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唐紅 14

「・・・い・・や・ぁぁ」 
2人の男性のため息も吐息さえも聞こえない部屋の中央で、ライトアップされた夜景をバックに梁につり下げられ・・・はしたない下着姿を晒さねばならない羞恥に、わたくしはとうとう淫らな声を上げてしまいました。
「ぁ・・・・あぁ・・・・」 
運転手は、主が解いた伊達締めを紐を拾おうとわたくしの足元に跪いた姿勢のまま、深いため息をもらしました。
「ほぉうっ・・・・今夜は一点の紅も散らさない白い肌なのですね。祥子さん」 
大島を着たままでわたくしを唇で蕩けさせていた男性は、まるで自らの手で彫り上げた彫刻を少し離れた場所からあらためて見つめたときのように、満足のため息を漏らします。
「似合いますよ。祥子さんの白い肌には華やかな色がやっぱり似合う。なぁ、君」 
男性は、わたくしを見上げたままで動きを止めた運転手に語りかけます。
「私はこれが初めてですが・・・ほんとうにお似合いです。祥子様」 
畳に落ちていた2本の紐を手に、運転手はようやく立ち上がりました。
「おねがい・・・ほどいて」 
先ほどまでの男性のディープキスは、たった一本のかんざしで結い上げられたわたくしの髪をしどけなく乱しておりました。
背の中程まである黒髪が・・・一筋、ふたすじ・・・。
ほどけかけ・・・うつむくが故に白いデコルテに陰を落とすのです。
「ほんとうにカメラがないことが残念です。こんなに美しい祥子さんを留めておけないなんて」 
赤い絹・紅葉・・・そして闇に浮かび上がる白い肌。
望んでも得られない淫絵がそこには展開されていたのです。
「せめて・・・これではいかがですか」 
運転手が差し出したのは男性の携帯電話でした。
「よろしければ・・・私にも1枚撮らせてください」
「あぁ君もほしいか。そうだな、今夜の記念にな・・・」 
この場には不似合いな小さな機械から、思った以上に明るい光とシャッター音がわりのデジタル音が発せられます。
「だ・・めぇ・・・しない・・で・・・」 
顔をそむけ身をよじることで・・・乱れた黒髪と・・・たゆんとゆれる乳房が、男の欲望を刺激するなんて思いもせず、わたくしは不安定な姿勢で抗いつづけました。

Jyuban.jpg

「祥子さん 心配しないでください。この写真は僕と彼だけが楽しむためだけのもの、約束します」 
数枚のカットを携帯に収め、男性はその機械を運転手に託しました。
「フラッシュの光を肌が反射して、まぶしいくらいでしたよ。祥子さん」 
改めてわたくしに近づいた男性は、不自然に引き上げられた乳房を指先で撫で上げるのです。
「ここに・・・あんなに赤い印をたくさん付けて差し上げたのに、もう跡形もない」 
喉元から乳房の下辺の丸みまで、啄むように唇でたどりながら・・・中心に近い敏感な部分だけを舌先で佩くようにねぶるのです。
「あ・・・はぁぁぁん・・・やぁぁ」 
今宵はじめての素肌への直接の愛撫でした。
長く焦らされ続けた身体はそんなわずかな刺激にさえ、はしたない声を上げてしまうのです。
「今夜はいくつ痕がほしいですか? 祥子さん」 
答えを待たずに男性は、左乳房の下側のもっとも柔らかい部分をきつく吸い上げるのです。
「あうっ・・・やめて・・」 
ち・・ぅぅ・・・ ランジェリーのレースだけしか触れることのない柔らかな肌は、男性の口づけに軽い痛みすら感じていました。
「ん・・・綺麗だ。もっとですか 祥子さん」 
次は吊り上げられた両腕のせいで、寄せられた二つの乳房の谷間に近い部分・・・開いたシャツの襟元に隠れるか隠れないかの部分・・・に唇を這わせます。
「やぁぁ・・・・っ」 
抗いは首を振ることしかできません。 
でも・・・その仕草さえ、黒髪の先で男性の頬を優しく愛撫する結果になってしまうのです
瞬く間に感じやすい左の乳房に2つの赤い痕をつけられてしまいました。
 
「今夜はそうですね、祥子さんが素直になさらなければその度にお仕置きとしてこの印をつけてゆきましょうか」 
Gカップの重みがつくるとろんとした丸みに沿って、ブラの上端を唇がだどってゆきます。
「1つづつ、ランジェリーでは隠れない場所に。あなたのお洋服でも隠せない場所に ね」 
男性の舌は言葉嬲りを続けながら、乳輪をめぐり胸元から首筋へ・・・そして耳へと這い登ってゆくのです。
「しない・・・で・・ぇ・・」 
淫らな姿勢で刺激を加えられつづけ、なお置き去りにされる乳首の疼きは、わたくしの声を欲望でかすれさせました。
「もっと!そうもっと・・・感じるんです」 
耳さえも性器のように舐め回す男性は、崩れかけた髪から赤い珠のかんざしを引き抜いたのです。
「ここに欲しかったんですね。素直にねだったらどうですか、祥子さん」 
左手に持ったかんざしの珠で、堅く大きく立ち上がった乳首をくるんとなぞるのです。
「あふっ・・・あぁぁぁ」 
待ち続けた刺激が・・・髪に飾られていた珊瑚の冷たい感触だなんて。 
男性の指を無意識に期待していた身体を、快感に大きく波打たせてしまったのです。
「随分敏感になっていますね。じらし過ぎましたか」 
右の乳首は・・・銀のかんざしの尖った先でがつぅぅ・・っとなぞるのです。
「はぁぁ・・・ぁあん・・やぁ・・・」 
ピンポイントで伝えられる刺激は、鋭角な銀の先が与える痛みに戦く怯えさえも、快感に変えてゆくのです。
 
「こんな風にしたらおかしくなってしまいますか?祥子さん」 
部屋を出たとばかり思っていた運転手が、わたくしの左側におりました。
そして右側には男性が・・・2人は同時に両の乳首をくわえたのです。
「ああぁぁぁ・・・だめぇぇ」 
2つの唇と2枚の舌に同時に左右の乳首を嬲られる。
綾絹ごしの刺激にさえ愛液を溢れさせる敏感な先端は・・・ありえない愛撫に限界まで堅く立ち上がり、男性の甘噛みをねだるのです。
「やぁぁ・・・ゆるし・・て・・・ぇ」 
運転手はより敏感な左の先端を、堅くした舌でなんどもなんどもねぶるのです。唇で根元をはさみ・・・吸い上げながら側面を舌先が這いまわります。

「ひぃぃ・・ぁ・・・はぁぁ・・・」 
甘噛みでひりつく右乳首を舐め上げながら、男性は手にしたかんざしの珠を太ももに押し入れ・・・レース越しに愛液にまみれた真珠を撫で上げたのです。
「いやぁぁ・・・ゆるしてぇぇ・・・」 
もっとも敏感な3カ所を同時に嬲られて、不安定な姿勢を保つことさえできなくなってしまいました。
わたくしの腰をささえてくれたのは運転手でした。
吊るされたままで限界まで伸ばされた手首は、全ての体重を受け止め絞りの帯揚げ越しとはいえ赤い縄痕が熱くひりつきます。
「ぁあ・・・おねがい・・・ゆるし・・て」 
疼き切った淫楽の芯ともいえる3カ所を、2人の舌と珊瑚玉で嬲られて・・・わたくしは今夜初めて達してしまったのです。

「おね・・が・・い ほどいて・・」 
運転手に抱きかかえられる姿で、わたくしは彼の眼を見つめて哀願したのです。
 
「お願いする相手が違うのではないですか。祥子さん」 
男性は愛液で濡れ光る珊瑚玉のかんざしをスタンドの照明にかざして、海から上がったばかりの様な光沢を愛でておりました。
「少し楽にしてさしあげますよ、さあ」 
眼顔で運転手に指図をするのです。
運転手は抱きとめていたわたくしの姿勢を、元に戻してくれました。 
あぁ・・・やっと彼が手首の縄を解いてくれる・・・そう思ったのです。

しゅ・・・っ 
運転手が浴衣の袂から出したのは、新しい赤い綿縄と1本のタオルだったのです。
「いやぁ・・・ゆるして・・・ぇ・・」 
さばいた縄尻を同じ長さに決め、二つ折りにした縄を足元に置きました。
「祥子様・・・失礼いたします」 
わたくしの前に跪くと、左の膝の裏に手を当てついと持ち上げるのです。
「やめて・・・おねがい」 
畳んだタオルを膝裏に当て、その上に二つ折りの縄をかけ、片方の輪に両の縄尻をくぐらせてました。
そして・・・ 
しゅっ・・・しゅ 必要以上に作った輪が締まらない様に一つ結び目をつくるのです。
「やぁぁ・・・」 
運転手は黒光りし鑿痕が波打つ梁の、すでにかけられた縄より50cmほど左側に新たな縄尻を投げ上げくいと引き上げたのです。
「あぁ・・・・やめて」 
わたくしの左脚は高く深く曲げられ、吊り上げられてしまいました。
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