂りのままもう少し楽しませてもらおう」 
そういうと男性は最初の部屋に戻っていきました。
 
次に戻って来た手に握られていたのは、2本の縄とタオル・・・そして男性の塊の形をした3本の玩具でした。
「いやぁぁ・・・」 
男性の言った<お仕置き>の言葉が蘇ります。
「せっかく楽にしてあげようと思ったのに。嫌なのか、祥子は」 
わたくしの哀願の言葉の意味を十分に知ってらっしゃるのに・・・わざとそのようなことをおっしゃるのです。
一瞬、わたくしはこの吊られる辛さから本当にこれで解放していただけるのか、と思いました。
左脚のふくらはぎから先は、もう感覚が鈍るほどになっていたからです。
「おねがい・・・下ろして・・」 
わたくしの顔の脇にみせつけるように玩具とローションのボトルを並べる男性に、もう一度哀願したのです。

「楽にしてあげよう」 
ゆっくりと優しく男性が微笑んだのです。
手にしていた縄を一本・・・梁へ投げ上げました。
滑車から右に1mほども離れた場所にある窪みに、すっぽりと収まります。
「あっ・・・」 
わたくしは男性の目論みを・・・察してしまったのです。
「もう一つ滑車があるといいんだが、一つしかないからね」 
梁の縄端を輪にいたします。 
必死で閉じていた右脚を、男性の手が強引に引き下ろしたのです。
「いゃぁっ・・・」 
「祥子、静かにするんだ。」 
このままでは・・・両脚を広げた形に吊られてしまう・・その羞恥にわたくしは脚を元に戻そうといたしました。
男性は右脚の足首に腰を下ろし、抗おうとする動きを封じ込めるのです。
左脚と同じようにタオルを当てて縄をかけます。
結んだ縄の先を梁からの輪にかけると・・・くいっと引き上げました。
「あぁぁぁ・・・やめて・・ぇぇ」 
両脚の膝を肩幅ほどに開いた形で、わたくしの黒のレースのガーターストッキングに彩られた下半身は吊り上げられてしまいました。
右脚にも・・・赤い綿縄は食い込み・・・新たな痛みが走りましたが、両脚に体重が分散された分、さきほどからの苦痛は不思議と弱められておりました。
 
「ふふ 黒のシームストッキングのY字吊りか。もっと本格的にしたいが・・・初めてならここまでだな」 
両手をベッドのヘッドボードに結わかれ、左右の脚を梁から吊られ・・・わたくしはもっとも隠しておかねばならない秘めた花びらまで・・・男性の視線と天井からのスポット照明の下に露にされてしまいました。
「やめて・・みない・・で・・・」 
あまりの羞恥に、自由にならない吊られた膝をできるだけ合わせようと身を捩っても・・・男性の視線を遮ることさえできません。
「そうして抗ってみせなさい、祥子。艶かしく身体を捩る姿さえ、白い肌が光を反射して僕をそそるだけだ。ほら、白いバストが揺れてるよ」
「ぃいやぁぁぁ・・・」 
縄を掛けている時の沈黙の反動のように・・・男性の責めの言葉がわたくしに降り注ぎます。
ベッドの脇に立つ男性の視線が、わたくしの身体を這い上がり・・・一点で止まります。
「こんな邪魔なもの綺麗に剃り上げてしまいたいな」 
わたくしの柔らかな狭間を覆う漆黒の茂みを、男性の手が撫で上げます。
「だめ・・・そんなこと」 
男性が予告していた玩具の責めだけではなく、こんな淫らな姿にまで吊られたのに。
それでも飽き足らないというのでしょうか。
「真っ白な身体にここだけ・・・無粋だとおもわないかい、祥子。僕だけのMなら他の男にその身体を晒せないようにつるつるに剃り上げて、僕だけが陰りのない真っ白なこの身体を鑑賞するんだ」 
隠すことも、太ももを合わせることで遮ることも出来ない男性の手は、大胆に・・・そして優しくぷっくりとした合わせ目をなぞるのです。
「しないで・・・いや・・・」 
剃毛をほのめかす男性の瞳に顕われた本気の光に、わたくしは怯えました。
「こんなに愛液をたっぷりと溜める狭間を、毛一筋にすら遮れないようにして責める。想像するだけでたまらないよ、祥子」 
くちゅ・・・ほんの少しだけ狭間に男性の指が潜り込みます。
「いっ・・や・あぁん・・」 
僅かな微睡みの時間に平静を取り戻した身体は、吊られ・視姦され・言葉責めにあうことでまたしても・・・愛液を溢れさせはじめていたのです。
「ほら・・・また滴りそうだよ、祥子。どれだけ濡らしたらきみの花びらは蜜を止めるんだい」 
花びらから抜いた指を、わたくしの白い乳房になすりつけるのです。
「また薫りが濃くなっているね。フェロモンに酔ってしまいそうだよ」 
見せつける様に鼻先に指を近づけるのです。
「このアンダーヘアがなければ、祥子の下半身は愛液が溢れてぬるぬるになってしまうだろうに」
「だめ・・やめて・・・」 
男性の声が真剣味を帯びるほどに、わたくしは怯えを深くいたしました。
この方が口にしたら、それはいつか実現させるということを意味するからです。
「言ったでしょう、祥子。剃毛は僕だけのモノになった証です。いまのあなたに強制したりはしませんよ」 
そう言いながらも手は愛液を含み始めた茂みを撫で続けているのです。
「あなたの豊かな黒髪なら、この豊かなアンダーヘアは当たり前です。このままでも愛液で濡れ光って綺麗ですよ。祥子が僕だけのMになった時は容赦しませんけれど・・ね」

ムーンナイト・アフェア 9

ぎっ・・しっ・・・ 手首の枷だけに全体重を預けて、わたくしは身体中を波打たせるように逝き果てたのです。
樹肌に直接触れていたわたくしの背には、すでに細かなかすり傷がいくつも出来ていたことでしょう。
「ふふ 筆の軸まで祥子の愛液でぬるぬるになってしまったよ」 
男性は細筆をわたくしの目の前に掲げてみせると・・・舌先を出して指まで滴っている白濁した愛液を・・・ぺろ・ん・・と舐めて見せたのです。
「・・あぁぁん・・やめ・て・・」 
「こんなにフェロモンの効いた美味しい蜜は久しぶりだ。美味しいよ、祥子」 
わたくしの眼を見つめながら、ゆっくりと男性は味わうのです。
「おねがい・・しないで・・いゃ・・」 
樹に後ろ手に括られて、ランジェリーを鋏で切り落とされながら・・・筆で辱められて・・・達してしまった証の淫らな蜜。
その味を・匂いを目の前で確かめるなんて。
重ねて嬲られる羞恥を、男性は休むことなくわたくしに与え続けたのです。
「どんなに舐めても、まだ穂先はこんなに濡れているよ」 
愛液を塗り込めて行くように、敏感に立ち上がったままの乳首に・その周囲の乳輪に・・・執拗に筆先を這わせるのです。
「やぁぁぁ・・ん」 
わたくし自身の愛液のぬめりと少し冷たい感触が、また・・疼きに火をつけます。
「こんなルージュも祥子には似合うだろう」 
わたくしの顎を引き上げて最後に筆に残った愛液を、噛み締めて血の滲んだ唇に塗り付けると・・・男性は筆を捨てて強引にわたくしに唇を重ねたのです。

手枷の留め具が解かれたのは、わたくしの唇に塗られた淫らな愛液の香りを男性がキスで全て貪った後でした。
「革の手枷にしておいて正解だな。手錠なら一週間は痕が消えないところだ」 
手首からバックルに止められた枷をはずし、革の上下で擦れて紅くなった部分を優しく愛撫してくださるのです。
中庭から最初の窓を通り過ぎた先にある、部屋のベッドの上でした。
「祥子が強情だからだぞ。素直に声を出せばいいんだ」
「ぃや・・・」  
わたくしは黒のレースのガーターベルトとバックシームのストッキングだけの姿のままでした。
淫らさを前面に出してはこない男性に両手を委ねて、甘えるように首を横に振ります。
「あんなに何度もいって疲れただろう。ふふ 背中もまるで何度も鞭打たれたように真っ赤にして」 
樹皮のままの柱は男性の与える快感に打ち震えるたびに、白く薄い背と腰の皮膚をそのささくれで擦りたてていたのでした。
男性の指がわたくしの背の赤い痕を、つっ・・・となぞるのです。
「・・・はぁう」 
「こんなに敏感なくせに、あんなになるまで我慢するからだよ。祥子」 
今度は横座りした右脚の内股を撫でおろすのです。
「・・・ぁん・・」 
背を撫でていた手をしなやかな髪に絡めると・・・強く引き・・また唇を重ねるのです。
「ふふ フェロモンのルージュのキスもいいが、祥子の甘い唾液のほうがそそるな。疲れただろう、少し休むといい」 
男性の手は優しく、ベッドカバーの上にわたくしの身体を横たえました。
 
一夜のうちにこんなに何度も集中して達したのは初めてでした。
男性から視姦されることもなく1人にされた僅かな時間。
わたくしは微かな火照りと痛みと疲労感から、夢と現の間を彷徨っておりました。

「祥子・・・」 
いつの間に意識を失っていたのでしょうか。
わたくしは男性の声で目覚めました。
けだるさの残る身体には布団が掛けられていました
「ごめんなさい、わたくし眠ってしまっていたみたいですね」 
思っていたよりも長い時間を一人微睡んでしまったこと、その身体に男性が布団をかけてくださっていたことに、女としての羞恥心を隠すことはできませんでした。
「そのままでいい、手を出しなさい」 
起き上がろうとしたわたくしを男性は制しました。
その声には、もうあの主としての氷の冷たさが加わっていました。

「・・・はい」 
逝き疲れ・力を入れることもままならない両手を素直に差し出しました。
先ほどまでの行為で、抗いは男性の加虐心を煽るだけだとわかったからです。
「いいコだ、祥子」 
ベッドに腰掛けた男性の側には2枚のタオルと3本の縄がありました。
わたくしはきっと・・・また・・・縛められてしまうのです。
わたくしの両手首を一つにして掴むと頭上に引き上げタオルを巻きました。
「あうっ・・・」 
「これ以上痕がついたら可愛そうだからね」 
そうおっしゃいながらも縄を取り上げるのです。
手首に回したタオルの上で縛った縄を締まりすぎないように留めつけると、ベッドのヘッドボードに結びました。
 
「あん・・・」 
ばっ・・・両手を拘束してから、わたくしの身体を覆っていた布団を剥ぎ取るのです。
仰向けに横たわり、自らの重さで撓っていた白いGカップの乳房は、腕とともに引き上げられ・・・身体の上で淫らなフォルムを晒しておりました。
白い腹部の下には、黒のレースのガーターベルトとバックシームの黒のストッキングしか身につけておりません。
「なにを・・・なさるの」 
とっさのことに、はしたない茂みを隠そうと引き寄せた左膝に男性は手を掛けたのです。
折り曲げた膝の内側にもタオルが当てられました。
その上にも赤い縄が掛けられ、留め付けた縄尻を輪にしたのです。
くいっ・・ 引き上げられた先には、太い黒光りする梁に、いつのまにか取り付けられた金属の滑車がありました。
「やめて・・ください。あぁぁっ・・・いたぁ・い」 
ジャラ・・ジャラ・・ 金属音を響かせて男性はチェーンを引き下ろしてゆきます。
それにつれて縄尻を掛けたフックは、少しづつ上がってゆくのです。
タオルを当て6本の縄で巧みに膝をキープしているとはいえ、自らの体重を膝の一カ所に掛けられる痛みは想像を越えておりました。
柔らかな膝の裏の皮膚に縄は容赦なく食い込み、上へ上へと引きつらせてゆくのです。
「ゆるして、いた・・い・・」 
腰が完全に浮き上がるまで引き上げると、ようやく男性のチェーンを引く手がとまりました。
わたくしは背と頭だけを布団に付け、左脚を吊られたために両手は一層きつく引き上げられた姿になってしまったのです。
片側だけ吊られた脚は、淫らな花びらをあらわにするはしたない姿を晒してしまいかねません。
必死に右脚を吊られてしまった左脚に引き寄せるしかありませんでした。
「お仕置きの時間だよ、祥子」 
男性のあの声が・・・冷たく次の痛みと淫楽の時間が始まることを告げたのです。
 

ムーンナイト・アフェア 8

シャ・・キ・・ 繊細で高価なブラの左の肩紐が切られました。
シャキッ・・・ そして・・・右も。
「仕方ないね、ランジェリーを取らせてもらうよ。もちろん替わりのものは用意している 安心しなさい」 
そう言うと鋏を腰のポケットに仕舞って、男性は背中のホックを外したのです。
はら・・り・・・ シームストッキングの足元に、繊細なレースで創り込まれたハーフカップの黒のブラが落ちました。
たゆん・・・ 支えを解かれたGカップの・・・縄目を紅く浮かせた乳房ははしたなく揺れてしまいます。
「・・んぁあん・・」 
揺れに合わせる様に両の乳首の上を走る筆の感触に、わたくしは淫らな声を出してしまいました。
「ふふ その声が聞きたかったんだよ、祥子。この高価なランジェリーさえお前の声の価値と比べたら足元にも及びはしない」 
ちゅっ・・・戯れのように朱をはいたわたくしの頬に軽い口づけをするのです。
「もう・・・許して・くだ・さ・い」 
あまりの感触にわたくしは哀願の言葉を口にしてしまいました。
「いまの言葉は外しておいてあげよう。あと10分だ。耐えられるだろう、祥子」 
今度はブラに覆われていた下乳のあたりを、筆の中程から先だけでなぞるのです。
「ん・・・はぁ・・・」
「そうだ。誇り高い君の、その快楽に抗う切ない顔が僕を余計に昂らせるんだ」 
背けた顔をその手で引き戻して、強引に唇を貪るのです。
「ここまでしてまだ堕ちないのか。祥子」 
右の乳房の下辺から腹部を通ってTバックの上端までを一気に撫でるのです。
「・・っく・・ん」 
血が滲むほどに・・唇を噛み締めねばなりませんでした。
「こうしたら、どうかな?」 
解き放たれた二つの乳首を2本の筆が同時に襲うのです。
「あぁぁぁぁ・・だめ・・ぇぇ」 
糸を引くような細い喘ぎを・・・わたくしはとうとう漏らしてしまったのです。
「敏感だね、こんなに大きな胸なのに祥子の乳首は」 
乳輪からきっちり2センチ外側をくるり・・と筆が這うのです。
「ん・・・くん・・んんんん」
「まだ耐えるんだね、祥子。困った子だ、仕方ないね」
そういうと私の肩を抱くかの様に立ち、寄り添っていた男性は、彼の脚で・・・しっかりと閉じ合わされていたシームストッキングに覆われたわたくしの脚を・・・・肩幅まで開かせておしまいになったのです。
「あん・・・やめ・・て」
「また声を上げたね。もう許してはあげないよ」 
男性はそのまま両脚の間に膝を差し入れるのです。抗議の声すらカウントされてしまうなんて、わたくしはもうどんな抗いも・・・言葉にできなくなってしまったのです。
「んん・・ん」 
いやです・・・その意味を込めて激しく首を振りながら、わたくしはなんとか太ももを閉じ合わせようといたしました。
「ふふ いいんだよ、祥子の『嫌』という声さえまるで蜜に濡れているような気がする。もっと聞かせなさい、僕がお仕置きをする楽しみが増えるだけだからね」 
わたくしの声が・・・たとえすすり泣くように抗う声でさえ、男性の劣情をそそるものだとはその時まで思ってもいなかったのです。
 
「ん・・っく」 
筆は男性の膝で割られたわたくしの濡れた太ももをなぞります。
「ストッキングの上端まで湿らせて、本当に祥子は淫らな女だ」 
書道の筆ならではの獣毛のこしが・・内股の白い肌をやんわりと押すのです。
「だんだん滑りがわるくなるね。祥子、蜜が筆に絡み付くよ」 
「・・・っっっくぅ」
男性のわたくしを嘲る言葉さえ、後ろ手に回され突き出す様にそらされた乳房を嬲るようです。
180センチちかい身長の男性の視線は、快感に身体をひくつかせるたびに揺れる白い乳房とその先端の鴇色の乳首を舐めるように這っておりました。
「強情だね。祥子は」 
右手の筆がぬめる内股を、左手の筆が揺れる乳首を同時に佩くのです。
「・・・っぅんん」 
ぎしっ・・・大きく戦く身体に、手首を縛める金具と木肌のままの柱が違和感のあるきしみを上げるのです。
「こんなに感じやすい身体をして・・・こんなに濡らして。でも声を抑えるなんて。この後のキスは君の血の味さえ楽しめそうだね、祥子」 
そう言いながら男性は、それまで太ももに這わせていた筆をTバックごしにわたくしの真珠に這わせたのです。
「んくっ・・・」 
どれだけきつく下唇を噛み締めても、はしたない身体を突き抜けるおののきは和らいではくれません。
 
「祥子、素直に声をあげなさい」 
わたくしの耳元で男性が囁きます。
あんな・・・玩具で花びらの奥まで犯されるなんて、ましてアナルまで・・・
涙に潤む瞳で男性を見上げながら言葉もなくわたくしは首を横に振りました。
さらさらと男性の胸元をわたくしの黒髪が打ってゆきます。
「もう一度言うよ。祥子、素直にならないのかい?」
「んん・・ん・」 

シャキ・ン・・・ 鋏の感触を冷たいと思う間もなく、Tバックの右のウエストが切られていました。
「祥子が強情だから、せっかくのプレゼントがこんなになってしまったよ」 
シャキン・・左のウエストも・・・。
中途半端に膝を割られた姿勢は、繊細なレースの花びらに接していた部分を晒して・・・わたくしの腰から垂れ下がっておりました。
「どれ」 
手を伸ばし黒いレースを引くのです。
「ふふふ こんなに濡らして。いけないね、祥子は」 
クロッチの部分に・・・まるであの夜のように・・・男性は舌を這わせるのです
「んん・・・」 
やめてください!と叫びたいほどの辱めでした。 
でも・・・わたくしは声を上げる事ができません。
「今夜のように、何度もいったあとの愛液はまるでクリームソースのようにまったりと香しいよ。祥子」 
わたくしの膝をもう少し開かせて両脚を割り込ませると、男性は足元に膝をつきました。
「んん・・ん」 
脚を閉じることができないだけでなく腰を引かれているのです。
背を触れると傷つきかねない柱にもたれかけさせないとならないほどに、不安定な姿勢を強いられたのです
「ここは細筆だね」 
ちゅぅるん・・・わたくしの柔らかな狭間を左手で開くと、濡れ光る真珠の上を細筆でなぞります。
「・・っあぁぁ・ぁっ・・・」 
細く・ほんのかすかな接点で柔らかな毛先が敏感な珠を刺激するのです。
「ひと撫ででこんなに蜜を含んだよ」 
濡れそぼった筆先を乳首に這わせます。
「・・・んくっ・・」 
おのが身体から溢れさせた愛液を塗りたくられるはしたなさが、わたくしをいたたまれなくするのです。
「今夜は一晩中君を可愛がってあげるよ。この前の夏の夜と違って時間はいくらでもあるからね、祥子」 
細筆をまた、ガーターベルトとストッキングだけに彩られたわたくしの太ももの狭間に向けるのです。
「・・・んゃぁ・・っ・・」 
筆先だけで小振りなピンクの右の花びらの縁をなぞるのです。
「蜜が溢れてくるよ、祥子。ほら」 
会陰を抜けて今度は左の花びらの縁を真珠の付け根まで・・・
「んん・・・んぁぁ・・・」 
どんなに抑えても噛み締めた歯の間から喘ぎがもれてしまうのです。
「灯りの下で見る祥子はきれいだよ。こんなに慎ましく清楚な姿だとは思わなかったよ」 
また左の花びらを会陰に向けて筆先だけでなでおろすのです。
「・・っくぅぅふ・・・」 
幽かで淫らな感触と、最も感じる部分への刺激の寸止めと、止まらない筆の動きから逃げたくて、わたくしは腰を動かそうとしてしまいます。
「ふふ 腰を振っておねだりかい?祥子、そんなに動いたら僕の手に蜜がしたたってしまうよ」
「・・んんん・・んん・・」 
わたくしが声を出せないことをしりながら、敢えて破廉恥に嬲るようないい方をするのです。黒髪を振り乱すほどに首を横にふるしかないのです。
「ほら こんなにしたたらせて」 
筆先が花びらの数ミリ内側を、つっ・・・と走ります。
「はぁあぅっ・・・」 
視覚で認知できたのなら、ほんの僅かな場所の移動だたのでしょう。
でも、感じることしかできないわたくしには、まるで内襞の手前まで筆先でかき回されている様にさえ思えたのです。
「そうだ、その声をもっと聞かせておくれ」 
柔らかな筆は、それでもペースも筆圧も変えることなくわたくしの花びらの内・外をゆっくりと這い回るのです。
「・んん・ぁぁ・ぁあぁぁ・・」 
声が・・一度堰を切ったように漏れた声を止めることは、大変難しくなってしまいました。
「そんなに押し殺したら、もっと淫らに聞こえるじゃないか、祥子」 
中筆に持ち替えて・・・ちゅる・・んっ・・とまるで舌で舐め上げるように花びらを一枚ずつなぞるのです。
「あう・・ん・・ぁぁぁ」 右の花びらの内側。
「・・ん・やぁぁあ」 右の花びらの外側。
「はぁぁ・・ぁぁん」 左の花びらの外側。
「あぁぁ・ん・・ゆるし・て・ぇぇ」 左の花びらの内側。
「あっ・・・いくっ・・ぅぅぅぅ・」 
左手の細筆で疼くままに放置されていた真珠を一撫でされて、わたくしははしたなく達してしまったのです。

ムーンナイト・アフェア 7

玉砂利の敷かれた小道を、スリッパを履いた男性がわたくしの手を引き、先になって歩いてゆきます。
わたくしはストッキングのまま・・・まだ度重なる絶頂でふらつく脚で、よろよろと付いてゆくしかありませんでした。
高い天井よりもほんの少し小振りな3本ほどの植樹の中心に、樹皮のままの直径50センチほどの柱が立っておりました。
「なにを・・なさるの?」 
男性はその柱の前にわたくしを立たせると、ざらつく樹肌を背にさせて・・・カチッ・・と・・・両手の手枷を後ろ手に樹を抱えさせて止め付けたのです。
「ふふふ 洗練された南天の床柱とは違うがね、祥子。まるで野外の庭園に下着姿で君を放置したようだよ」 
手枷を留めた時のまま、柱ごとわたくしを抱くように腕を回し、耳元に熱い言葉を囁くのです。
「・・いやぁ・・・許して・・」 
まだふらついている足元は、真っ白な背に荒い木肌を擦り付け繊細な肌を責め立てるのです。
「この姿も乙なものだな。先ほど君をしばった縄を片付ける間、その姿で僕を楽しませてくれ」 
ふふふ 男性は振り返りもせずに先ほどの部屋へ戻ってゆきました。
 
「・・んん・・」 
白い玉砂利の足元は、シームストッキングだけの足元を不安定に・ピンポイントに責め立てます。
初めて長谷川さんに括られた、あの夜のお茶室の南天の床柱の倍は太さのある樹は、両手を後に回したわたくしの胸をよりいっそう前へとせり出させるのです。
繊細なレースで作られた黒のハーフカップブラは、Gカップの白い乳房を大人しく収めておくことができなくなっていました。
片方はさほど大きくもない乳輪の上端をのぞかせ、わずかに大きな左の乳房は屋外での露出放置を連想させる男性の言葉がもたらした羞恥に、堅くしこった乳首を・・・すべて晒してしまったのです。
「はぁぁ・・・・ん」
絶頂の余波を長く残す女性の身体は、醒めやらぬ余韻を新しい疼きに変えてわたくしを責めるのです。
すでに濡れそぼるTバックからガーターベルトに吊られたストッキングの上端まで・・・しっかりと閉じ合わせた太ももをしっとりと愛液で湿らせておりました。
 
「いい眺めだよ、祥子。もう少し待っていてくれ」 
先ほどまでわたくしが拘束されていた窓から、男性がその手に縄を捌きながら声を掛けるのです。
「本当に夜の公園に、そうして放置したくなるな」 
男性は・・・いままではいつもわたくしの耳元でばかりお話をされていました。さほど大きくもない声でなさる鋭い命令ばかりでした。 
数メートル離れてわたくしに発する声は朗々と響き、まるで別の男性のようでした。
「やめて・・許して・・・」 
男性が何かを口にする時、それは単なる気まぐれを越えたものになることをわたくしはもうこの身を持って知っておりました。
「祥子はたくさんのホームレスのような男達に見られる方が感じるのかい?」 
じゃり・・玉砂利を手になにかを持った男性が近づいてきます。
「いやです・・おねがい・・そんなことしないで・・」 
はしたない身体を、それもランジェリーだけの姿を身動きできない状態で屋外で晒すなんて。それを見もしらぬ男性達に劣情の籠る視線で犯されるなんて・・・想像もつかない辱めです。
「だめ・・だめ・ですぅ・・」 
そして、そんなことになったらこの男性に対するかのように決して<晒すだけ>で済みはしないのです。 
鳥肌の立つような想像が、わたくしの身体の芯を熱く痺れさせたのです。 
そしてまた、じゅわっ・・と愛液を溢れさせてしまうのです。
 
「祥子、またフェロモンの薫りが濃くなっているよ。こんな庭ではしたないね」 
近づいた男性の手には、数本の書道の筆が握られていました。
「そんな男達にこの極上の身体を与えるなんてもったいないことはしないさ」 
わたくしの顎を掴み上げ、微かに怯えを浮かべた瞳を覗き込みます。
「それとも想像してこんなに濡らしたのかい、祥子」
「はぁう・・・あぁ・・」 
唐突に引き上げられたTバックは、疼きを溜めて膨らんだ真珠を責めてわたくしの口からはしたない喘ぎ声を響かせるのです。
「この声すらもったいなくて聞かせられないね。先ほどのBMWの運転手もあのホテルの支配人も、手が出せないのをわかっているから聞かせたまでさ」
「いやぁ・・・」 
あのホテルで、こうして襖の向こうに支配人がいると知っていながら・・・男性に嬲られて達し・淫らな声を上げ続けてしまったことを思い出させられてしまったのです。
「支配人は君に失礼なことを言ったりはしなかったろうね」 
「・・・はい」
「それならいい。彼には祥子を手に入れる資格なぞないからな。こんな極上のM女、僕が独占したいくらいだ」
「んくっ・・・くちゅ・・・」 
樹に後ろ手に止めつけられたまま唇を重ねました。
男性の舌が荒々しく口腔を這い回りわたくしの唾液を吸い上げるのです。
「ふふ 唾液まで甘い香りがするな。祥子の側に立っているだけで昂りがおさまらなくなる」 
唇を離し・・・わたくしの腿にブラックデニムの下の熱い昂りを押し付けてから、一歩離れたのです。

「あん・・・」 
男性の左手が右の乳房を・・・筆の穂先で佩いたのです。
「祥子、ゲームをしよう。僕がこの3本の筆で15分間君の身体を可愛がることにする わかるね。この感触だ」
「ゃあぁ・・・」 
敏感は左の乳首を佩くのです。
「15分間君がその魅力的な喘ぎ声を我慢出来たら、今夜はもうこれ以上のことはしない」 
あんな感触で肌を愛撫されて声を上げないでいることなんて・・・
「声を一回上げるごとに後でお仕置きが待っているからね」 
「っく・・・」 
今度は左脇腹です。
「祥子は玩具の経験がないって言っていたね。声を上げたらバイブ責めにしよう、声を上げるたびに君を責めるバイブが太いものになるんだ。一番太いものまでいっても声を殺せなかったらアナルバイブもプラスしてあげよう」
「いやあぁぁぁぁ」 
疲れをしらない容赦のないプラスチィックの振動の、凶悪な快感の記憶がわたくしの花芯に蘇ります。
「大丈夫だよ。優しく責めてあげるからね。ローションも用意してある、こんなに濡らしていたら必要ないかもしれないがね」 
ふふふ・・・男性の声がSの色を強めてゆきます。
 
「15分だよ、祥子。その魅力的な声を・・あの夜のように抑えてごらん」
「ん・っく・・・」 
書道の太字用の筆がさらっと・・・ハーフカップのブラに収まらない敏感な左の乳首をなぶるのです。
「もうこんなにしてるのかい」 
筆を立てるようにして乳輪のへりを・・・つぅぅぅっと・・・なぞるのです。
っく・・・っと上体を波打たせてしまいました。
紅い縄痕の残る手首が、今度は革の手枷に食い込むのです。
「こっちはどうかな」 
半分だけ覗く右の乳輪を引き出す様に・・・下から上へと軸を押し付ける様に筆を動かすのです。
「っっっ・・・ん」 
強い刺激に反射的に引いた背は、檜の樹皮のざらっとした感触に小さな痛みを加えられます。
「祥子は首筋も敏感だったね」 
右手に筆を持ち替えて、左手でわたくしの長い髪を手に絡める様にしてまとめると、耳の裏からつつっっと筆をはしらせます。
「・・・ん」 
筆がこんな淫媚な感触だなんて・・・声を抑える為にわたくしは唇をきつく噛み締めたのです。
「がんばるじゃないか」 
筆先は耳たぶから巻貝のような耳の内側をなぞるのです。
「・・っく・・・」 
筆先から少しでも逃れようと、わたくしは水鳥のように首をそらせることしかできませんでした。

ムーンナイト・アフェア 6

「あと2回だね、祥子。僕にもっといい声を聞かせるんだ」 
もう一口、冷たい飲み物を飲むと男性は立ち上がり部屋の隅に置いてあったバッグをもってきたのです。
「ぁぁぁ・・とめ・て・・やぁぁ・・こんなまま・・また・・あぁぁぁ」 
玩具はわたくしが達した後も動きを止めることはいたしません。 
絶頂に喘ぎ息を切らす身体にさえ、変わらぬ淫らな責めを繰り返します。
「ツインローターすら知らなかったのなら、こんなものを見るのははじめてだね。祥子」 
男性はバッグの中から・・薄暗がりの中・・・いくつもの道具を取り出すのです。
それは、形だけでも十分淫らなものでした。
それにわたくしには何に使うのかさえわからないものまで・・・ありました。
ボールペンほどの太さのものから、直径5センチはあろうかというものまで・・・男性の塊の形をしたものが6本。
真珠の珠がつらなったものが大小の二つ。
楽器のマラカスのような先端だけがまるくなったもの。
鈴のついたクリップが二つ・楕円形の筒のついたクリップが二つ。
肩こり用のマッサージ器。
書道用のもののような筆が大小3本。
そして・・・先端が何本にも分かれた鞭・・・。

「いやぁぁ・・・」 
くちょ・・ちゅぷっ・・ 触覚と視覚と聴覚の全てが、わたくしを絶え間なく責め続けるのです。
「ぁあぁぁぁ・・・ぁだめぇぇぇ・・・」 
一度達したことで・・絶え間なく幾度もいきたがるはしたない身体は、身悶えするたびに食い込む縄にさえ・・・愉悦を煽られてしまうのです。
「あぁ・・ごしゅじんさまぁぁぁ・・いきますぅぅぅ・・」 
並べられた正体のわからない道具に対する恐怖感すら、不思議な刺激になっていったのです。
「まだだ、祥子」 
座卓の上から一つのモノを手に、男性がわたくしの側に近づきます。
「おねが・・い・・・で・・あひっっっ・・」 
ちり・ん・・・ 絶頂を哀願するわたくしの、縄で引き絞られた白い乳房の中心で堅く立ち上がる左の乳首に・・鈴付きのクリップがつけられたのです。
「ひぃい・・たぃですぅぅ・・・ゆるして・・ぇぇ」 
男性の繊細な舌の動きにすら反応する乳首への責めは、ひりつくような痛みを与え続けます。
「祥子、意識をローターに向けなさい。痛みを快感に溶かすんだ。祥子なら出来るね」 
男性の声は・・・催眠術のようにわたくしの意識の指向性を変えてゆくのです。
「ひっ・・・はぁん・・あぁぁ・・やぁ・・こんなの・・あぁ」 
ちりん・・ちり・ん・・・ 次いで右にも。
あぁ・・・ 左右の張り出したGカップの乳房の先端の2つの鈴が、わたくしの淫らな身悶えに合わせて可憐な音を響かせるのです。
「そうだ、ほらいきたいのだろう。こんなにぐっしょりとTバックを濡らして。はしたないね、祥子は。はじめての玩具でこんなにするなんて」 
片一方の鈴を指先ではじきながら・・・言葉責めを繰り返すのです。
鈴が人為的に揺らされる動きすら・・・乳首に妖しい痛みを加えるのです。
「だめ・・ぁぁ・・いきます・・・いっちゃうぅぅぅぅ」 
鈴の音が響く毎に、わたくしの身体の中の痛みは快感に塗り込められ、上書きをされてしまいます。
「もう痛みで感じてるね、祥子。淫乱!!いきなさい。いけ!」 
Tバックのレースをきつく引き上げるのです。
「あぁぁぁ・・いっ・・・くぅぅぅぅ・・・」 
ぎしっ・・ちりり・ん・・・ 大きく胸を喘がせて縛めに抗して跳ね上がる身体が、鈴をひときわ高く響かせました。

「ふふ、もう一度だよ。祥子」 
男性の視線をさけるように背けていた顔を、顎を掴まれて上向けられてしまいました。 
「今夜は、いままで男の手だけしかしらなかった祥子に新しい喜びをあげるよ」
痛みと快感で涙の滴を溜めたわたくしの瞳を覗き込み、満足そうに語りかけます。
「これだけ逝き狂っているのに、瞳は高貴なままとはたいしたものだ。あの時も言ったがほんとうに囚われの女王だね」 
あぁん・・とって・・いたぃのぉ・・・はぁあん
「だめだよ。窓枠まで愛液で濡らしながら何を言ってるんだい、祥子。痛みにさえ感じるMのくせに」 
いやぁ・・・そんなこと・・いわないで・・・はぁぁん・・だめぇ・・
「ほんとうに玩具ははじめてなのか? オナニーでも使わないのかい?」 
はじめ・・てですぅ・・はぁぁ・・ん オナニーなんて・・あん・・つかいませ・・ん・・
「この淫乱な身体じゃ男が放っておかないか?祥子を抱きたいという男に不自由したことなどないのだろうな。どうだ祥子、答えなさい」 
あぁぁ・・そんなこと・・なぁ・い・・ですぅぅ
「吸い付く白い肌には、さぞかし男達の精液が塗り込められているんだろうな。清楚な風情なのに微笑むだけで劣情を誘う女。その肌を思うがままにしたくなる」 
いやぁぁぁ・・ゆるしてぇぇ・・はぁあぁぁん
「それとも男の唇か?今夜はキスマークはついてないな祥子。どうした、男に抱かれていないとはいわせないぞ。こんな熟した身体を甘い薫りで満たしていて」 
あぁぁん・・・だめぇぇ・・・
「ここか。ふふ、もっと押し付けたくて腰が勝手に動いているぞ、祥子。なんていやらしいんだ」 
ゆるしてぇぇぇ・・・いわない・・で・・あはぁん・・・
「ほら、こうか。せっかくのプレゼントがぐしょぐしょだよ、祥子の蜜でレースが光って見えるぞ。こんなパンティで帰るつもりか? この前の時みたいにノーパンで帰るか? ははは」 
やぁぁぁ・・・・男性は知らないはずの・・あの蝉時雨の夜の帰りの地下鉄での恥辱に満ちた陵辱を・・・思い起こさせるのです。
「こんなに食い込ませて。ふふ、また溢れさせたね。白く濁った愛液だよ、祥子」
くぃ・・くぃっとリズムを変えてTバックをあやつります。
「ゆるして・・・いきます・・ごしゅじ・・んさまぁ・・いかせ・・て・・」 
わたくしの声に男性は、縄に挟み込んだコントロールボックスのスイッチを一気に最強に引き上げたのです。
「はぁぁあああああ・・ん・んんぁぁあ」 
急に強まった振動は花びらの奥から・・真珠の芯から・・・わたくしの身体をいままでにない高みへ押し上げてゆきます。
「祥子!いけ!」 
バシッ!!・・・・バラ鞭を一閃。
引き絞られ鈴付きのクリップを付けられた、白いGカップの乳房に打ち下ろしたのです。
「ひいっ・・くっ・・・ああぁああ・・・」 
右のクリップを鞭で飛ばされ、紅い鞭後を白い肌に残しながら・・・わたくしはとてつもない絶頂を極めてしまったのです。

快楽系・・・という言葉が何を意味するのか、言葉ではなく身体で思い知らされたのです。
本来ならただの苦痛しか生みはしない敏感な場所をきつく挟むクリップも、先端が何本かに分かれた黒い革の鞭の一振りも、わたくしを信じられない淫らな昂りに誘っただけでした。
快感でぐったりと喘ぐわたくしは、漸く最初の縛めから解放されたのです。

どれほどの時間くくられていたのでしょうか。
強制的に意識が飛びそうなほどの淫悦を送り込まれて、わたくしの時間感覚はすでに麻痺をしておりました。
カナリアイエローのブラウスは強引に引き出される悦楽の汗に濡れ、黒のタイトスカートはたくし上げたままの横皺をつけておりました。
くくったときの逆の手順で解かれた縄は、窓枠に腰掛けた姿にされたわたくしの足元に何尾もの真紅の蛇のように横たわっておりました。
ブラウスの上から掛けられた縄は解いた後も、手首や二の腕や白い乳房の上下に縛めたままのように・・・同じ場所に赤い縄痕を残していたのです。
 
「痺れてはいませんか、祥子さん」 
男性は全ての縄を外すとわたくしの手首を優しくマッサージしてくれました。
「こんなに綺麗な紅い印が残る。あの夜胸につけられていたキスマークを付けた男性の気持が良くわかりますよ。あなたにはこんな痕を残したく