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蛍火 14

「無茶をして申し訳ありませんでした。」
田口さんの唇はまだわたくしの唇や頬のあたりを彷徨っておりました。
気がつけば、雨の音は水分静かになったようです。
「ふふ、祥子さんの蜜でスラックスが濡れたようですが、今夜の記念だと思えば幸せな痕跡ですよ。」
「あん、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
わたくしのスカートを奪い取っていながら、田口さんはスラックスの前を開けただけの姿でわたくしを犯していたからです。
「ええ、帰りも車ですからね。心配なのは祥子さんのフェロモンでタクシーの運転手をムラムラさせそうなことぐらいですよ。」
「いやっ・・・いじわるぅ」
ははは。田口さんの大らかな笑い声は、周囲の闇を払う様です。
先ほどまでの喘ぎさえも密やかに交わし、存在を押し殺していた時間が嘘のようでした。

「ちょっと待っていてくださいね。」
田口さんは明かりをたよりにどこかへゆくと、すぐに戻ってらっしゃいました。
「これで、始末をなさってください。」
この方は、わたくしが動けない理由に気付いてらしたのでしょう。
差し出されたのは田口さんのハンカチでした。
「そんな・・・使えませんわ。おねがいです、わたくしのバッグを取ってください。」
身体を交わした後の体液の後始末を・・・男性のハンカチでなんて。
「急がないと、またホテルの人間が来てしまいます。祥子さんができないなら私がして上げましょう。」
田口さんはそう言うとわたくしの下半身を被っていたジャケットを奪い取り、脚を広げさせてしまったのです。
「あん・・みないで・・・ください。」
「ああ、これじゃ動けませんね。祥子さんの蜜と僕の精液で真っ白だ。」
「あぁっ・・・」
太もも内側から狭間へ向かって、冷たく濡れたハンカチで拭ってゆくのです。
板の間まで糸を引く様に滴る、淫らなぬめりさえ知られてしまったかもしれません。
「立ってください。」
田口さんはハンカチで拭った後を、綺麗になっているかを確かめるように彼の指で撫でてゆきます。
「だめですぅ・・・たぐちさ・ん・・」
腰の丸みから太もも・・・そしてガーターベルトで吊られたストッキングの上端まで。
左右のそれらの場所から田口さんの指がぬめりを感じなくなるまで、丹念に拭われてしまったのです。
「祥子さんが良過ぎて、沢山出してしまいましたから、まだ垂れ落ちてきてしまうかもしれませんね。」
「いゃっ・・」
わたくしの身体がそのことを一番良く知っていたのです。
このままだと、自宅へ帰り着くまでに・・・スカートを汚してしまいかねません。
ホテルに戻ったら化粧室へいかなくては。

「さぁ、私が着せてあげましょう。」
田口さんの手にはわたくしのTバックが握られていたのです。
「だめ・・・自分でいたしますわ。」
「私が脱がせたものは、私が穿かせてあげますよ。」
恥ずかしい・・・形に田口さんはTバッグを広げてわたくしの脚元に差し出すのです。
外の明かりに浮び上がる、はしたないランジェリーの内側を見られたくなくて、わたくしはスリップで腰を被うと・・・急いで田口さんの前に脚を運んだのです。
「あぅっ・・・」
後ろ向きに立つわたくしに・・・ウエストを引き上げると、Tバックを食い込ませる様にして穿かせてくださいます。そしてまくり上がったヒップの丘にきつく口づけをなさったのです。
「見てると何度でも挑みたくなる身体ですね。流石に今夜は身体がもちませんが、一晩中でも可愛がりたいですよ、祥子さん。」
「・・・あん・・だめ」
わたくしは愛撫を再開しかねない彼の手から逃れました。
もういつホテルの方がいらしてもおかしくないのです。
足元にあるスカートを取り上げて田口さんに背を向けると、素早く身につけたのです。
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コメント
私が脱がせたものは、私が穿かせる。
自らも楽しめる思いやりの言葉ですね。
「目から鱗」の思いです。

自分さえ良ければなんて…ダメですね。

PS:19~20日は家族サービスに専念。
  戻ってきたらまた来ますね。

2006/08/19 08:34| URL | eromania  [Edit]
eromania様

そういえば、田口さん以外にそんなことを口にされる方はあまりいらっしゃらないかも・・・です。
黙ってなさるとすれば、望月さんか、山崎さんかしら♪
でも、男性に支度を手伝っていただくのはとても恥ずかしいので・・・わたくしにとっては一種の責めでしかないかもしれません。

お忙しい中での、ご家族での夏の一時。
ゆっくりお過ごしになってください。
わたくしはこちらで、お帰りをお待ちしていますわ。

2006/08/19 18:55| URL | 祥子  [Edit]
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