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ムーンナイト・アフェア 16

「ふふ あの夜から、その言葉を祥子に言わせたかったよ」 
逝き果て力の抜けたわたくしの腰に指を埋める様に押さえながら、男性はなお腰の動きを止めませんでした。
「祥子は従順で極上のMだ。淫らな告白をするだけで、こんなにひくつき逝き果てるとはな。なかなかいないぞ。こんなにアナルをひくつかせ、入れている僕までいきそうにさせる女はな」 
淫らな男性の言葉さえ、快感で真っ白になったわたくしの脳裏には届かなかったのです。唯一自由を許された腕だけが、きつくベッドカバーを掴んでおりました。
 
今夜幾度目の絶頂を迎えたのかすらも・・・もうわからなくなっていました。
ただ男性から送り込まれる快感に、我を忘れて溺れることしかできません。
「はぁ・・ぁぁぁっ・・ん」 
いままでこんな風にアナルを犯され逝き果てたのは、複数の男性の方達に弄ばれた時だけでした。たった1人の男性にここまで深く、身体の奥に潜む淫らな欲望を引き出され続けたのははじめてのことだったのです。
 
「誰がいっていいと許した! 祥子!!許しも乞わずにいくとはな、この淫乱!!」
わたくしが絶頂を迎えきつく男性を締め付けても・・・彼はまだ達してはくれませんでした。
いままで以上の早さで、わたくしのつるつるとしたアナルの内壁の収縮を、熱く堅い塊で突き崩し続けておりました。
激しい動きは、身体の下敷きとなったGカップの乳房を荒い織りのベッドカバーに擦り付け・・・縛り上げ・絞り出されて敏感になったバストの性感を嬲るのです。
「あん・・っくっ・・もうしわけ・・ありま・せ・・ん」
絶頂の波がわずかに引いて微かに表れた理性は、男性の叱責の声に無意識の内に・・・すすり泣くような声で・・・従順なMとしてのお詫びの言葉を紡ぎ出したのです。
「すっかり奴隷としての言葉遣いが身についたじゃないか、祥子」
「いやぁぁぁぁ・・・」 
思わず漏らした言葉の持っていた意味を指摘し・・・わたくし自身の口からわが身を貶めてしまった事実を語っていると・・・男性の言葉は思い知らせるのです。

わたくしと交わるために、様々なことを試みられた男性はたくさんいらっしゃいました。
ただ、自らをSだと仰る方の手によってお道具までを使われ、快楽に苦痛を混ぜ込み・・・たったお一人でわたくしの羞恥を煽り何度も登り詰めさせた方ははじめてだったのです。
SMと言われる行為とその手管は、わたくしの心まで蝕みはじめておりました。
「今夜拡張したばかりのアナルで何度いったんだ? 答えてみろ!!」 
そして・・・答えられるはずもない質問を繰り返すのです。
「あっ・・んふぅ・・・わかり・・ませ・ん・・あぁぁぁ・・ぃぃぁあん」
男性の指でくじられれているときから? 玩具で嬲られているときから? 挿入のために複数の指で弄られているときから? 
「ぁぁ・わからない・んで・・ぇすぅぅぅ・はぁあん・・もう・・ゆるし・・てぇぇ」
過去に幾度かアナルも犯されながら達した経験があってさえ、数え切ることなどとうてい出来ないほど逝き・・・いままた・・・新たな頂上に押し上げられはじめていたのです。
パシィッ・・・ スパンキングの音が響きます。
「ひぃぃっ・・」 
白く張りつめたお尻に男性の茂みを感じるほどに深く押し入られたまま、右の膨らみに痺れるような痛みが走るのです。
握りしめた指はベッドカバーをくしゃくしゃにたぐり寄せ・・・わたくしの身体は思わず男性の塊をきつく締め付けてしまいました。

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「くっ・・ わからないなら『ご主人様申し訳ありません』だろう!! もう一度言うんだ祥子!」
わたくしの中で塊はひくひくと大きく脈打つようにのたうちました。
「・・はぁあん・・ごじゅじん・さぁまぁ・ぁぁ・・もうしわ・け・ぇ・・ございません・・・ぁぁぁ」
答えはじめるとすぐにアナルを突き入れる動きを再開するのです。
「だらしないな、祥子。いった回数すら覚えてられないなんて!! あとでお仕置きだな。そう言えばお仕置きも何度目になるかな。覚えているか、祥子!」 
言葉責めは・・・奴隷への主の言葉の色合いをますます強めてゆくのです。
「・・ゆるし・・て・ぇ・くださぁ・・ぁひぃぃ・おぼ・・えてぇ・ない・・ですぅぅ・・ごしゅじんさまぁぁぁ」 
今宵待ち合わせをしてから・・・2回?それとも3回? あぁ・・もうわからない。
「そうか、淫乱奴隷の祥子はお仕置きされたいのか? お仕置きで感じるいやらしい女だからな!! どうなんだ 祥子」
「ぁふぅぅ・・んぁぁ・・いぃぃ・・ちがいぃぃますぅぅ」
お仕置きをわたくしが望んでいるなんて・・そんなこと。
「しないぃ・・でぇぇ・・・おしおきぃ・・ぃい・・やぁぁぁぁ」
アナルの責めが重なるほどに、声が一音・・また一音と高くなってゆくのです。
「あぁぁ・・・ゆるしてぇぇ・・・ごしゅ・・じん・・さまぁぁぁ」 
「ふっ そんなにお仕置きが嬉しいか、祥子。くれてやる!! これで逝くんだ!!」
ヴィィィ・・ 微かなモーター音に気づく間もなく、ツインローターを二つとも・・愛液が止まらない蜜壷へ・・・男性の指が押し入れたのです。
「だぁ・・めぇっ・・はぁあああ・・いっちゃぁうぅぅぅ」
放置され疼き切った花びらの奥への刺激と、アナルを行き来する一層太さを増した男性の塊が・・・荒々しく内臓を抉る動きに・・・わたくしは一気に押し上げられてしまったのです。
「肉壁ごしの振動がたまらないな! くっ・・いくぞ祥子!!」 
男性は嘲るように一言漏らすと、わたくしの内臓に熱い精液を叩き付けたのです。幾度も・・・幾度も・・・。
「あぁぁぁ・・・・いっ・・くぅぅぅぅ・・・」 
胎内よりもリアルな射精の衝撃がわたくしの両肩を浮き上がらせ・・・蜜壷の中のローターを・・まるで卵を生む様に押し出させたのでした。


男性はゆっくりと・・・ローションと精液にまみれた塊をわたくしのアナルから抜き取りました。
そして自らベッドサイドのティッシュで拭うと・・・足元にころがったローターを拾い上げ同じ様に拭ったのです。
わたくしは上半身をベッドにもたせかけた俯せの姿のまま・・・喘いでおりました。
ベッドカバーを掴んでいた指さえも弛緩し、顔の両脇にただ投げ出されていたのです。
逝き疲れて・・・自ら身を起こし・精液にまみれているはずの狭間を拭う気力さえなくしておりました。
「祥子 大丈夫か?」 
男性の冷たい指先で腰を掬われて・・・ようやくベッドの上に仰向けに横たえられました。
脚元に回りガーターベルトの留め具を外すと、力の抜けた足先からするするとシーム入りの黒のストッキングを脱がしていったのです。そのまま腰に手を回し背にあるガーターベルトのクリップを外して・・・胸縄だけの姿にしてしまったのです。
わたくしの上半身をベッドに座った男性の膝に引き起こすと・・・ねっとりとした汗で額にはりついた黒髪をかきあげ・・・重ねた唇から冷たい水を口移しにくださいました。
「・・んくっ・・んくぅ・・」 
声を上げ続け・・芯から悦楽を引き出された身体は、まだ微熱をもったように火照っていました。少しひりつく喉に口移しのミネラルウォーターは甘露そのものだったのです。
 
「さすがに疲れただろう。ふふ あんなに強情を張るからだよ、祥子」
責めを終えた後の男性の言葉が・・・いつしか変わっていました。
確かに紳士になり・・・優しく労る口調なのです。ただ彼はもうわたくしを<祥子さん>とは呼ばなくなっていたのです。
「もっと奔放に快感を貪ればいいんだ。他の女達はもっと早くから淫らな言葉を自ら口にして快楽をねだるものだがな」 
「できません・・・そんな・こと・・」 
ふふ・・・含み笑いさえいままでとはなにか違うのです。
上から見つめる男性の優しい表情が眩しくて・・わたくしは胸を覆う手に力を込め・・・太ももを一層強く寄せ合わせたのです。
「そんなところが、一層そそるんだよ。隠語をあからさまに口にするような女達と違ってね」 
男性の視線がわたくしの身体の表面を・・・這ってゆくのです。
「アナルをあんな奥まで犯された後でさえ、そんな風に羞恥の姿を見せるところもね。手で覆うと赤い縄が一層映えるよ。また手を後に括ってやりたくなる」 
「お願いです・・手はくくらないで・・おねがい」 
手首にはうっすらと最初の責めの縄痕が残っておりました。また自由を奪われたまま・・・淫らな責めを与えられる恐怖に・・・男性を濡れた瞳で見つめ哀願の言葉を口にしてしまったのです。

ムーンナイト・アフェア 17

わたくしの言葉を満足げな様子で聞くと、手触りの柔らかさを楽しむようにゆっくりと髪を撫でるのです。
まるで・・・愛おしいとでも言う様に。
「それにその黒々とした茂みも無くしてしまいたいものだね。真っ白な肌に赤い縄だけの姿が祥子には似合う」 
「いやぁぁ・・だめですぅ・・・」 
「わかっているよ、祥子。いまは無理強いはしない」 
そう言うとまた一口ミネラルウォーターを含み、わたくしの唇に口移しするのです。

唇を離すと改まった口調で名前を呼びました。 
「祥子・・・」 
「なんでしょうか」 
身を起こそうとする動きを制止されて、わたくしは男性を見上げた姿のままで返事をしました。
「僕のものになる気はないか」 
「えっ・・」 
その声は落ち着いた普段の長谷川様の声でした。
ただその声が意味するあまりに意外な言葉に驚いてしまったのです。
「夏に、あのジャズライブの夜に抱いてから、僕はずっと祥子がMだと思っていた」 
ミネラルウォーターを手にして冷たくなった指がわたくしの頬の上を滑ります。
「今夜逢って本当に極上のMだと確信できた。僕が望んでいる理想通りのM女なんだ」
唇の端までたどりついた指は・・・輪郭を触れるか触れないかの微妙なタッチで辿ってゆくのです。
「祥子を知ってしまっては、他の女達ではもう僕は満足できない」
驚きのあまり僅かに開いた唇の狭間に、口づけをしているかのように・・・その人差し指をゆっくり差し入れるのです。
わたくしは・・・ほとんどあたりまえのようにその指先を受け入れ、舌を指先に絡め、唇で指をしごく様にすぼめたのです。
舌と唇の感触を存分に楽しんでから、男性はゆっくりとその指を引き抜いたのです。
「祥子は何が望みだ?」 
わたくしの唾液に濡れた指をゆっくりと自らの唇に運び・・・指先についた蜂蜜を味わうかの様にねぶると・・・そう口にしました。
「祥子を手に入れるためなら他の女達は全て整理する。僕のものにならないか、祥子」
男性の真情をその手が・・・真摯な語り口が一時の思いつきではないことを・・・きちんと物語っていたのです。
でも・・・わたくしは静かに首を横にふりました。
「僕が嫌いか? それとも行為が気に入らなかったか?」 
プライドを傷つけられたのでしょうか。初めて眉を顰める様にして言い募られたのです。
微笑みを浮かべて・・・再度わたくしは首を横に振ったのです。
「いいえ、素敵でした。こんなに・・・はずかしいのですが1人の男性に何度も狂わせられたのははじめてですわ」 
そして長谷川様の手を取り、胸元に抱きしめながらお返事をしたのです。
「わたくしが探しているのはセックスのためだけのパートナーではないものですから」
そこまでお答えしてようやく彼と視線を合わせたのです。
「こんな風にお逢いしていてこんなお返事・・・なんて申し訳ないのですが、こういう行為の為のお相手だとしたら、わたくしはあなただけのものになる訳にはまいりません」 
長谷川様が息をのむ音さえ聞こえるようでした。
 
「そうか、祥子を全て受け入れる覚悟がないと僕のものにはなれない、というんだね」
わたくしはこくん・・と一つ頷きました。
「それに、あなたには奥様がいらっしゃるのでしょう」 
わたくしよりいくつか年上の魅力的な男性なのです。家庭があって当たり前です。
だからこそ・・・わたくしは深入りするわけにはいかなかったのです。
夏のあの日の偶然の出会いに決着を付けるために、今夜出向いたのですから。
「いや、独りなんだよ。離婚してね」
余裕の笑みさえ浮かべながらも、自虐の色を漂わせた声音で思いがけないことを口にします。
「祥子も同じなんだろう。支配人からそう聞いている」
わたくしの瞳を覗き込んだままで質問を繰り出します。
離婚して数年・・・フリーの仕事・独りの生活、それが今のわたくしでした。
「ええ そうですわ」 
「だから祥子がそんなことを望んでいるなんて思いもしなかった。僕はまだそんな関係を手に入れたいとは思っていないからね」
 
胸元に抱きしめていたわたくしの手を払って、男性の左手は縄で引き絞られたGカップの左の乳房を握りしめるのです。
「はぁぅっ・・・」 
男性の視線に晒され続けたことで身体の芯に溜まっていた疼きが、また・・目覚めさせられてしまいそうです。握り込まれた手のひらの中心を揺する様にして、わたくしの乳首を刺激するのです。
「祥子 だったら、こんな風に逢うのは構わないのか? 今日の様に過ごすのはいいのか」 
「いつか・・・わたくしが誰かのものになる時が来るまでなら」 
刺激に上ずりそうな声を抑えて答えました。
「それは明日来るかもしれません。それにどれだけこうして可愛がっていただいても・・・これだけの関係しか望まれないなら、わたくしがあなたのものになることはないのです。それでもよろしいのですか?」
長谷川様は少し考えていたみたいでした。左手の動きすら止まり・・・視線は宙を泳いでいたのです。
「はせがわ・・さん?」 
わたくしの声に惹かれた様に・・・不意に唇を重ねてらっしゃいました。 
「あふっ・・・んっぅ・・ふぅく・・っん・・・」 
貪るような口づけでした。
「キスだけでこんなに感じる。ふっ・・たいしたものだ、宗旨替えしても手に入れる価値はあるかもしれないな」 
糸を引くほどに交換された唾液が・・・彼の口元に光るのです。
わたくしの耳元で男性の塊が・・彼の言葉通り・・・むっくりと力を増し始めていました。
 
「休憩は終わりだ、祥子。ほらこちらを向け。僕のをそのいやらしい舌と唇で大きくしてもらおうか」 
男性に膝枕をしていたわたくしを自分の方に向けると、黒のボクサーショーツから・・半ば立ち上がった塊を引き出してみせるのです。
「・・ぁん・・くちゅ・・・」
今夜限りと納得をしてくださったのなら・・・と、わたくしは筋肉痛になる少し前のように熱をもった身体から背に掛かる髪を払い・・・舌を伸ばして新たにフェラチオをはじめたのです。
ぺちょ・・・くっ・・ちゅ・・ 男性の左手は、最初わたくしの肩を強い力で支えておりました。
「その位置からだと、裏筋の敏感なところばかり祥子に責められてしまうな。ふふ いいぞ、祥子」 
塊の先端とその向こうの傾斜にも舌を這わせようと顔を伏せる様にしたときです。男性の左手が離れました。
「・・んふっ・・ちゅ・・くっ あん」 
次に右手で乱暴に肩を後に引かれた時、わたくしの左右の乳首に・・・ふたつのプラスチックの卵が医療用のテープではりつけられていたのです。
「あっ・・だめ・・・」 
テープで外れない様に止められるなんて。
あの塊にこのまま振動されたら・・・わたくしは思わず右手で付けられたばかりのローターを外そうとしてしまいました。
「だめだ! 外すんじゃない」 
右手首は男性の左手に押さえ込まれてしまいました。
「また括られたいのか?祥子。その手首に2週間はとれない赤い痣をつけたいのか!!」 そんなことできません。 
明らかに縄痕だとわかるような痣を手首に付けたまま2週間も仕事をするなんて、そんな破廉恥なこと・・・。わたくしは腕の力を抜きました。
「そうだいいコだ。そうしていれば括ったりしないからな、ほら口がお留守になっているぞ、祥子。続けなさい」 

ムーンナイト・アフェア 18

ぺちょ・・れろぉん・・くちゅ・・ わたくしの怯える瞳を見た途端に、堅さを増した塊にあらためて舌を這わせはじめたのです。
男性の膝に頭をのせての口戯では・・・唇に塊を含むことができません。
舌を這わせ、舌の堅さを変え、ピンポイントに・・・やわやわと・・唾液をたっぷりと載せた独特の感触で・・・男性の性感を高めてゆくしかないのです。
「ふふ 熱心に舐めているじゃないか。美味しいか?祥子」
「・・・はい。おいしい・・ですぅ・・ごしゅじん・さまぁ・・」 
唇で塊を挟み込み・・舌を幹に添って縦に動かしながら答えました。
「祥子は別れた夫にもこんな風にしてたのか? おねだりの為に、淫乱な人妻だな」
「そん・・なこと・・な・ぁい・・でぁぁぁぁぁ」 
ヴィーーン 否定の言葉は、敏感な乳首に直接貼付けられたローターの振動に・・飲み込まれてしまいました。
「あ・・ぁあぁぁぁん・・ゆるし・・てぇ・・」 
唇を男性の塊から離さない様にするのが・・精一杯でした。
舌を使う余裕すら、その一瞬わたくしは持つことができなかったのです。
 
「止めていいとは言ってないぞ、祥子!! 続けろ。その淫乱な舌でのご奉仕をな」
男性の左手が背中に流れる柔らかな黒髪に差し入れ、わたくしの顔を・・・昂り先走りさえ垂らし始めた塊に押し付けるのです。
「はぁぁ・・っつ・・くちゅぅぅ・・・んあ」 
ぺちょ・・ 舌先を動かそうと開ける唇から、はしたない喘ぎがもれてしまうのです。
赤い縄で絞り上げる様に胸縄を掛けられたGカップのバストは、普段以上に敏感に・・・刺激を快感に置き換えて伝えてまいりました。
それもクリップで挟まれ・バラ鞭で打たれ・・・先ほどまではシーツに押し付けられて何度も何度も自らの重みで擦り上げられた敏感な状態からの玩具での責めなのです。
通常のセックスでは優しい快感しか与えられない敏感な部分を、今夜はこれでもかと責めたてられていたのです。
「これはお仕置きだよ、祥子。さっきアナルで逝った時に勝手にローターを落としただろう。出していいとは一言もいってないからな」 
コントローラーを右胸の上に掛けられた縄に挟み込みながらそう言うのです。
「ちゅ・・くちゅ・あぁはぁぁん・っぅつぷぅぅ・・」 
両胸の先端を二人の男性に同時に舐められているのと同じ快感が、身体の芯を通って・・・わたくしの花びらの間に流れ込むのです。
「ん・・くぅふぁあん・・ふ・・くちゅ・・・」 
疼きを押さえようと・・太ももをきつく閉じ合わせました。
直接刺激されているわけではないのに・・・先ほど2つともに男性の塊を胎内に入れられた時の余韻がまだ生々しく残っているかの様に、乳首への刺激はわたくしの蜜壷から新たな愛液を汲み出しはじめたのです。
「ゆるし・・てぇ・・おかしく・・なっちゃ・うぅ・ん」 
男性の塊はまるで今日初めて口戯を行った時と同じほどに、堅くそそり立っておりました。
ひざまくらをして、横向きになったままで唇と舌での・・奉仕・・を行うにはどうしても乳房が自らの重みで撓み・・・その度に玩具がまた新しい刺激をわたくしに与えるのです。
そのうえ・・・しっかりとテープで止められているのです。
堅くしこり立とうとする乳首の性質が、わたくしを裏切る様に・・より強い快感へと自らの敏感な先端を伸ばすのです。
 
「あ・・ぁん・・くちゅ・・はぁぁ・・ぺちょ・・」 
一言も返事をしてくださらない男性に、わたくしはご奉仕を再開するしかありませんでした。
唇を開くたびに漏れるのは、次第に舌音よりもわたくしのはしたない喘ぎ声になっておりました。
堪えられないのは声だけではなかったのです。
太ももの狭間は、わたくしにもわかるほどに蜜を溢れさせはじめておりました。
疼きを押さえ込もうと両脚を擦り合わせ・・・このはずかしい状況を悟られまいと・・・脚を身体に引きつけるような仕草をしてしまったのです。
「ふっ こっちはどうなっているのかな、祥子」 
男性の左手がわたくしの腰の側から・・・太ももの狭間までついと差し入れられたのです。
「あっ・・だ・めぇ・」 
ぴちゅぁ・・ 抗いの声と愛液の奏でる水音が同時に響いてしまいました。
「これじゃお仕置きにならないじゃないか。ん?どうなんだ祥子!!」 
男性は右手でわたくしの髪を掴み後に引くと・・口戯のために半開きになっていた唇に、濡れた中指を押し入れるのです。
「うぅ・・ぐぅっ・・ なぁ・・ ちゅ・・ちゅぷ・・」 
舌先には、ほんの少し酸味のあるわたくしの愛液の味が広がりました。
男性の塊から溢れる体液だけではなく・・・自らが出した体液までもを舌で清めさせられる屈辱は・・もうわたくしに怒りではなく、妖しい疼きしか与えませんでした。
口唇に差し入れられる指が1本から2本になり・・・わたくしは・・男性の指の股の白くやわらかい皮膚までもを、フェラチオと同じ繊細さで自然と舌を這わしてしまったのです。
「ふふ 自分の愛液が美味しいか、祥子。こっちを見るんだ!!」 
口腔の指を引き抜くと顎を掴み顔を仰向けます。
「・・い・ゃぁぁぁ・・ゆるして・・ください・・はぁ・・ん・・ごしゅじんさまぁぁ」
男性の表情に焦点があうまで・・少し時間が必要でした。
その言葉を聞いてはじめて自分が口にしていたものを認識し・・・耳までを朱に染めたのです。

「祥子、膝立ちになるんだ」
「あぁ・・ぁぁあん・・」
男性はわたくしを引き起こすと、ベッドの中程に膝を突かせ上半身をおこしました。
たふ・ん・・と動くGカップの白い乳房の先を、新たな刺激が襲うのです。
「これじゃ 物足りないか?祥子」 
胸縄に挟み込んだツインローターのスイッチを・・・わたくしの敏感な左の乳房側だけ・・強くするのです。
「やぁぁぁ・・・だめ・ぇぇ・・」 
膝を崩しそうになるわたくしの両手を掴むと、左手にもった縄で素早くくくり・・・縄端を天井の梁にかけるのです。
「立っていろと言ったろう。暴れると痕になるぞ。おとなしくしているんだ!」 
くぅいっ・・縄が引かれ・・・わたくしは両手を合わせたまま梁に向かって上に引き上げられてしまいました。
そして、ようやく膝を付けている姿勢を強制的に取らされました。
「はぁ・・ぁぁ・・・ぁぁあ」 
腕と共に引き上げられた乳房は・・白く張りつめ・・乳首の敏感な先端は面積を増した様に・・より一層機械特有の疲れをしらない振動を受け止め・・・わたくしの喘ぎを引き出すのです。
「いい姿だな、祥子。ボールギャグでも噛ませれば一人前の奴隷の姿だ」 
室内のほのかな照明は・・二筋の赤い縄だけがはしる背中からまぁるく隆起する腰のラインをほの白く照らしておりました。
「はぁ・・うっ・・っ」 
わずかに影になったわたくしの表情を満足げに眺め、背中からの灯りを三日月のように受け止めるGカップの乳房の丸みの外側を指でなぞるのです。
触れるか触れないかの指の感触は、ローターの振動をより淫らに変えるのです。
 
「どうして口枷をしないかわかるか? 祥子」 
くちゅ・・・舌先を吸い上げるように唇を貪ると・・男性はわたくしから3歩背中側に離れたのです。
バシィ!・・「はぁぅっ・・・」 
何の予告も無く、背中に鞭が打ち下ろされたのです。
パッ・ンッ!! バシッ・!! 「ひゃぁぅ・・やぁ・・」
「その声が聞きたいからだよ 祥子」 
パシ!・・・ また一打・・・ 「ゆる・・し・・てぇ・・ひぃぃ・・」 
ピシィ!・・パシィッ!! 「はぁ・・うぅ」

「ん、ローターの振動が弱すぎるのか? 鞭の痛みを快感に溶かすんだ。わかるな、祥子」
右手に今日初めて使われたのと同じバラ鞭を手にしながら、わたくしに近づくと玩具の2つのスイッチをMAXにまで引き上げたのです。
「あぁぁ・・はぁん・・だめぇぇ」 
先ほどとは音色の違う声がわたくしの口元から漏れます。
「そうだ・・背中の痛みをその快感に溶かすんだ。ふふ、祥子の白い背中に紅い鞭痕が綺麗に咲いている」 
わたくしの耳元で・・まるで催眠術のように言葉を囁くのです。
「おね・・がぁぁひぃぃ・・やめ・て・・えぇ」 
たった一度・・・胸を打たれただけでも、その衝撃の強さはわたくしを怯えさせるに十分だったのです。
想像を超える痛みもそうですが・・その痛みさえ快楽に変えてしまう・・・わたくしのM性が開花してしまうことが恐ろしかったんです。
「祥子にはできるはずだ。痛みさえ快感に変えられる、ほら!」 
膝立ちした太ももの間に手を差し入れて、抜き出したその掌は・・わたくしの蜜でしっとりと濡れていました。
「さっきよりも濡れてるじゃないか」 
愛液で濡れた手を、腕を吊るされ引き上げられながら・・・なおたわわに揺れる白い乳房に拭う様に擦り付けるのです。
「祥子、お仕置きだといったろう。祥子の真っ白な背中と尻に鞭で紅い絵を書いてやる」 
「あうっ・・ゆるし・・てぇぇ」 
手のひらをローターの上に当てた男性は握りつぶすかの様に・・掴み切れない乳房に指を食い込ませて言うのです。
「気が済むまで打たせてもらうぞ」 
「やっ・・・それだけは・・あぁぁ・・」 
鞭の痛みにどれだけ耐えられるものか・・わたくしには想像もつきません。
「祥子が僕だけの奴隷になると言えば10回で許してやろう。どうだ?」 
冗談とも言えない口調で先ほどの言葉を繰り返すのです。
ふるふる・・とわたくしは首を横にふるしかありませんでした。
「ふっ それじゃこれを限りかもしれないからな。気が済むまで打たせてもらうよ」
気丈に・・でも、鞭への恐怖を滲ませるわたくしの表情をじっと見つめるのです。
「一つだけチャンスを上げよう。僕の鞭を数えるんだ。30まできちんと数えられたら止めてあげるよ」 
えぇっ・・・30・・も・・・そんなことできない。
「あぁ・・許して」
「そのかわり間違えたらもう一度1から数え直しだ。30きちんと数え終わったらその手を解いてやる」
怯えるわたくしの顔を引き寄せると・・またディープキスを重ねるのです。手を縛り上げ・胸縄で引き絞られたGカップの乳房の先端にツインローターをテープで止められた・・・淫らな奴隷姿のわたくしに・・・
「膝を開くんだ。もっと!」 
男性は閉じているわたくしの膝を肩幅ほどに開かせると、先ほどの位置に戻ったのです。
 
「さぁ いくぞ!」 S性の齎せる喜びに酔った声が響きます。
バシッ!・・ 「ひぃ・・とぉつぅ・・」
バシッ!・・ 「ふた・・ぁぁぁつ・・」 
一打ちごとに、まだ鞭を受けたことの無い場所を鞭の先端が舐めてゆくのです。
バシッ!・・・「みっ・・ちゅうぅぅ・・はぁぁ・・いたぃぃ」
バシッ!・・ 「よっつ・・ぅぅ・・」 
胸縄が走る細い場所は鞭を避けることができるのですが、その起伏がいくつにも分かれた先端を時間差で脇腹に当てるのです。
パァン!・・ 「ひぃぃ・・いつぅつ・ぅぅ」

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はじめて柔らかな白い尻肉へ革が食い込みました。脂の乗った場所の鞭音は違うのだと・・気づくことなど出来ませんでした。
パァン!・・ 「むっつぅぅ・・ゆるし・・てぇぇ」 
パァン!・・ 「なな・・はぁあん・・つぅぅ」 
ぎしっ・・梁に吊られている縄の音がします。
バシッ!・・ 「やっ・・つぅ ・・ゃぁぁ」 
「妖しくなってきたな祥子。ちゃんと数えろ! いつまでも打たれたいのか」
一段と力を込めた一打が振り下ろされたのです。
バシッ!・・ 「ひぃぃ・・・とぉぉ・・」

ムーンナイト・アフェア 19

「ふふ これでしばらくは他の男に抱かれるわけにはいかないな」 
男性の声と・・・激しい鞭打ちから解放され、梁から落ちる縄にくずおれるようになりながらわたくしはようやく我に帰りました。
なんとか・・・30を数えるというノルマをこなせたようなのです。
背中と腰はまるでわたくしのものではないように、じんじんと熱をもっておりました。
わたくしが憶えていたのは18まで・・・その後は・・・両の乳房と背面からの鞭に思考を真っ白に飛ばされてしまって・・数えていたとしたら譫言のように・・喘ぎ声のように数を口にしていただけにちがいありません。
そして幾度も・・痛みとも快感ともつかぬ衝撃の中で、身体だけは一方的に達していたようなのです。
肩幅に開いた脚は、鞭の衝撃に体勢を大きく崩さないための配慮でもありましたが・・・開いた脚の間のベッドカバーの色を滴る愛液で変える・・はしたない試験紙の役目もはたしていたようでした。
「白い肌にまるで備前の火襷のように綺麗だ。この肌なら2週間はきっとこのままだろう。嬉しいか、祥子」 
鞭を振るうことも・・体力を消耗させるのでしょう。満足げな男性も息を荒げ、額に汗を浮かべていたのです。
そして・・彼の塊は、ボクサーパンツの上からもはっきりわかるほどに昂っていたのです。
 
「おねがい・・・とって・・・くださ・い・・」 
両手を縛めていた縄を解く男性に・・掠れる声で、ローターをはずしてくださるようにお願いしたのです。
鞭の痛みは・・・啜り泣くようなわたくしの喘ぎを悲鳴に変え・・わたくしの喉までもを痛めつけてハスキーに変えていたのです。
「その声もそそるな。さきほどまでの悲鳴もなかなかだったがね。ご覧、僕はずっとこんなだ」 
男性の体液で濡れ・・先端の近くが色の変わっているボクサーパンツの前をわたくしに示すのです。
「今夜はもう2度もいってるのに、これだ。祥子のせいだからな」 
くずおれたわたくしを引き起こして、ローターのスイッチをミディアムにまで戻すのです。
「あぁぁ・・おねがい・・はずして」
強い振動でなくなったからといって、楽になるわけではないのです。かえって和らげられた振動がわたくしを焦らす様に・・・苦しめるのです。
 
「祥子の中は体験済みだからな。今夜はこのままで味合わせてもらおう。3回目だ、そうは簡単にいかないぞ。わかっているだろうな」 
鞭の衝撃から醒め切らないひりつく背中を、織の荒いベッドカバーの上に押し付けて男性は上から・・また・・唇を重ねたのです。
「・・ん・っく」 
鞭で赤く腫れた背中を,荒いベッドカバーが擦る痛みに眉を寄せるわたくしの表情までも・・・味わう様に男性はゆっくりとキスを繰り返すのです。
ちゅく・・ 舌を吸い上げ唾液を交換し・・・唇を甘噛みするように・・・わたくしの上のお口を貪るのです。同時に脚を割って入り込んだ男性の膝は・・・わたくしの下のお口をくじるように・・嬲っていました。
「こんなに濡らして、はしたないな祥子。いくぞ」 
「はぁああああああぅっ・・」 
ボクサーショーツを下ろした男性は、昂り切った塊をずずっ・・っと花びらの奥に一気に押し入れたのです。
「あぁぁぁ・・・」 
焦らされ続け・・責め続けられた身体は、それだけで一気に高みに上り詰めてしまったのです。

「祥子、いったのか。中が淫乱にひくついて僕のを締め付けているぞ」
男性は・・抽送するというよりも・・・より奥まで・・ずん・ずん・・と押し込むような動きで感じやすいわたくしの胎内を嬲るのです。
しこり立った乳首からの甘い刺激を、理性でコントロールすることなどもう出来なくなっていました。
「はぁぁっ・・むん・・ゆるし・・てぇ」
一定の機械的な振動のはずなのに・・・続き過ぎる刺激を身体が受け入れられないのでしょうか。押し寄せる波のように、ふいに堪え切れないほどの強い響きを奥深くに伝えるのです。
複数の男性に嬲られた時でさえ・・・両の乳首を刺激されながら突き上げられたことなど・・ほとんどありません。
大きくて・・柔らかく・白く・敏感な両の乳房を、同時に玩具の餌食にされながら犯さされるのは、想像以上の快感を男性の塊に抉られる蜜壷に送り込んだのです。
 
「ふふ・・この前以上に締め付けてくるぞ、祥子。ローターがお気に入りか?」
そう言いながら胸元に挟まれたスイッチをまた一段・・・強くするのです。
「あっ・・はぁぁん・・ち・がぁぁうのぉぉ・・あぁぁぁ」
くちょ・・ぐちゅ・・ちゅ・・・ 花びらの狭間からは絶え間なく愛液が溢れているのです。
玩具をこんな風にテープで付けられて・・強制的に逝かされるなんて、乳首が感じるたびに・・体奥から蜜が溢れるのが・・わかるんです。
「何度いったら満足するんだ!祥子のこの淫乱な身体は、ああ!!返事をしろ!祥子」 
ぽた・・わたくしを見下ろして腰を使う男性の身体からも汗がしたたります。
「わから・なぁ・・ぁぁああ・・い・・いぃぃ・・のぉ・・」
声が切れる前に震える唇に男性がディープキスを仕掛けるのです。
それも・・・男性の塊が下のお口につき入れるのと同じところを・・舌で上のお口をなぞるのです。
くちゅ・・・ 
「ふふ、上も下も数の子天井とはな。ここに擦れると気持いいぞ、祥子」 
そう言ってわたくしの蜜壷の上側の壁を・・塊の先端でこするように出し入れし・・・舌はわたくしの上顎を舌先でなでるのです。
「・・くちゅ・・あふぁん・・あぁぁ」 
口内を舌で嬲られ、玩具で胸縄を施されたGカップの乳房の先端を責められ、男性自身でわたくしの花びらの最奥までを犯されて・・わたくしは理性をなくして・・・喘いでしまいました。
背の鞭痕を擦られる痛みさえ・・・わたくしを快感に導くためのスパイスでしかありません。
「締め付けて、たぽたぽ胸を揺らして喘ぐなんてはずかしくないのか!祥子!!」
「ゆるし・・て・・だ・・めぇぇ・・」 
正常位のままで突き上げられる度に、わたくしの柔らかい乳房は・・・たふん・・たゆん・・と男性の目の前で快感に悶えるかの様に・・揺れつづけているのです。
「いぃぃ・・のぉぉ・・・またぁ・・ぁああ」
わたくしの赤い縄痕がついた両手は、体側のベッドカバーを握りしめる様に掴み・・・浮き上がる背中と腰をベッドに留めておくための碇の様でした。
「そんなにいいか! ここか!!祥子」 
男性の塊はまた胎内で一回り太くなってゆきます。
 
「おねが・・ぁ・あっ・ぁぁい・・・もぅ・・」
ライトブルーのゴブラン織りのようなベッドカバーに広がる・・・黒のロングヘア・・・。
赤い胸縄を施された白い裸体・・・同じほどに赤い縄痕・・・Gカップのバストを横切る薄れかけた赤い鞭の痕・・・。
ピンクの卵型のツインローター・・そして幾度もの絶頂を迎え、いまはさくらんぼのように赤く充血したまま犯され続ける・・真珠と・・花びら・・。
「ベッドがお漏らしをしたみたいに濡れてるぞ!! 祥子。こんなに締め付けて! この淫乱!!」
掠れた声で淫らな喘ぎを上げ続ける・・紅い唇と・・強すぎる痛みと快楽に一筋の涙の痕を残す長いまつげと瞳。
「はぁぁぁ・・い・ぃきぃぃまぁぁ・・すぅぅ・・」 
「何度逝けば気が済むんだ!! ここか!ここがいいのか!! 祥子」 
2度の射精の後・・3度目だからでしょうか。乳首の刺激に反応して、奥と中程で別の生き物のように締め付ける柔壁が促す絶頂を・・・男性はまだコントロールしていられたのです。
子宮口を直接襲うほどの突き上げが・・・わたくしを淫らに狂わせる最奥を容赦なく責め上げるのです。
「ああぁぁぁ・・・いって・・も・・いぃぃ・・です・・かぁぁぁ」 
その瞳の焦点がほとんど合わなくなるほどに・・・淫媚な感覚の中に幾度も突き落とされつづけ・・肉欲の海にほとんど溺れそうになっていました。

ムーンナイト・アフェア 20

「きちんとお願いしてみろ!! 祥子。それまでは、やらないぞ!!」 
突き入れたまま奥を捏ね、子宮口に塊の先端をこじいれる動きを何度も何度もくりかえすのです。
「ごしゅ・・じぃん・・さぁっ・・まぁぁぁぁぁ」 
語尾が喘ぎに溶けるほどに・・・男性が両手で白い乳房を握りつぶすような刺激は、わたくしの花芯に直接響いたのです。
「あぁぁあああ・・ゆるしてぇぇ・いっちゃう・・ぅぅ」 
指の間から溢れる白い肌をも嬲るように力を掛け、手のひらでローターを一層強く乳首に押し付け・・捏ね回します。
ひく・・ひくと・・塊が出し入れ以外の動きを柔壁の中でくりかえすのです。
男性の射精衝動の訪れの間隔も次第に短くなっているようでした。
「だめだ!ちゃっんと言うんだ!!祥子。お前だけ勝手にいくなんて許さない」 
びりっ・・右の乳首のローターを引きはがすと・・跳ねる様に立ち上がった乳首を甘噛みするのです。
「ひぃぃぃ・・・っ・・あぁぁぁぁ」
ハスキーさを増しながらわたくしの声は限りなく音階を上げてゆきました。
「言えないのか! まだ足りないか! こんなに溢れさせて!! 言うまで何度でも責め続けてやる!!」 
くいくいと締め付ける内壁を再び大きなスライドで・・・かりで掻き上げるように抽送を繰り返すのです。
わたくしのホワイトアウトした思考には・・男性の求めている言葉が・・なかなか浮かんではきませんでした。そのかわりのように・・幾度も繰り返し容赦なく登り詰めさせられた身体は・・・耐えきれずに<あるもの>を求めはじめたのです。
「はぁぁぁ・・ごしゅじんさま・・の・・せいぃえきをぉぉ・・くださぁぁい」
男性の迸る精液の熱さとねとねととした・・白濁したあの・・重みを。
「しょうこの中を・・まっしろに・・してぇぇ いくぅぅぅぅ・・・」
「くれてやる!! 祥子 くっ!!」 
ぱん!ぱん!ぱん!!強く3度最奥に叩き付けると子宮口に直接注ぎ込むように精液を吐出したのです。
「あっ・・はぁぁぁぁ・・・・」 
快感に耐え切れず弓なりに反る白い身体は・・・赤い縄にいましめられた二つの白い乳房を男性に捧げる様に・・・浮き上がらせました。
「っく・・あぁぁ・・ぁぁ だぁ・・めぇぇ」 
ねだるような動きに誘われて男性の右手は射精の間中、右の乳房をきつく・きつく・・握りしめていました。
塊に貫かれた腰は愛液で濡れそぼったベッドカバーに押し付けられ、動くこともできません。
「はぁ・ぁん・・・ん・んん」 
かわりに肩と背が幾度もバウンドを繰り返し・・はしたなく白いGカップを揺らして左の乳首に貼付けられていたローターさえも・・振り落としてしまったのです。
追いつめられた快感は・・わたくしの身体に幾度もの終わらない絶頂を強いました。
「・・・はぁぁ・・・っ・・」 
男性を飲み込んだ身体の芯のひくつきが収まるまでどれほど掛かったことでしょうか。わたくしの理性はどろどろに蕩けた欲情にまみれて白く霞まされてしまったのです。
「ふっ・・」 
総指で握りしめるかの様に咥えこんでいた蜜壷の圧迫が和らいだところで、男性は微かなため息をつき上体を起こしました。
わたくしの胸縄からコントローラーを取りあげ、乱れた髪の中で弱々しく振動をくりかえす二つのうずらの卵のようなプラスチックの塊の動きを止めました。
それからゆっくりと男性が引き抜いた塊の先端には、二人の体液と・・一筋の紅い血液が混じっていました。あまりの快感に予定よりも早く・・月経が訪れてしまったのです。
ベッドサイドから乱暴にティッシュを引き抜くと男性はご自身と・・わたくしを優しく拭ってくださったのです。
 
「起き上がれるか? 祥子」 
「・・は・・・ぃ・」 
気を失っていたわけではありませんでした。ただ、過剰な刺激に忘我の縁を漂い・焦点の合わない瞳のわたくしを覗き込む様に、男性が声をかけてくださいました。
ゆっくりとわたくしの意識の中に長谷川さんの像が結ばれてきたのです。
起き上がろうとしながらも力が抜けた肩を抱き上げられて、ベッドの上に座る体勢にさせられました。
「縄を解くからな」 
ひりつく喉の痛みに声を出さずに首だけを縦に振りました。
シュ・・シュルッ・・・ アナルを男性自身で犯された時からわたくしの胸を絞り上げていた縄が漸く解かれたのです。ただ・・全ての縄を解き終わっても白いわたくしの肌には紅い縄痕がくっきりと残っておりました。

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「そこに立ちなさい」 
ベッドサイドまで手を引かれ、仄かな中庭の灯りに向かって立たされたのです。
「肩幅に足を開いて両手を頭の後で組むんだ、祥子」 
手首にまだ微かに紅い痕を付け、だるさすらのこる腕をゆっくりと頭の上で組みます。
身体の前面にはGカップのたふ・・ん・・と揺れる乳房の上下に紅く縄の痕が、背中には30回の鞭打ちの火襷のような痕が・・・いまはもうほんの微かではありますが残っておりました。
「足を開け。聞こえなかったのか、祥子」 
今日待ち合わせ彼の車の助手席に乗り合わせたときから嬲られ続けて、わたくしはもう理性などすっかり麻痺させていたのです。男性の言葉の通りに脚を開きました。
つっ・・・わたくしの胎内に放たれた精液と経血が左の内股を流れてゆきます。
「おねがい・・です お風呂に・・」 
二人の体液だけが溢れたと思っていたわたくしは、あまりのはしたなさに脚を閉じ腕を下ろそうとしたのです。
「動くな、そのままだ祥子。またお仕置きをされたいか!」 
お仕置き・・・縛られて吊るされ鞭打たれた記憶が・・わたくしの動きを止めました。
「ゆるし・・て・・見ないで・・」 
うつむくと同時に肩から乳房にしなだれかかる漆黒のロングヘアと、秘所の茂み以外のわたくしの身体は・・・脚の間を滴り流れる淫らな液体さえもが・・・紅と白の彩りだったのです。
 
「祥子、良く耐えたな。良かったよ」 
ボクサーパンツだけを身に付けた男性は、わたくしの回りを品定めをするかのように歩くと・・・満足げに頷いて、漸く許しの言葉を口にしたのです。
「生理がはじまったみたいだな。辛くないか」 
髪をなでる男性の手の感触にうっとりと身をまかせていたわたくしは・・その言葉で我に帰ったのです。
「あっ・・・いや・・」 
膝まで流れた体液に混じる赤い色を、はじめて認識してとっさに脚を閉じ腕を下ろしたのです。その時期特有の子宮のにぶい痛みを感じてはいたものの・・・責めがもたらしたものだと・・疑ってさえいなかったからです。
「ふっ 予定外だったのか?祥子」 
うつむいたわたくしの顎を引き上げる様にして長谷川様が質問をなさったのです。
「・・・はい」 
目元を赤く染めて・・・答えました。
「身体がそこまで反応してくれるとはな。可愛いやつだ、ますます気に入ったよ祥子」 そしてこの夜でもっとも優しいディープキスを・・くださいました。
「お風呂に入っておいで。朝までもう数時間しかない、ゆっくり眠ろう」 
広いバスルームに連れていくと・・・わたくし1人を残して長谷川様は部屋に戻ってゆかれたのです。



祥子からの手紙-8

こんばんわ 長い・長い夜が・・・漸く終わりました。
 
わたくしがシャワーで身を清め・・・掛け流しになっていたお風呂で痣のついた身体を十分にあたためてから出ると、そこにはなめらかなシルクのスリップとTバック、そしてひっそりと生理用品がバスタオルとともに用意されておりました。
ひりつく背中さえ、やさしいスリップの感触が癒してくれるようでした。
ベッドに戻ると・・・淫らな体液で濡れていたカバーは外されて・・・白いシーツをめくりあげて長谷川様が待っていてくださったのです。
ベッドに腰掛けたわたくしに・・・2度・・口移しで冷たいミネラルウォーターを飲ませると「少しでいいから休みなさい」と言いおいて、男性はバスルームに向かわれたのです。
 
そのまま寝入ったわたくしは次の朝、彼の腕枕で起こされるまでの数時間・・・泥の様に眠ってしまいました。
 
翌朝・・・言葉通り、長谷川様は切り刻まれたランジェリーの替わりを・・もう一組プレゼントしてくださったのです。
ブラウスの袖口から見える赤い痕を指でなぞって 「祥子 また連絡するよ」 そう仰った理知的な横顔が印象的でした。
 
縄痕は・・・1週間ほど消えませんでした。
 
わたくしにはM性があるのでしょうか。
そして次に長谷川様に誘われたとき・・・わたくしは応えてしまうのでしょうか。
 
あの夜の疼きはまだ身体の芯に残っているようです。