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21:00 8

「そうだね、それじゃ質問してあげよう。困った女性だね、私に手間を掛けさせて」 
ふふ・・と声には困ったそぶりも見せず、愉快そうに含み笑いをもらします。
そしてさっそく淫らな質問をはじめました。
「乳首を堅くとがらせたそのバストのサイズは?」 
男性の双眸は、三角形のサテンの生地がたわわにまぁるい洋梨のような曲線を描く乳房を見つめていました。
「105のGカップです」 
胸元が熱く火照るようです。
「ほぉっ・・・熟すると量感がまた違うね」 
次の質問です。 
「随分前から乳首を堅くしているね、祥子は。そんな大きい胸なのに感じやすいのかな?」 
「・・・はい。とても敏感で・・感じやすいのです」 
自分の口から・・・そんなことを言わなくてはならないなんて。
「そんなおおきなバストだ。祥子の乳輪も大きいのだろうね」
「そんな・・こと・・ないです。普通だと・・思います」 
サテンの布地を透視するかのような男性の視線に、乳首が一段と勃ち上がってしまうのです。
「いゃぁ・・・」 
はしたない質問に耐え切れなくて、わたくしは首を横に振ってしまいました。
「いい眺めだ。きみが少し動くだけでほらこんなに揺れるよ、祥子」 
たゆん・・たふ・・んと揺れる乳房に、男性の視線が刺さります。
「モデルをするようなコ達のバストは風情がなくてね。きみのは魅力的だよ」 
カメラマンとして・・・どれだけの女性を見て来た方なのでしょうか。
「乳首の色を教えてくれないか?」 
「鴇色だと・・言われたことがございます」 
以前、あの運転手さんがわたくしの身体を清めながら、そうつぶやいたことがございました。
「色白だからきれいだろうとは思いましたが、ふふ・・想像以上ですね」
左手でワイングラスを取り上げ・・・喉の乾きを癒す様にムートンロートシルトを一口含みます。

淫らな質問は続きます。
「そのランジェリーを引きはがしたくなりますよ。ところで、いつも祥子はガーターストッキングなのか?」 
乳房の丸みから白い脇腹のラインを通って、ウエストを横切るサテンのガーターベルトへ・・・ そして留め具をつたってふともものストッキングへと視線が流れます。
「いえ・・・いつもではないのです」 
愛液で濡れた太ももの内側が熱くなってゆきます。
「ほうっ。男を探している時だけかい」 
嘲る様にからかうように・・・あの声で言うのです。
「お洋服のシルエットによって・・・です」 
この方にはそんな風に思ってほしくない。誤解を解きたくて・・・あわてて答えてしまいました。
「今日以上にシルエットを露にする服で、男を誘うんだな」 
すっと身を起こした男性は、右脚のガーターストッキングの吊り紐を、ぱちん・・とはじくのです。
「あふっ・・・ちがいます」
「こんなにフェロモンの薫りをまき散らしておいて、違うといわれてもね」 
ふふ・・ストッキングで光る脚よりも、太ももの素肌に男性の視線を感じるのです。
 
「いつもこんなに濡らすのか?祥子は」 
とうとう男性の質問が・・・もっともはしたない場所へたどり着いてしまったのです。
「いえ・・・いつもじゃ・・ない・で・す」 
ようやくそれだけ答えました。
「こんなに色が変わるほどに濡らして、はしたないな」 
太ももの合わせ目の濡れたサテンの部分を、男性の視線が奥へと這ってゆくのです。
「いやぁ・・・みないで」 
あぁ・・また溢れてしまう。
「いつから濡らしてたんだい、祥子」 
わかってらっしゃるのに・・・
「・・・美術館の・・エレベーターの中から・・で・す」 
あまりのはしたなさに、本当のことを口になどできなかったのです。 
「嘘を言うんじゃない、祥子」 
やはり・・・知られていたのね。おねがい・・・ゆるして。
「もう一度聞くぞ、祥子。いつから濡らしていたんだい」 
「あなたに・・・はじめて・・キスされた・ときから・・です。あぁぁ・・・」 
はじめて逢った男性に、美術館のような神聖な場所でキスをされただけで。身体を反応させてしまうなんて・・・。
「いいこだ、祥子。そうだろう、あの後一緒に写真を見ながら歩いていて、私はきみのフェロモンに目眩がしそうだったよ。あの場で犯したくなるのを必死で堪えていたんだからね」
男性の赤裸々な告白が、わたくしの疼きをなおも煽るのです。 
あのあとわたくしが男性に逆らえなかった訳を・・・聞かされた様に思えたのです。
サテンのパンティは次々と溢れる愛液に濡れそぼって、わたくしの姿をありありと浮き出させておりました。

「祥子の茂みは濃いのかな?」
「・・・いえ・・あぁ・・どうかお許しください。そんなこと、答えられません」 
答えれば次につづく・・・さらにわたくしを嬲るような質問が・・・待っているだけなのです。
頭の後に組んでいた手を解き、あまりの恥ずかしさに顔を覆うとしたのです。
つと男性は立ち上がり、わたくしの両手を後ろ手にひとまとめに掴んでしまいました。
 
「まだ質問は途中ですよ」 
もう一方の手で髪を引くと、仰向けた唇を乱暴に奪うのです。
「ん・・ぁあふん・・」 
ムートンロートシルトの薫りの唾液が、わたくしの口腔に注ぎ込まれます。
「んん・・・っくん」 
乱暴に舌先を踊らせると、はじめたのと同じ唐突さで唇を離しました。
「ここまでしても理性を失わないままなんて。はじめてですよ、祥子さん」 
男性に向かって突き出された、バストを覆うブラの片側の紐だけを引き下ろすのです。
「こんなに熟した淫らな身体であれだけの責めをすれば、もう抱いてくださいと欲望に蕩けた眼で私にねだってもいいころなんです」
「あうっ・・・あぁはぁぁ」 
露になった乳首をきつく吸い立てるのです。
「なのにあなたの理性は屈服しない。こんなに身体を疼かせているのに」
「やぁ・・ん・・ゆるし・・て・・」 
舐め上げて舌でねぶり・・・
「あなたにはもっと時間を掛けたくなった。また逢ってくれますね、祥子さん」 
男性はわたくしを捉えていた手を離すと腰を引き寄せ、敏感な左の乳首を甘噛みしながら・・・もう一方の手でパンティの中で大きく膨らんでいたぬめ光る真珠をなで上げたのです。
「あぁあああ・・・・い・くっ・・ぅぅぅ」 
焦らされ・羞恥を炙られつづけたわたくしの身体は、それだけの刺激であっけなく達してしまったのです。
「・・・はぁ・ぁ・ん」 
わたくしの両手は男性の頭を抱きしめておりました。
一瞬で達した緊張が解けたとたんに、両脚は力が抜けた様に崩れ落ちそうになってしまったのです。

「ははは。大丈夫ですか」 
男性はわたくしをソファーの上に座らせると、口元に新たに注いだムートンロートシルトを差し出すのです。
気付薬のようなその液体を、わたくしは一口で飲み干しました。
「ごめんなさい。急に・・・」 
はしたなく達した余韻にわたくしの声はまだ震えていました。
「いえ、いいんですよ。シャワーを浴びてらっしゃい。タオルは出しておいてあげますから」 
男性の声が優しく響きます。
「だって・・・」 
あなたはいってないのに・・・。わたくしは後半の言葉を飲み込んでしまいました。
「十分堪能させてもらいましたよ。今夜は」 
比喩でもなく男性の顔は満ち足りておりました。
「ほんとうに?」 
「ええ、それに祥子さんを本気で籠絡しようとしたら、今夜は時間が足りません。ははは」 
愉快そうに笑うのです。
「祥子さんに興味を持ちました。明日からパリなのです。帰って来たらゆっくりお逢いしたいものです」 
クローゼットからバスタオルを出し、わたくしをバスルームへと案内してくれました。
「30分後にタクシーを呼んでおきます。そんなランジェリーを身につけたまま電車で帰すわけにはいきませんからね。ゆっくり身支度をしてください」
バスルームのドアを閉めながら・・・男性はそう告げたのです。


祥子からの手紙-7

こんばんわ 祥子です。
 
長雨に落ち込みがちな気分を変えに立ち寄った美術館で、
思わぬ方と出会ってしまいました。
男性はあの後、1階の車寄せまでわたくしを見送り、
車に乗ったわたくしに1枚の名刺を差し出したのです。
そこには彼の名前と<フォトグラファー>の肩書き
そしてこのレジデンスの住所と携帯番号が書かれていました。
 
「パリから10日後には帰るから」
そう言った男性を残して・・・タクシーはわたくしの自宅に向かったのです。
不思議な方でした。
また・・・あの方にお逢いすることはあるのでしょうか。
 
わたくしからお電話することはきっとないでしょう。
ただ、またあの美術館で出会ってしまったら
わたくしは恋に落ちてしまうかもしれません。
 
まだ雨はつづいております。
秋晴れの日が恋しいと・・・思いました。
今夜のワインはシャトーラグランジュで 乾杯!!
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コメント
21:00読ませてもらいました。
すごく素敵でした。。。(*゜ー゜*)
わたしも素敵な男性を書こうとするけど、あんまりうまくかけないです・・・祥子さんの書くような大人の男性・・・やっぱ会話シーンがすごいって思いました・・・・コートの中は下着だけでっていうのもドキドキしちゃいました・・・また他の作品も読みにきますo(*^▽^*)o~♪

2006/02/12 11:29| URL | 悪夢(あむ☆)  [Edit]
悪夢様
ありがとうございます。
そうですね・・・男性との間で会話は大切だなと思っております。
大人の男性ほど、会話で感じさせていただきたいな、なんて思いますね♪
今日簡単な各章の解説をアップさせていただきました。
悪夢様が次にお読みになる物語を選ぶ参考になさっていただければ幸いです。

2006/02/12 23:25| URL | 祥子  [Edit]
またお邪魔しました。
21:00読み終わりました。

とても繊細で、節度があって、そして奔放。
素晴らしい、短編でした。

第九、こちらにアップされるまで、楽しみに待っています。
どんな再会、どんな展開なのでしょう。


2006/02/13 15:34| URL | masterblue  [Edit]
masterblue様
ありがとうございました。
実はこの21:00、前作の唐紅の反動のように
書き上げた作品でした。
msnで連載した当初・・・唐紅とは違うあまりの展開の早さに
戸惑われたお客様もいらっしゃったようでした。

第九合唱付き もそうなのですが
高梨さんとの出会いは・・・長篇をアップした後
わたくしを癒すかのように浮かび上がる物語のようです。

今日よりアップしているムーンナイト・アフェア。
唐紅と同じほど・・・いえそれ以上に
濃く・長く・SMテイストの強い作品になっております。
よろしければぜひ、ごらんになってください。

2006/02/13 15:46| URL | 祥子  [Edit]
「堪能する」というのはこういうことなのですね。
精を放つことを「いく」という表現を良く使いますが、それが下品に感じるくらいsexyです。

たぶんこの余韻は祥子さんのカラダからけっして消えることがないですよね。男の抑えた理性があってのみ成立するのですが、たいていの場合は理性より女性の魅力と本能に負けてしまいますからね。

2006/07/02 10:26| URL | eromania  [Edit]
eromania様
さっそくご覧になっていただけたのですね。
ありがとうございます。
大人の男の抑えた色気を持った高梨さんは、わたくしにオフィシャルな名刺を差し出した最初の男性でもありました。
この登場から、<第九 合唱つき>そしてまだこちらには未掲載ですが<桜陰hanakage>へと逢瀬は続いてゆきます。

eromania様は初雪からのお客様でしたね。
<淑やかな彩>は長い物語なので、なかなか旧作のご紹介もなりませんがよろしければ時折こうしてごらん頂けたらと思います。

2006/07/02 10:45| URL | 祥子  [Edit]
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