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黒衣の情人 36

「もう一度言う。見るんだ、祥子。」
堅く・冷酷に長谷川さんの声がわたくしに降り注ぎます。
「眼を開けるまで、融けた蝋を溜め続けるだけだ。そんなに一気に浴びる蝋燭が気に入ったのか?祥子は。」
わたくしは自分のしていることが、どんな結果を生むのかを彼の言葉で知らされたのです。
それでも、眼を開け・赤い蝋燭を見つめることができませんでした。
「そうか、そんなに気に入ったのか?」
ふるふると、瞳を閉じたまま首を大きく横に振ったのです。
「本当かい?そんなふうにいやいやをしても確かめれば簡単に解る事だよ。どれ?」
「ぁあっ・・ゃ・・」
長谷川さんの指が、広げられたまま括られた左右の脚の付け根の茂みを・・・茂みを載せた丘をくつろげたのです。

くちゅ・・ はしたない水音が虚空に響きます。
「みちゃ・・・だ・め・・」
「ふふふ、気に入ったようだね。祥子の身体は正直だよ。こんなにここを大きくして」
「あぁぁっ・・・」
広げられたまま、はしたなく覗いた真珠を長谷川さんの指が撫で上げたのです。
「ぐしょぐしょじゃないか。なにが嫌だ。蝋責めでこんなに濡らすほど感じている。ほんとうに淫らなMなんだね、祥子は。」
「いやぁ・・・」
「見るんだ。このまま、眼を開けなければここに蝋を垂らす事にする。大丈夫だ、火傷などしない。それを喜ぶMだっているくらいだからね。はじめての蝋責めで祥子は花びらの蝋型を取ってもらいたいと言うんだね。」
「だめ・・だめです。」
わたくしは恐怖に負けました。乳房に・・・乳首に何度も・・そして腹部に・・・滴らせられた蝋涙は、火傷などしないと何度説明をされても、あまりにも熱く皮膚の奥まで突き刺さる様だったからです。

「ゆるして・・くだ・さ・い・・おねがい。」
見下ろす長谷川さんの視線は、わたくしの脚側にありました。わたくしの茂みに覆われた丘はまだ彼の手に開かれたままだったのです。
「どうか・・ゆるしてくだ・さい・・・たすけ・て・・」
見開いた瞳は恐怖に潤み睫毛には涙の雫がまぶされていたことでしょう。
ゆっくりと長谷川さんはわたくしの丘を閉じ手を離してくださったのです。
「祥子、覚えておきなさい。僕は祥子のそんな顔も大好きなんだ。自信に満ちた美しい理知的な祥子も好きだ。だが、怯えた仔犬のようなその瞳にもたまらなくそそられる。涙を流して許しを乞う祥子は、僕だけのものだ。」
「やっ・・・」
「眼を閉じるんじゃない! 見るんだ!」
もう随分の時間、融けた蝋は長谷川さんの持つ真っ赤な蝋燭の上に溜まり続けているはずです。ほんの少し傾けはじめた長谷川さんの手の動きに顔を背けようとしたわたくしに、長谷川さんの叱責が走りました。
「・・は・い」
「僕を見ろ。眼を逸らすんじゃない!」
恐怖で溢れる涙で霞む視界をわたくしは長谷川さんの声の方へと意志の力で引き戻しました。
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コメント
こんにちは。
今日も暖かですね。
早い梅は満開です。

蝋の熱さは、熱いと言うより、垂らされた瞬間は、痛みに感じるともききました。
どうなのでしょう。

目をつぶって、目を逸らしていて下さいね。
溜まった蝋が一気に祥子さんの花びらを襲い、すっかり覆いつくし・・・それを待ってます。
素敵な記念品が出来ますよ。
でも、その時瞬時に襲う苦痛をどう耐えるのでしょうか。耐え切れずに、何かが起こるのでしょうか。
期待しております。

2007/02/08 13:27| URL | masterblue  [Edit]
火傷
 低温蝋燭で火傷を作ってしまいました(笑)
充分離れた所からぽつんぽつんと
のんきに垂らして遊んでもらってたのに
身体の前側だったから、さほど熱くもなかったのに
なんでそうなっちゃったのか全く気がつかないほどだったのに
翌日その水ぶくれを見つけたときは
(∂_∂?)ハテ?なんだろうこれ?
なんだと思う?虫刺されかなぁ・・・・・。
「え?もしかして火傷させちゃった!?」
え(・▽・;)ま、まずい・・・
急いで隠したけどもう遅かった。
(ノ_・、)シクシク
当分蝋燭は、出番がないかもしれない。。。




2007/02/08 17:58| URL | さやか  [Edit]
こんばんは。
今日も天気で穏やかでしたね。
さて、さやかさんのコメント見て、今一度蝋燭プレーの安全について書いてみます。
低温蝋燭だから火傷しないという間違った知識は捨てて下さい。やり方を誤れば火傷すると考えて下さい。
女性の体質個人差がありますからこれで安全だという保障はありませんが、私の仕方をお話します。
まず、大きめのシートを敷いて下さい。(後始末が楽です)
それで、動かないように女性を拘束して下さい。(狙ったところに垂らすため)
次に、女性の身体にローションをまんべん無く塗って下さい。(ローションの膜を貼って素肌を守る、温度を下げる効果と、後で蝋を取るときも簡単です)
火をつけ蝋を垂らしますが、まず、S自身の手の平と手の甲両方垂らし熱さの違いを確認して下さい。
手の甲の方が明らかに熱いのが判断出来ますから。
垂らす高さは最初は高い位置から、女性の反応を見て
蝋は貯めないように、数滴づつ垂らします。
それと、焦げ芯落さないように注意、落せば火傷します。
最後に一番大切な事は、女性が本気で熱いSOSを出したら直ぐ止める決断です。
祥子さん長々すみません。 
皆さんお解かりだと思いますが、私の仕方披露させて頂きました   
                       ・・縄指導・・

2007/02/08 21:09| URL | 縄指導  [Edit]
熱く激しく…というのは情熱だけでなく、緻密な計算のもとで行われるのですね。

ある意味、冷静でなければならないのですね。

2007/02/08 22:40| URL | eromania  [Edit]
暖かな日が続きます
masterblue様
お優しいのかと思えば、酷く意地悪なことをおっしゃいますね。
突き刺さるような痛みを与える蝋の刺激。
それを秘めた場所に直になんて・・・とても考えられません。
長谷川さんがどんなことを考えていらっしゃるのかわたくしにも解りません。
望むとその通りになるといいますから、どうかそんな意地悪なことおっしゃらないでくださいませ。

さやか様
もともとSではない方は、こういうことが一度起きるともう絶対次にはしてくださらなくなっちゃいますね。
わたくしは火ぶくれややけどといった経験はありませんが、もともとは危ない行為。気をつけてなさってくださいね。
やけど痕が白いお肌の残らなければよかったですが・・・。

縄指導様
蝋責めのセイフティ・ポイントについての講義ありがとうございました。
これだけ詳しい内容は、コメントでいただくのはもったいないくらいです。
こちらにいただいた、縄指導様の様々なコメントを集めたらS様に対する格好の解説本になりそうな気がいたします。
いままでしたことのないこと。
とても刺激的で新たな快感を生みますが・・・どうぞ注意をして安全に楽しんでください。

eromania様
以前、Sの方がわたくしを狂喜に陥れておきながらご自分はとても冷静にしていらっしゃるのを見て、感じていただけてないのかと不安に思ったことがあります。
「冷静なんですね」とお話をしたら、「あたりまえだろう 危険だからね」とお答えになりました。
そういうものなのですね、この方達は・・・きっと。

2007/02/09 13:30| URL | 祥子  [Edit]
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