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Fireworks 11

「おっしゃらないで・・・そんな・・こと」
たった一枚のガラスがなくなっただけで・・・羞恥はわたくしに一層激しく襲いかかるのです。
チチッ・・・
次々と上がる花火の身体の芯を振るわすような大音響の下で、石塚さんはわたくしの耳元でこんなはしたないことを囁かれるのです。
「祥子さんの口から聞かせてほしいな、いまどうなっているか。」
「いやで・す・・・っ・・」
わたくしの長い髪を右手に絡め・後に引いて・・・後ろ向きにあおのけるようにしたわたくしの唇を、石塚さんは再び奪ったのです。

チィィィィ・・・・・
「ん・・んん・・・・」
舌を絡めるような口づけをしながら、石塚さんの左手はワンピースの背中のファスナーを引き下ろしていったのです。
ドォォン・・・ ひと際大きな花火が頭上で花開きます。
「・・ぁ・・ゃぁ・・・っ・・・」
腰の頂きまで全てのファスナーを引き下ろすと、左肩からレースの連なりを剥き下ろすのです。
「・・・ぁ・めぇ・・・ん・くぅっ・・・」
わたくしの髪を右手から左手に持ち替えて、開いた右手でワンピースの右肩を落とします。
肩線でストラップホルダーに止められていたアンダードレスごと、レースのワンピースは自らの重さでわたくしの身体の上をするすると滑り落ちていったのです。
「ああ、今夜にぴったりだね。そのランジェリー。」
墨を流した水面を映したような漆黒のレースは、きらびやかな湾岸の夜景にわたくしの白い肌を一層くっきり浮き立たせていたのです。
ドォォン・・・ 質量のある音が覆うものを奪われた肌を襲いました。

石塚さんは、わたくしの身体の前面を特別室から漏れる明かりに晒すように、手すりに沿ってダンスのようなステップでくるりと身体を回したのです。
足許に落ちたレースのドレスを踏まない様に・・・リードされているようでした。
優雅な楕円を描くレースをさっと取り上げ、少し離れたデッキチェアの上へと放り投げます。
「だめです、こんなこと。誰かに見られてしまうわ。」
石塚さんはその場でわたくしを抱きしめたまま、その腕の輪をするすると腰から肩まで上げてゆきました。
「大丈夫だよ。皆花火しか見てないよ。この専用デッキはこの船の他のデッキとは逆を向いているからね。祥子さんが大きな声を上げなければ誰も来ない。」
石塚さんの言葉を証明するように、スターマインに切り替わった花火は引っ切りなしに破裂音と煌めく明かりを夜空に広げては消えてゆきます。
東京湾のただ中に晒された艶かしい白い肌は、空を映す様に次々とあやかに色を変え、黒のレースのランジェリーがくっきりと浮び上がるのです。
わたくしは両腕で我が身を抱く様にして・・・露になった身体を隠そうといたしました。
ハーフカップのブラが押し上げる、白い乳房に注がれる石塚さんの視線さえ・・・わたくしをさらに羞恥で熱くしてゆくのです。

「祥子さんが教えてくれないからいけないんですよ。」
「あっ・・」
プチっ・・・ ハーフカップブラの背中のホックが外されてしまいます。
Gカップに押し込められた乳房の重みで自然と落ちそうになるブラを、わたくしは咄嗟に両手で支えたのです。
「ふぅぅん」
「あっ・・・あぁぁっ・・だめですぅぅ・・」
わたくしのガードがなくなったハイレグパンティは、石塚さんの手で太ももの中ほどまで・・そして足下まで・・・引き下ろされてしまったのです。
薄く脚を覆う黒のストッキングを愛でるかの様にわたくしの太ももをかき抱くようにして・・・腰を下ろした石塚さんは正面のわたくしの茂みを見据えたのです。
真っすぐに見つめていたのは・・・10秒にも満たなかったと思います。
すぐに立ち上がると無言のままに与えられた恥辱に、石塚さんの視線から顔を逸らせたわたくしの耳元に唇を寄せて囁くのです。
「元通りのしなやかな茂みが綺麗ですよ。」と・・・。
その声は決して大きくはなかったのですが、花火の音の中でやけにはっきりと・・・わたくしの中に響いたのです。
そして・・・
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コメント
降り注ぐ轟音の中で
耳元に響く声、エロティックでステキですね。
祥子さま、ようやくFireworksをここまで読み進めることができました。
続きが待ち遠しくなる展開ですね~

ところでリンクの件ですが、まだ始めたばかり、独り言だけの
拙いブログで宜しければぜひお願いいたします。
こちらからもリンクさせていただいてよろしいでしょうか?

2006/09/28 20:52| URL | 熟桃  [Edit]
銀幕の彼がゆっくりと焦らして祥子さんの「羞恥心」
をゆるゆると煽るのに比べると、急展開。もう?

恥らう時間を与えない手際のよさに惹きつけられる
のですね。

2006/09/28 22:10| URL | eromania  [Edit]
いつもと違う空の下
今夜は急に東京をはなれなくてはならなくなりました。
ホテルの部屋でお返事を書かせていただいております。

熟桃様
リンクをご快諾いただきました誠にありがとうございます。相互リンクの件はよろしくお願い申し上げます。
急展開のFireworks・・・ぜひ続きをお楽しみください。

eromania様
そうですね。この手際の良さは、<花火&東京湾クルーズ>というタイムリミットと、親しく馴染んだ石塚さんだから・・・なのだと思いますわ。
<初雪>の数日間は、わたくしたちをこんな風に親しく・淫らに変えてしまったのですね。

2006/09/28 23:52| URL | 祥子  [Edit]
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