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唐紅 7

「恐れ入ります」 
運転手の上体が少しわたくしに押しつけられます。
シャワーの温かな飛沫を右の太ももに感じます。
「失礼します」 
首筋からゆっくりとシャンプーを流してゆきます。
首筋からこめかみ、生え際までを丁寧に洗い流すと、冷え始めたわたくしの背にお湯が流れるようにシャワーヘッドを調節してくださいました。
髪を軽く絞るようにしてから左側にまとめるように流した髪に、コンディショナーを付けてくれたようです。
「このままでしばらく置きます」
「お背中をお流しします。そのままでいらしてください」 
温かな海綿製のスポンジが背骨の上を滑ってゆきます。
「ん・・・ふ・・」 
脇腹を丸く撫でてゆくスポンジの感触に思わず声は漏れ・・・背を腰を・・わずかにくねらせてしまいました。
首筋から背骨を降りていったスポンジは左の脇腹を通って首筋へ・・・そして右の腰へとおりてゆきます。
愛撫ではない・・・身体を清めるのに必要なだけの心地よい圧力が伝わってくるのです。
 
「ぃあん・・・ん・・・」 
背から腰の丸みへスポンジの感触が移ったときには・・・ついみだらがましい声を上げてしまいました。
乳房を清めていたときと同じ様にまぁるく・・・でも今度は白い腰の頂きから外側に向かってまぁるく動いてゆくのです。
「んん・・ぁぁはぁ」 
内股を這い上がり・・・柔らかい狭間にふれる寸前で、反対側の頂きに感触が移るのです。
「あん・・・だぁ・・めぇ」 
一度きりでなく二度、三度とスポンジは往復します。
スポンジの感触も次第にかすかに・・・愛撫の色を強めてゆくのです。
「ね・・・かんにん・・し・てぇ・・・」 
運転手の膝に疼く乳房をおしつけたまま、わたくしは幾度となく背を腰をくねらせてしまいました。
「おとなしくなさってください」 
彼の落ち着いた声は、快感を募らせていた身体に羞恥の火を点しました。
彼はただわたくしの身体を清めていただけなのです。
なのに・・・はしたない反応をしてしまったことに、強い羞恥を感じずにはいられませんでした。

「あふっ・・・いやぁ・・」 
何の予告もなくただ一カ所まだ清められていなかった柔らかな狭間に、スポンジではない泡にまみれた運転手の指が入り込みました。
突然の行為に無意識のうちに逃げようとしたわたくしの身体を、運転手はもう一方の手で力強く押えるのです。
「祥子様 お静かになさってください」 
わたくしの身体が緊張を解くと・・・彼のしなやか指はやさしく柔らかく花びらの尾根を清めてゆきます。
くちゅ・・・ちゅ・・・ バスバブルやお湯だけではない、ぬめりのある液体独特の音が川音よりも高く響きます。
「あん・・・ぃぁ・・あぁぁ・・・・」 
花びらの左右を挟み込む様に動いた指は・・・そのまま大きくふくらみはじめているであろう真珠の上を撫でさすります。
「ん・・・あぁ・・ああ・あ・・」 
くちゃ・・くちゅ・・・ちゅぽ・・・ 花びらの狭間を愛液の溢れる源を押しとどめるように、窪みにそって指が往復するのです。
彼の指の動きは<清める>という行為などでは・・・もうありえませんでした。
 
「あぁあ・・・だめぇ」 
指は狭間の中央から合わせ目をたどり・・・恐れていたとおり・・・ぬめりをまといつかせたままで後のつぼみへと引き上げられます。 
「いやぁぁ・・・お願い・・・かんにん・・」 
わたくしの哀願の声すら彼には届いていないようでした。
中指と人差し指のぬめりをつぼみに何度かに分けて与えるのです。
それだけでは足りない潤いをバスバブルの泡で加えて・・・中指の細い指先で堅く閉じたつぼみを何度となく揉みしだき・・・すこしづつ先端を埋めてゆきます。
排泄器官が彼の指を飲み込んでゆく、そのはしたない後ろ姿を彼は無言でみつめているのです。
「いやぁ・・・見ないでぇ・・・」 
どれだけたったのでしょうか ようやく指先はまた花びらへ戻ってゆくのです。
これで許された・・・あんな恥ずかしいところを彼に触れられるなんて・・そう思ったときでした。

「っんぁあああ・・」 
花びらと真珠を中指と人差し指が嬲る感触と同時に、親指の腹で恥ずかしいすぼまりを撫でるのです。
「おねがい・・ゆる・し・・てぇ・・・」 
快感を送り込まれながら、いままでにない圧力で羞恥のつぼみを押し開けられる感覚にわたくしは一段高い喘ぎを上げてしまいました。
「祥子様 お力を抜いてください」 
中指の先でぬめる真珠をころがしながら、運転手が静かに言い放ちます。
「いや・・・しないで・・・太いの・・・いや・・・」 
拒もうと白い背中と腰を捩るわたくしを、彼は狭間に差し入れた一本の人差し指で止め付けてしまうのです。
「酷いことはいたしません。主の言いつけなのです、どうか身体の力を抜いてください 祥子様」 
親指への恐怖心がほかの二指の快感に勝ることを、彼はようやく気づいてくれました。
狭間を嬲る指を一旦抜き・・・あらためてほっそりとした中指でアナルへの愛撫を再開したのです。 
「この指でしたら・・・よろしいですか祥子様」 
改めて問われることで羞恥をかき立てられた愛液のぬめりが、彼の指先を容易に侵入させます。
「あはぁ・・・あん・・・ああ・・・」 
3度目になるアナルへの性的な愛撫は、確実にほかの部位とはちがう快感を送りこみはじめておりました。
わたくしの身体ははしたなく彼の指に応え、堅くすぼめられていたひだは柔らかく開きはじめ・・・侵入する指を自ら飲み込もうといたします。
「息をはいてください」 
わたくしの呼吸に合わせて彼は中指の第二関節まで・・・すっと差し入れました。
「あっ・・・ん・・・ああ・・だぁめ・・・ぇぇ」 
浅く抜き差しを繰り返し、内臓の感触をたしかめるように指先を蠢かします。
「おねがい・・・ゆるし・・て・・かんにん・・してぇ」 
喘ぎ声が細く高く川音をしのぐほどになって、ようやく彼の指は胎内からゆっくり抜き出されたのです。
 
「はぁあ・・・」 
運転手は先ほどまでわたくしを嬲り続けていた右手を見つめ、感嘆を交えたようなため息を放ちます。その指先は差し入れたときと同じ綺麗なままだったからです。
ぺろっ・・・・ 彼はその指先をそっと舐めました。 
「祥子様 ありがとうございました」 
夜気に本来なら冷えきってしまうはずの2人の身体は・・・共にうっすらと汗を浮かべておりました。
「お流しいたします」 
先ほどよりも少し温めにしたシャワーを、わたくしの肩から腰へと流しかけます。
「主の申していた通りでございました。ご無理をお願いして申し訳ございませんでした」 柔らかな狭間を・・・そしてコンディショナーの浸透した黒髪も、丹念に洗い流してゆきます。
 
「お苦しくはございませんでしたか、祥子様」 
彼の手でうつぶせられていた上体を引き起こされても・・・わたくしは顔を上げることすらできませんでした。
運転手の脚に押しつぶされていたGカップの白い乳房は、わずかに赤くはしたない身悶えの名残をとどめておりました。
「もう一度暖まられてからになさいますか?」 
目顔で浴槽を示す運転手にわたくしは首を横に振りました。 
これ以上この姿のまま彼とここにはいられない・・・・彼の視線を感じるだけで・・・洗い流されたばかりの茂みの奥にもう新たな潤みがわき出してしまったからです。
「わかりました」 
立ち上がらせたわたくしの全身に少し熱めのシャワーを浴びせると、乾いたバスタオルを取って最初と同じようにわたくしの身体を覆いました。
 
「長い入浴ですね。ここの温泉が気に入りましたか」 
脱衣所の引き戸の音が響きました。
「なんだ、もう上がるところだったんですね。残念だなぁ」 
からかいまじりの陽気な声がいたします。
腰にタオルだけを巻いた姿で男性が露天風呂に入ってきたのです。
さきほどまですぐ側にいた運転手は、半歩だけわたくしから離れました。
「どうです、僕と一緒にもう一度あたたまりませんか。祥子さん」 
厚手の白いバスタオルの下を透かし見るような視線を感じます。
「いいえ、もうこれ以上ご一緒したらのぼせてしまいますわ。お先に上がらせていただきます」 
運転手に甘え・・・翻弄されていたわたくしを取り戻させたのは、男性の自信に満ちあふれた態度だったのです。
 
「お先に頂戴いたしました。いいお湯でしたわ、ありがとうございます」 
左側に流した髪を押さえるようにして会釈をし、脱衣所に戻ろうとしたときです。
「祥子様 どうぞこちらに」 
運転手が濡れ縁につづく踏み石のところでわたくしを待っておりました。
「・・・はい」 
彼は乾いたタオルで、踏み石を上がるわたくしの足を片方づつ拭ってくれました。
「その扉の中のお部屋でお待ちください。すぐに参ります」 
「女将が夕食だと知らせてきました。僕もすぐにあがりますから」 
掛け湯をし檜の浴槽の湯音とともに男性の声がいたします。
「はい わかりました」 
そう答えてわたくしは目の前の扉を引き開けたのです。
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