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SnowWhite 29

「この部屋にセットしてあるカメラは5台だ。僕がファインダーを覗く訳にはいかないからね、おなじ位置にズームやアングルを変えて数台セットしてある。」
「そんなに・・・」
スタジオ撮影の現場でも、それほどの機材を一度に駆使することなどありません。
近視の眼でじっと見上げると、ベッドの上の天井照明の明かりが途切れるあたりに2つのカメラがレンズをこちらに向けていたのです。
ほかに、3台。いえ、先ほど高梨さんがご自分で構えていらしたカメラを含めると全部で6台。この方がプロのカメラマンだとしても・・・このベッドルームはあまりに・・・贅沢に過ぎる撮影現場でした。
「気付いていたかい。昼間の祥子を撮りながら、僕はレンズの向こうに今のような放恣な君を見続けていた。まるで母親のように真面目に料理をする祥子を撮っている時でも、僕は半分昂り続けていたんだよ。」
高梨さんは言葉でわたくしを捉えたまま、左手でストッキングに覆われた脚を愛でる様にしながらランジェリーの裾を引き上げ、右手でさきほどガーターベルトに挟み込んだ裾を引き出すのです。
「不思議だった。ずっとSの嗜好なしには満足できなかった。だから、いままで祥子には随分ハードなこともさせてきたしね。」
街中をランジェリーにコート1枚で歩かせたり、ご自分の部屋のベランダの柵にわたくしを首輪で繋いで鞭で打ったり・・・。長谷川さんとは違う嗜好ではありましたが、まごうことなくこの方もS男性だったのです。
高梨さんは、そっとわたくしの脚の間から抜け出すと両の足首を掴んできれいに揃えてくださったのです。
「でも、今夜はノーマルに感じる祥子の写真が欲しくなった。拘束して強制的に快感を注ぎ込んで逝く祥子ではなくて、僕の愛撫で綺麗に高まってゆく祥子の姿がね。
だから、今夜は首輪もしない。手錠も、革の拘束具も、玩具も鞭もなしだ。」

高梨さんがベッドの上に置いたカメラを取り上げたのです。
カシャ・・・ カシャ・・・ カシャ・・・
ご自身で付けられたポーズのわたくしにレンズを向けてシャッターを切るのです。
「その手を除けるんだ、祥子。」
わたくしは再び両手で乳房を覆っておりました。
右目でファインダーを覗きながら、同じ様に見開いた左目でわたくしをじっと見つめます。その視線に・・・わたくしは身体の芯が熱くなるのを、止めることができなかったのです。
「祥子。」
重ねられた言葉に、わたくしはゆっくりと腕を外していったのです。
カシャ・・・ カシャ・・・
右手をゆっくりと、はずして・・・
カシャ・・・ カシャ・・・ カシャ・・・
左手を外す時には、わたくしは高梨さんとカメラの視線から逃れる様に、顔を背けてしまったのです。
カシャ・・・ カシャ・・・ カシャ・・・
手の戒めを解かれて、仰向けになった身体の上でGカップの乳房がたゆ・ゆん・・と形を変えてゆきます。
その間も止まらないシャッター音に、わたくしは左手をみぞおちの上・・・丁度心臓の当たりに添えてしまいました。
真っすぐに伸ばされていた脚は、胸元を露にするにつれて広げられた裾からランジェリーだけの下半身を守る様に、自然と左膝を寄せるように少しだけ引き上げられていたのです。
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コメント
写真家とカメラ
 何時読んでも、祥子様の文章は上品で清楚な感じが表れていて、とても好ましく思えます。この様な状況の描写でもそれが少しもいやらしくなく、祥子様の羞恥のありようが、こちら側に美しく伝わってきて、興奮を憶えさせます。私の「愛を交わすシーン」の好みとしては今回が最高です。SもMも勿論好みなのですが、祥子様がカメラのシャッター音と高梨さんの巧みな言葉掛けによって羞恥の中で体を開いてゆき、少しずつランジェリーに隠された場所を撮されていく部分が広がっていく。私の最も望んでいる状況が始まっています。
 思いっきり祥子様の羞恥と裸身を私も堪能したいと思っております。
 今後の展開を本当に待ち望んで、いつも朝が来るのを楽しみにしています。 

2007/03/15 10:30| URL | オーバーチュア  [Edit]
すごいなあ
私が望んでやまない世界が
祥子さんには与えられている。

羞恥にもだえながら
愛の快感の中に
身体を開いていく。

極上のボディと、上質の装いに
彩られて・・・・・・

今夜も眠れない

2007/03/15 20:40| URL | くろす  [Edit]
仕掛けや道具なしの真っ向勝負。
嗜好性で愛されるのも、その人の一部になったようでうれしいもの。

ましてや直球勝負となると…。

2007/03/15 21:05| URL | eromania  [Edit]
カメラの目線。
別の視点から自分を眺められている事の、なんとも言えない高揚感。
実際に愛しあっている時のものを残すのは好きではないそうなので、1度だけ、人を介して撮られた事がありますが…。
羞恥心がまた異常な興奮を感じたことは事実でしたね。
そんなに沢山のカメラに囲まれたら…。


2007/03/15 23:22| URL | るり  [Edit]
いろんな角度・・・
 カメラが一台なら、ある一方だけを意識すればいいんだけど。
こんなにあらゆる角度から写されてしまったのでは
もう、我を忘れるしかありません。

2007/03/16 00:07| URL | さやか  [Edit]
お返事が遅くなって申し訳ございませんでした
オーバーチュア様
高梨さんがプロの写真家だからでしょうか。
俗に言う「はめ撮り」のようなことを望まれているにも関わらず、あの猥雑さが彼との間にはありませんでした。
お気に召していただいてとてもうれしいです。
特殊な嗜好を持つ方が、その嗜好抜きにしても愛したい・・・そう思われるような女でいたいとわたくしも願って止みません。

くろす様
<私が望んでやまない世界>
以前にもくろす様からはそういうお言葉を頂戴した記憶がございます。
特殊ではないようで、極めて特殊なシチュエーションに高められてしまうわたくしを、そっと見守ってくださいませ。

eromania様
高梨さんは、長谷川さんと違って道具や仕掛けマニアではありません。
それでも最初の時から、羞恥と拘束抜きに愛されたことはありませんでした。
それなしには愛せない人だと思っておりましたから・・・今回は、わたくしはいま半分は不安なのです。
高梨さんが本当に最後まで満足していただけるかどうか・・・。

るり様
愛し合う姿を写真に残す・・・というのは、普通では人を介さずにはできないことかもしれません。
高梨さんのカメラが何を撮っているのか、どんなお写真を残そうとされているのか。
実はいまのわたくしには解りません。あまりにはしたないお写真でなければいいのですが・・・

さやか様
ん・・・そういう意味もあるのかもしれませんね、高梨さんのこのセッティングは。
本当にどこから見られているかわからない不安はわたくしを一層高めるのです。

2007/03/16 07:37| URL | 祥子  [Edit]
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