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ムーンナイト・アフェア 7

玉砂利の敷かれた小道を、スリッパを履いた男性がわたくしの手を引き、先になって歩いてゆきます。
わたくしはストッキングのまま・・・まだ度重なる絶頂でふらつく脚で、よろよろと付いてゆくしかありませんでした。
高い天井よりもほんの少し小振りな3本ほどの植樹の中心に、樹皮のままの直径50センチほどの柱が立っておりました。
「なにを・・なさるの?」 
男性はその柱の前にわたくしを立たせると、ざらつく樹肌を背にさせて・・・カチッ・・と・・・両手の手枷を後ろ手に樹を抱えさせて止め付けたのです。
「ふふふ 洗練された南天の床柱とは違うがね、祥子。まるで野外の庭園に下着姿で君を放置したようだよ」 
手枷を留めた時のまま、柱ごとわたくしを抱くように腕を回し、耳元に熱い言葉を囁くのです。
「・・いやぁ・・・許して・・」 
まだふらついている足元は、真っ白な背に荒い木肌を擦り付け繊細な肌を責め立てるのです。
「この姿も乙なものだな。先ほど君をしばった縄を片付ける間、その姿で僕を楽しませてくれ」 
ふふふ 男性は振り返りもせずに先ほどの部屋へ戻ってゆきました。
 
「・・んん・・」 
白い玉砂利の足元は、シームストッキングだけの足元を不安定に・ピンポイントに責め立てます。
初めて長谷川さんに括られた、あの夜のお茶室の南天の床柱の倍は太さのある樹は、両手を後に回したわたくしの胸をよりいっそう前へとせり出させるのです。
繊細なレースで作られた黒のハーフカップブラは、Gカップの白い乳房を大人しく収めておくことができなくなっていました。
片方はさほど大きくもない乳輪の上端をのぞかせ、わずかに大きな左の乳房は屋外での露出放置を連想させる男性の言葉がもたらした羞恥に、堅くしこった乳首を・・・すべて晒してしまったのです。
「はぁぁ・・・・ん」
絶頂の余波を長く残す女性の身体は、醒めやらぬ余韻を新しい疼きに変えてわたくしを責めるのです。
すでに濡れそぼるTバックからガーターベルトに吊られたストッキングの上端まで・・・しっかりと閉じ合わせた太ももをしっとりと愛液で湿らせておりました。
 
「いい眺めだよ、祥子。もう少し待っていてくれ」 
先ほどまでわたくしが拘束されていた窓から、男性がその手に縄を捌きながら声を掛けるのです。
「本当に夜の公園に、そうして放置したくなるな」 
男性は・・・いままではいつもわたくしの耳元でばかりお話をされていました。さほど大きくもない声でなさる鋭い命令ばかりでした。 
数メートル離れてわたくしに発する声は朗々と響き、まるで別の男性のようでした。
「やめて・・許して・・・」 
男性が何かを口にする時、それは単なる気まぐれを越えたものになることをわたくしはもうこの身を持って知っておりました。
「祥子はたくさんのホームレスのような男達に見られる方が感じるのかい?」 
じゃり・・玉砂利を手になにかを持った男性が近づいてきます。
「いやです・・おねがい・・そんなことしないで・・」 
はしたない身体を、それもランジェリーだけの姿を身動きできない状態で屋外で晒すなんて。それを見もしらぬ男性達に劣情の籠る視線で犯されるなんて・・・想像もつかない辱めです。
「だめ・・だめ・ですぅ・・」 
そして、そんなことになったらこの男性に対するかのように決して<晒すだけ>で済みはしないのです。 
鳥肌の立つような想像が、わたくしの身体の芯を熱く痺れさせたのです。 
そしてまた、じゅわっ・・と愛液を溢れさせてしまうのです。
 
「祥子、またフェロモンの薫りが濃くなっているよ。こんな庭ではしたないね」 
近づいた男性の手には、数本の書道の筆が握られていました。
「そんな男達にこの極上の身体を与えるなんてもったいないことはしないさ」 
わたくしの顎を掴み上げ、微かに怯えを浮かべた瞳を覗き込みます。
「それとも想像してこんなに濡らしたのかい、祥子」
「はぁう・・・あぁ・・」 
唐突に引き上げられたTバックは、疼きを溜めて膨らんだ真珠を責めてわたくしの口からはしたない喘ぎ声を響かせるのです。
「この声すらもったいなくて聞かせられないね。先ほどのBMWの運転手もあのホテルの支配人も、手が出せないのをわかっているから聞かせたまでさ」
「いやぁ・・・」 
あのホテルで、こうして襖の向こうに支配人がいると知っていながら・・・男性に嬲られて達し・淫らな声を上げ続けてしまったことを思い出させられてしまったのです。
「支配人は君に失礼なことを言ったりはしなかったろうね」 
「・・・はい」
「それならいい。彼には祥子を手に入れる資格なぞないからな。こんな極上のM女、僕が独占したいくらいだ」
「んくっ・・・くちゅ・・・」 
樹に後ろ手に止めつけられたまま唇を重ねました。
男性の舌が荒々しく口腔を這い回りわたくしの唾液を吸い上げるのです。
「ふふ 唾液まで甘い香りがするな。祥子の側に立っているだけで昂りがおさまらなくなる」 
唇を離し・・・わたくしの腿にブラックデニムの下の熱い昂りを押し付けてから、一歩離れたのです。

「あん・・・」 
男性の左手が右の乳房を・・・筆の穂先で佩いたのです。
「祥子、ゲームをしよう。僕がこの3本の筆で15分間君の身体を可愛がることにする わかるね。この感触だ」
「ゃあぁ・・・」 
敏感は左の乳首を佩くのです。
「15分間君がその魅力的な喘ぎ声を我慢出来たら、今夜はもうこれ以上のことはしない」 
あんな感触で肌を愛撫されて声を上げないでいることなんて・・・
「声を一回上げるごとに後でお仕置きが待っているからね」 
「っく・・・」 
今度は左脇腹です。
「祥子は玩具の経験がないって言っていたね。声を上げたらバイブ責めにしよう、声を上げるたびに君を責めるバイブが太いものになるんだ。一番太いものまでいっても声を殺せなかったらアナルバイブもプラスしてあげよう」
「いやあぁぁぁぁ」 
疲れをしらない容赦のないプラスチィックの振動の、凶悪な快感の記憶がわたくしの花芯に蘇ります。
「大丈夫だよ。優しく責めてあげるからね。ローションも用意してある、こんなに濡らしていたら必要ないかもしれないがね」 
ふふふ・・・男性の声がSの色を強めてゆきます。
 
「15分だよ、祥子。その魅力的な声を・・あの夜のように抑えてごらん」
「ん・っく・・・」 
書道の太字用の筆がさらっと・・・ハーフカップのブラに収まらない敏感な左の乳首をなぶるのです。
「もうこんなにしてるのかい」 
筆を立てるようにして乳輪のへりを・・・つぅぅぅっと・・・なぞるのです。
っく・・・っと上体を波打たせてしまいました。
紅い縄痕の残る手首が、今度は革の手枷に食い込むのです。
「こっちはどうかな」 
半分だけ覗く右の乳輪を引き出す様に・・・下から上へと軸を押し付ける様に筆を動かすのです。
「っっっ・・・ん」 
強い刺激に反射的に引いた背は、檜の樹皮のざらっとした感触に小さな痛みを加えられます。
「祥子は首筋も敏感だったね」 
右手に筆を持ち替えて、左手でわたくしの長い髪を手に絡める様にしてまとめると、耳の裏からつつっっと筆をはしらせます。
「・・・ん」 
筆がこんな淫媚な感触だなんて・・・声を抑える為にわたくしは唇をきつく噛み締めたのです。
「がんばるじゃないか」 
筆先は耳たぶから巻貝のような耳の内側をなぞるのです。
「・・っく・・・」 
筆先から少しでも逃れようと、わたくしは水鳥のように首をそらせることしかできませんでした。
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コメント
祥子さん、こんばんは。和巳です。
また、作品へコメントさせて頂きますね。

この作品もすごくいいですよね。

祥子さんの作品は、どの作品もそうですが、
頭とは裏腹に、心と体がどうしようもなく求めてしまう。
そんな祥子さんの中の女が描かれていて、とても興奮します。

この作品は、はじめのシチュエーションからすごくエロティックですが、特に、この章からが私は興奮します。

身動きできない祥子さんの美しい体に、毛筆が意地悪く、からみつく・・・。
私の脳裏にその光景が浮かび、そして、何と言っても、祥子さんの頭とは裏腹の、求めてしまう心情、女心・・・。

それは、男のS心を強く刺激してやみません。

何度読んでも、興奮し、激しく勃起します。

男性に自分の意に反して、逝かされてしまう祥子さんは、男にとって、最高の性(セックス)の獲物です。

ああ、私も、祥子さんを押さえつけ、前から後ろから、嫌という程、この祥子さんへの情熱をぶつけたい・・・。

2015/06/20 21:43| URL | 和巳  [Edit]
和巳様
和巳様はS男性の登場するストーリーが
お気に入りなのですね

やはり、和巳様ご自身のなかにS性がおありに
なるからなのでしょうね

わたくしの中の何かが
危険な香りを感じながらも
S男性に心を惹かれてしまうのと
実は同じなのかもしれないと思うのです

わたくしにとってS男性は
有無を言うことも出来ずに従わされる相手

つまり、無条件に甘えられる方でも
あるのです♪

だからといってこれほどまでに
快楽責めにあうとは思っても
おりませんでしたが


2015/06/21 15:21| URL | 加納 祥子  [Edit]
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