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雨の止み間の

今年は肌が痛いほどの晴れと
激しい雷雨が交互に訪れて

雨に打たれ重く頭を垂れた紫陽花の彼方に
優しい眼差しが
雨の止み間の遥か彼方を見つめる

逝いってしまうぅぅ・・・
男性の胸の下に組み敷かれ
己を忘れるほどの快楽に身を委ねる時
この眼差しに救いを求めるように
無意識に手を伸ばしてしまうのは
なぜなのでしょうか?

    

木陰にて

いつからかしら
この季節のもみじを青紅葉と呼び始めたのは

夏になる前のひととき
緑が最も豊富なバリエーションを見せるお庭に
幾つかの門構えを通りすぎたあの日
偶然出会ったのです

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お茶室へと向かう露地は
しっとりとした苔に覆われ
手水鉢の水面も涼やか

黒鉄の行灯の
まぁるいフォルムが
ご亭主のおもてなしの心を表しているよう

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広間から庭先に脚を下ろしかけたわたくしは
思わず爪先を引き上げてしまいました
飛び石に散り敷く美しい若緑の青紅葉が描く
模様があまりにも美しすぎて

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「お茶は広間でちょうだいしても構いませんか?」
「もちろんです」
わたくしのためらいを微笑みを浮かべてご覧になっていた
ご亭主は大きく頷かれました

青紅葉に負けない美しいお抹茶をいただきながら
この景色を今宵ご一緒する男性にどう伝えようか
贅沢な悩みをひっそりと胸にしまったのです