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ムーンナイト・アフェア 5

「祥子、その窓のところに座りなさい」 
美しい庭の景色に見とれていたわたくしに男性が命じます。
両手を縛められることが、これほど身体のバランスを崩すとは思ってもおりませんでした。 
縛られた姿のままゆっくりと窓辺に向かいました。 

腰を下ろしたわたくしの前に、男性はまた1本の赤い縄を持ってまいりました。
「あうっ・・」 
すでに捌かれ1/2に折られた縄の輪をわたくしの首に掛け、一方を乳房を上下に縛めた縄に通すと・・・ぎゅっとひと結びいたしました。
引き絞られた赤い縄は、まぁるい膨らみのあるわたくしの白い乳房をいびつに歪め、一層張り出させるのです。
「・・ぁくっ・・・」 
右に振った縄の端は張り出した乳房の上を通り脇の下を通され、手すりの縦桟に回されたのです。
そのまま体前・後の胸上の縄を引き絞るようにひと結びされ、また手すりの縦桟へ。
そして胸下の縄も同様にして縄端を止めるのです。
「・・んくっ・・・」 
左の縄も同じようにされました。わたくしの上半身は飾り窓の手すりにとめつけられ、身体を横切る縄はいっそうきつく・・・白い肌に食い込んだのです。
「祥子、脚を窓枠まで引き上げるんだ。早く」 
男性の声に黒のシームストッキングの脚を揃えて・・・膝を抱えるように窓枠の所まで引き上げたのです。
座卓を振り返った男性はもう1本の赤い縄を手に取り・・・捌きながらわたくしの姿を眺めやっておりました。
膝上の黒のタイトスカートに包まれた太ももを絞り上げられた白い乳房に引き寄せ、ガーターで吊られた黒のシームストッキングのふくらはぎを足先を揃えて前に垂らしているのです。

長谷川さんは行為の間、決して寡黙ではありませんでした。
常に言葉までもを武器にわたくしを責めたてたのです。
ですが・・・縄を手にした時は違いました。 
真剣な眼差しで芸術的に縄を操る時は、最低限の命令以外・・・なにもおっしゃいませんでした。
ただ、次第にきつく縄をかけられてゆくわたくしの表情を、まるで観察でもするようにじっと冷静な瞳で見据えるのです。
あの夜のように・・・露骨な興奮の表情は微塵も見せては下さいません。
唯一つ同じだったのは・・・ブラックジーンスの中で男性の身体がすでに昂りを示していたことでした。
「脚を開きなさい」 
やはり二つ折りにした縄を手にわたくしに向き直りました。
一瞬何を命じられたのか戸惑っていたわたくしに、男性はなにも言わずに近寄ると両手でわたくしの膝を左右に割ったのです。
「あっ・・・ゆるし・・て」 
脚を閉じようとするわたくしよりも一瞬早く男性の身体が割って入り・・・両の足首を左右の窓枠に置くのです。
「M字開脚というんだよ、祥子。静かにするんだ、お仕置きをされたいか」 
お仕置き・・・他の男性であれば羞恥を含んだ甘く淫らな行為を示す言葉。
でもこの方の言葉は苦痛を伴う行為を示しているのです。
「いえ・・・おゆるしください。ご主人様」 
タイトスカートは大きく開いた脚の付け根までずり上がり、ガーターベルトの留め具からTバックに覆われた太ももの狭間までを曝け出しておりました。
「おねが・・い・・」 
左の膝に手首にされたのと同じ様に縄が掛けられひと結びされると、手すりの縦桟に回されて・・・引かれるのです。
次に足首を一巻きして・・・また手すりへ。
残った縄端は脚と手すりの間を繋ぐ縄を引き絞って止めつけられました。
 
僅かな時間の間に・・・わたくしは間接照明の中、着衣のままで庭に向かって開け放たれた座敷の窓の手すりに、乳房を引き絞られ・M字開脚のままで緊縛されてしまいました。
「ふっ 間接照明の明かりが祥子の肌の陰影を一番きれいに見せるな。思った通りだ。一番淫らな女性自身を晒して窓に縛られてどんな気持だい、祥子」
「はずか・・しい・で・す ご主人様 ご覧にならないで・・・おねがい」 
身動きのとれない身体の中で、唯一自由になる顔を明かりから背けるだけしか羞恥を堪えるすべがありません。
「恥ずかしいか。どれ、祥子の身体に直接聞くかな」 
男性の手は繊細なレースがはしたなく食い込むわたくしの花びらに伸ばされました。
「ぁあ・んっ・・」 
くちゅ・・はしたなく大きな水音が室内に響きました。
顔を背けたわたくしの視線の先に差し出された男性の人差し指は、愛液でぬめるように光っておりました。
「縄を掛けられただけでこんなに濡らすなんて、祥子は真性のMだね。淫乱なMだ」 
「いやぁぁぁ・・・」 
細くすすり泣くような・・・抗いの言葉しか出せません。
 
「さきほど素直に脚を開かなかったからね、お仕置きをしよう」 
男性は座卓の向こうに置かれたバッグに歩み寄りました。
手にしてきたのは、2つのうずらのたまごほどのプラスティックボールがコードでつながれた・・・玩具でした。
「ゆるして・・・おねがい」
「ずっと運転してきて喉が乾いたからね、僕が一服する間これでいって見せなさい。そうだね3回。3回いったら許してあげるよ」 
「・・ぃっ・・・」 
冷たい塊を一つはわたくしの花びらの奥に、もう一つを車の中で嬲られ続けた真珠の上に置き・・・Tバックで抑えるように引き上げたのです。
「教えたとおり、ちゃんと僕に許しを乞うてからいくんだよ。勝手にいったら許さないからね」 
カチ・・二つのスイッチを男性は同時にオンしたのです。
「あぁあああ・・・だめぇ」 
わたくしの淫らな喘ぎ声を聞き流しながら、胸元の縄にスイッチボックスを挟み込むと 男性は座卓に座り冷蔵庫から出した冷たい飲み物を楽しみはじめたのです。
「いやぁ・・おねがい・・あはぁぁん」 
わたくしは生まれてはじめて・・・玩具の振動が与え続ける快感に翻弄されておりました。
「ゆる・・あぁぁ・・ん・し・・て・・」 
緊縛され出窓状になった手すりに身動きできないようにされた身体には、この堪え難い振動を避けるすべさえありません。
「おねが・い・・いぃぃぃ・あぁ・・とめて・・ぇ」 
座っている姿勢で、もっとも内圧が高いはずの場所にまで押し込まれたプラスチックの塊は、すでに十回以上登り詰めさせられながら放置されていた胎内に新しい疼きを与えるのです。
「ごしゅじん・・さまぁぁ・・・だめぇ・ぇ・・」 
胎内の塊は震えながら新たな蜜を汲み出すだけでなく・・・直接もう一つのプラスチックの塊を直接当てられた敏感な真珠を、内側から揺すり上げるような動きを加えるのです。
「こんな・・の・・いやあぁ・・ぁあはっぁあん」 
ちゅぷ・・ちゅぷ・・先ほどまで男性の指で逝かされ続けた真珠に黒のTバックのレースで直接押し付けられたプラスチックの塊は、わたくしからはしたない喘ぎ声と・・・愛液まみれになっていることを示す水音まで導き出すのです。
「あはぁぁぁん・・・ゆるし・・て・・いきまぁぁすぅ」 
無機質な塊の動きは容赦なくわたくしを頂きに押し上げるのです。
「ごしゅじ・・んさまぁぁ・・おねがい・ですぅ・・いかせて・・くださぁい」 
淫らな衝動を堪えようとするわたくしの理性さえ、動きを止めることなく同じ激しさで揺さぶり続けるのです。

「祥子は玩具ははじめてなのか、ん?答えなさい」 
飲み物を片手に男性は許しを与えることなく・・・静かな声で質問をします。
「はぁい・・はじめて・・ですぅ・・んんぁぁぁ」 
いままでこのようなもので快楽を得たことなどありませんでした。
「ふふ この熟した身体は男の手だけで創られてきたということですか。だからこれほど贅沢なのですね、祥子」 
「どうか・・お許しくださあぁぁん・・いくぅぅぅ・・・いってしまいますぅ」 
すすり泣くような喘ぎ声を、一オクターブ高く響かせてしまいます。
「はじめての玩具でいきなさい。いくんだ!祥子」
「あぁぁ・・・いきますぅぅぅ・・・はぁぁんあああっ・・」 
ぎしっ・・・縄のきしみが濡れる声にかぶさり、白い肌に赤い縄痕を深く印しながら・・・わたくしは生まれてはじめての玩具による絶頂を迎えてしまったのです。
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コメント
場所違いで・・・
こんばんは。
閑話休題(インター・ミッション)をアップしてくださったので、第一作から読み始めることが出来ました。
祥子さんの世界を、もっと深く知りたくなりましたので。

「オペラピンクのランジェリー」からスタート。そして、読み終わりました。
本来は、そちらへコメントをお送りするべきかと思いますが、最新アップのところで失礼します。

女性の方は、その日の気分、或いは期待などで、色を選べるのは、羨ましいですね。そして、その色がストーリーと巧みに絡まる素晴らしい祥子ワールドに、この第一作で引き込まれました。
オペラピンクのランジェリー姿の祥子さん、私の妄想の世界に引きずり込みたくなりました。

新作に追いつくまで、頑張って読みつづけます。
ということで、しばらくは変なところに、感想を入れさせていただきますので、お許しください。


2006/02/15 21:24| URL | masterblue  [Edit]
masterblue様
一作目からお読みいただいたなんて・・・ありがとうございます。
「オペラピンクのランジェリー」は本当に衝動的に書き始めて
書きながら今のこのシリーズの文体を作っていった習作のような物語です。
なんの構成もなく・・・・今思えば無謀ですわね(笑)

ランジェリーは本当にこの数年
宝石のように美しい色合いのものや繊細なレースのものまで
簡単に手に入る様になりました。
透けさせない・目立たせないといった視点ではなくて
お洋服の下のもう一枚の装い・・・といった感覚でわたくしは
日頃のランジェリーを選ばせていただいております。
デートなどでなくても、素敵なものを身に付けた日は
女としての自信を強く持てるような気さえいたします。

閑話休題 1はいつかどこかで
いままでの作品のことをまとめて解説するようなものを
書きたいとずっと思っていたものです
このタイミングにアップして正解でしたね♪

2006/02/15 22:11| URL | 祥子  [Edit]
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2006/02/16 08:23| |   [Edit]
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